私が大好きなコミック「ミステリと言う勿れ」
こちらは大人気コミックとして、菅田将暉さんの主演でドラマ化されましたね。
こちらの原作の中で、私が特に好きなのは、青砥刑事。
主人公の久能整君が最初に巻き込まれる殺人事件を担当した刑事課の刑事です。
実はその後も整君は「してんちょう」と名乗る犯人が起こす誘拐事件に巻き込まれてしまうのですが、それには青砥刑事が関わったと言われる「鍵山事件」が鍵になっているんです。
こちらの事件について、真相はどうだったのか、また冤罪事件だったのかと言う事を、これから書いていこうと思います。
一部ネタバレもありますので、もし先に本誌を読みたい!と言う方はこちらから読んでみて下さいね!
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鍵山事件とは?
「ミステリと言う勿れ」
最初の事件で久能整を取り調べる事になる青砥刑事には「鍵山事件」というキーワードがありました。
この「事件」が、青砥刑事の人生を翻弄し続ける事になります。
一体どんな事件だったのか、これから説明していきます。
8年前の殺人事件
8年前、青砥刑事がまだ新任の刑事だったころ起きた殺人事件が「鍵山事件」です。
それは世田谷区の多摩川沿い、神奈川県との境目にある、鍵山地区と言う所で起きました。
事件の被害者は小学2年生の雪ちゃん。
事件当日には放課後学童保育で児童館にいて、5時過ぎに友達と一緒に帰り、途中で友達とも別れ、1人になった時には目撃者も多くいました。
しかし帰ると思われた雪ちゃんは、家には帰りませんでした。
心配した親が夜に通報。
捜索のかいもむなしく、翌朝早く、雨の中、川の護岸コンクリートの上で遺体となって見つかりました。
雪ちゃんは首を絞められていて、ブルーシートに巻かれた状態だったと言います。
着衣に乱れがなく、暴行の跡もなかったので、いたずら目的の末だろうと考えられていました。
さらに首に白いタオルの繊維もあり、凶器と断定。
しかしそのタオルからは犯人らしきDNAや指紋はもちろん、遺体からも出る事はありませんでした。
雨のせいで足跡も残らず、タオルもスーパーで売られている量産品だったので捜査は難航。
犯人の意図もわからず、事件は暗礁に乗り上げてしまいました。
青砥刑事は最前線で
青砥刑事は当時本庁勤務。
初めからこの事件に関わっていました。
さらに青砥刑事は班を一つ任されていた事もあり、最前線で解決に向け動いていました。
そして近隣に住む前科のある、小児性愛の傾向のある者として、「小諸」という男性を容疑者としてピックアップ。
実は小諸は事件の前の年、通りすがりの少女の写真を撮り、少女の母親ともめていました。
その件は警察官に厳重注意されただけで事件にはならなかったものの、青砥刑事は当時の小諸の動向を調べました。
小諸は住宅の屋根や外壁の修理をするバイトをしていましたが、殺害された雪ちゃんの帰り道のすぐ横で作業をしていました。
しかし小諸は雪ちゃんの存在に気付いたかは否定します。
さらにその3ヶ月後には二人目の子どもが殺されてしまいます。
この被害者も同じように、友達と別れて一人になったところをさらわれています。
この時も被害者の帰り道で作業をしていのが小諸。
夕方以降のアリバイもなく、妻子も実家に帰っていたため、アリバイは不明でした。
そして、青砥刑事たちは監視をつけたのにもかかわらず、2カ月後には3人目の被害者が出てしまいます。
しかしこの時に、被害者を包んでいたブルーシートからは小諸の指紋が出てきたのが証拠になり、小諸をひっぱり出すことに成功。
ちなみにブルーシートは小諸の仕事場から盗まれたものでした。
小諸の自白
小諸は当初犯行を否定。
実は小諸は少女が好きで、勝手に写真を撮ってはSNSにアップしていたと言います。
しかしそれは「うちの娘と似ていて、可愛かったからつい撮っただけなんだ」「道端に子猫がいたら撮るでしょ。それをSNSにあげるのと同じ。みんなやってるじゃないですか」という、何の気なしにやったものだと主張。
「被害者たちには声をかけてない、見ていない」と否定したものの、家宅捜索に入った時に、犯行に使われたタオルと同じものが大量に発見され、被害者の写真の隠し撮りがありました。
結果、小諸はかわいいからつい写真を撮ったが殺していない、と言い張るものの、最終的には死刑にならないために自白を始めました。
隣人夫婦の証言もあり、結果逮捕に至りました。
賞を受賞後も左遷
青砥刑事はこの事件の犯人逮捕の功績から表彰されたと言いますが、小諸は何とその後の裁判で無罪を主張。
自白は強要されたと言い張り、10回の公判で1年半後に無罪が言い渡されました。
検察も証拠不十分で控訴を断念しています。
世間から冤罪事件とバッシングをされたこともあり、この件で青砥刑事は責任を負う形で左遷されています。
ただ、青砥刑事は「無実と無罪は違う」と今でも冤罪ではないと信じていました。
しかし、この事件はまだ解決はしていませんでした。
青砥刑事と久能整は別の誘拐事件に巻き込まれてしまうのでした。
冤罪なのか真実についても
今回の青砥刑事の「鍵山事件」
遠い昔の話と思い、青砥刑事も時にその事件の事を思い出していました。
久能整と話したことによって、自分なりに冤罪だったのかどうか、再び調べ始めていたと言います。
実際に真実なのかを突き止める前に、青砥刑事は別の事件に巻き込まれてしまうのですが・・・
真実はどうなのでしょうか?
