ジブリかぐや姫の物語の裏話エピソードは? 御門のアゴが長い理由も

この記事は4分で読めます





こんにちは!みやもんです。

高畑勲監督の代表作「かぐや姫の物語」が、今改めて話題になっていますね。

誰もが聞いた古典「竹取物語」の新しい解釈を交え、表現豊かに全く新しい作品として生み出した高畑勲監督の映画。

実は様々な面白いエピソードがある事はご存知でしょうか?

今日は、制作や声優さんに関しても、いくつかのエピソードを今回ご紹介したいと思います。

1:制作の面白エピソードって何があるの?

こちらの作品、2013年11月に公開された映画ですが、実はこの映画、企画開始から8年かかっており、また25億の興行収入でありながら製作費は50億円かかっているんです。

25-50(単位は億です)=25億・・・

赤字じゃないですか・・・

スタジオジブリ作品ではこの映画公開の前年の2012年、「風立ちぬ」で120億円の興行成績を残していますが、利益のほとんどをこの「かぐや姫の物語」の赤字に持っていかれているんです。

(「風立ちぬ」いい映画でしたね)

「どこまで赤字が膨らむかが見ものですよ(笑)」と鈴木プロデューサーが笑って取材に答えていたことがありますが、笑いごとじゃないですよね。

いや、ここまで負債が大きくなると、笑うしかなくなるのかもしれませんね。

ここまで費用をかけたのだから、ちゃんと元を取らないといけないと思って営業していますよ」という、この映画の宣伝理由が「映画良いからぜひ見に来て」という理由ではないことが起きていたのは、映画が完成するまでのたくさんの紆余曲折にあるからです。

そもそも、高畑勲監督という人は、雑談という日常会話でも高レベル過ぎてついていける人がいない位特別な存在でした。

また、大変厳格な方で「いつもお世話になっております」と挨拶した日には「私はあなたのお世話はしていない!!」と怒られてしまうほどだったそう。

えーーー・・・と絶句してしまいそうですね。「そんなつもりじゃ・・・」と言ってしまいそう。

映画の話なんてとんでもなく、高畑監督と話をすることすら、並の人間では難しいことだったとのこと。

この映画のプロデューサーで、監督の担当でもあった西村義明さんは、監督との距離を縮めて映画を作ってもらうため、500日以上高畑監督のもとに通い、ニュースの雑談から歴史や文化に至るまでの教養的な話まで幅広く話をし続けたそうです。

そしてしびれを切らし「あなたの映画を作りたい!」と熱く高畑監督に詰め寄ったことで、その熱意を汲み取った監督がついに映画作成に着手し始めます。

ただ、全く進まず、何度も何度も通い詰めた後「あなたがいると雑談で進まない、あなたがいなくても進まない」というわけのわからない状況になってしまったとか。

それでも脚本を坂口理子さんにお願いし、作画もアニメーターの田辺修さんに決まり、順調に行くと思われたのもつかのま、田辺さんが「いや、私山で生活したことないから描けない」「十二単ってどんな風に着て歩くのか見た事ないから描けない」というオーノー!な展開に。

このままのペースでいくと2020年の公開になってしまう・・・!と聞いた鈴木敏夫プロデューサーは吐き気を及ぼしたとか。

結局、12時間ぶっ通しで「やるかやめるか」そのものの話し合いも何度も行われたとか。

それでも「やる!」と決まってから、たくさんのアニメーターを動員することで、実質8か月ほどで完成させたものなのです。

ここまで制作費用が膨れ上がったのも、こういった時間との勝負を人海戦術で切り抜けたことが背景にあげられます。

制作期間が長いのも、結局順調に・・・というわけではなく、半年待って脚本が9ページしか進まず、途方に暮れた事は一度や二度ではないとのこと。

そのような苦労があって出来上がった作品だったとは驚きですね。

映像から全く伝わってきません(当たり前ですが)

西村さんの苦労が報われた映画だったのですね。驚きです。

 

 




2:出演声優さんの面白エピソードは?

こちらの作品、何だか声優さんの顔と役の顔がとっても似ていませんか?

ほんわか系なイメージそのまんまですね。

眉毛の感じ、目のあたりや顔の輪郭が似ていますね。

それはなぜか?

それもそのはず、この映画では、先に声を録り、その声に基づいて画を描くという、プレスコアリング(プレスコ)という方法で描かれていたのです。

つまり、先に声優さんを決めておいて、その声を聴きながら製作者が人物をイメージして映画を作っていくというものだったのですね。

よく、「映画の声と人物のイメージが違う」といったファンの落胆する声も聞かれましたが、この方法を使うと、そういったずれもなく、また、同時進行で制作を進められるメリットもあるんですね!

そして、翁役の地井武男さんは、制作途中に亡くなられてしまいます。

アフレコがセリフの変更などで必要になった部分は、高畑監督たっての希望で、三宅裕司さんが担当することになりました。

アフレコを聞くと、地井武男と寸分変わらないその声に「誰が聞いても違和感がない。地井さんそのものだ」と監督は大