新しい誘拐事件の中で
今回、久能整は大きな荷物を持って走り回る一人の男性と出会います。
彼は急いで電話ボックスに走り、場所がわからず困っていた彼に対し、手助けをする久能整。
その電話で久能整は「してんちょう」と名乗る男性と話をします。
それが新しい誘拐事件の犯人だと思わずに・・・
しかし不審に思った久能整は大隣署に「誘拐事件は起こっていないか」と電話。
そんな時に青砥刑事の元にかかってきた電話からは「娘さんを誘拐した」と言うもの。
しかも娘の命を助けてほしくば、「別の子どもを誘拐しろ」と犯人から要求されます。
その犯人も「してんちょう」と名乗ったことで、その後おしかけた久能整が話した不審人物と繋がり、整が出会った男性が、過去の鍵山事件で自白し、その後無罪となった小諸だと判明。
犯人の指示でたどり着いた場所には、「鍵山事件」の関係者がいました。
それぞれの関係者たちも、同じように子どもを誘拐され、ここまでおびき出されたと言います。
その中には、誘拐された青砥刑事の娘さんや、小諸の姿もありました。
「嘘をつかない」ポイント制のデスゲームが始まり、自分のせいで誰かが死ぬかもしれないという緊張感の中、青砥刑事と久能整は「鍵山事件」の真実を突き止めていく事になります。
冤罪の真実
久能整と青砥刑事は、鍵山事件の関係者から一つ一つ、真実を追求していきました。
犯人も「真実が知りたい」という名目で、次々と過去の事件について質問をし、天秤を揺らし続けていきます。
実はこの「犯人」こそが、「鍵山事件」を起こした「真犯人」でした。
そしてそれは、小諸ではありませんでした。
彼は確かに小児性愛を持ち、幼い女の子の写真を撮っていたものの、殺人には至らず、しかしその趣味が災いし犯罪者の疑いをかけられてしまったのです。
真犯人は別にいて、ずっと青砥刑事や他の関係者の事を、ただひたすらに見つめていました。
「あなたが犯人ですか?」
この言葉をずっと待ちながら。
青砥刑事が久能整の推理力に助けられ、そう聞いた犯人は、顔色一つ変えずに「やっと私に聞いてくれましたね」と安ど感をあらわにしています。
なぜ幼い子どもは殺されなくてはいけなかったのか。
それは彼自身のやりきれない過去と、幼い我が子の命が関わっていました。
しかもこの事件にも、あの星座のモチーフが関わることになっていたんです。
鍵山事件をめぐる真相は、コミック「ミステリと言う勿れ」9巻と10巻に収録されています。
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ポイント制で参加者の命が落とされるという危険なゲームに巻き込まれる中で、少しずつ真実に近づいていく久能整の推理力、子を思う青砥刑事の思いが見ものです!
青砥刑事の元奥さんもカッコいいので、必見の内容です!
これはコミックを読んでみた方が臨場感も面白さも伝わってきますので、ぜひ一度読んでみて下さいね!
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「ミステリと言う勿れ」について
今回ドラマ化もされた「ミステリと言う勿れ」
ミステリと言う勿れ 1 (フラワーコミックス α) [ 田村 由美 ]
電子版を含めた本作の単行本累計発行部数が、2021年12月時点で1300万部を突破しているほど人気の作品です。
2021年7月には1か月の電子版の売り上げが小学館の歴代最高を記録。
「読者の目に映る世界がひっくり返る、ミステリ作品」と評され、雑誌「ダ・ヴィンチ」の2018年8月号ではプラチナ本として紹介されています。
かくいう私も思い切りハマっているファンの一人です。
ドラマ「ミステリと言う勿れ」のあらすじ
大学生の久能整は、ある日近所に住んでいる同じ大学の同級生が殺され、自分に容疑が書けられていると知る。
彼は取り調べの中、同席した刑事から話を聞き、少しずつ殺された同級生の事件の謎の真実にたどり着いていく。
彼の持論は興味深く、刑事たちを巻き込み、そして次第に変えていく。
全く新しいミステリードラマ。
これを観たら、普通のミステリーでは満足しなくなりますよ!
おわりに
今日は「ミステリと言う勿れ」の青砥刑事の関係について書いてみました。
青砥刑事はキャラクターの中でも特に人気がある刑事です。
やっとミステリと言う勿れの最新刊読み終わったんだけど青砥刑事しゅきーーードラマどの話までやるのかなぁ是非やって欲しいのが何個かあるんだけど…新しすぎて絶対やんないけど最新の青砥刑事の回は天秤とかが絵じゃ理解できないから普通に映像で見たい()
— あっし~ (@s_u_h_o_94) December 29, 2021
ワァアア
ミステリと言う勿れ10巻、眼鏡大好き青砥刑事推しのワイには最高でしたわ
やばかったわ~~~~
いい年越せそうですわ— mayumin P (@mayumin16106191) December 19, 2021
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!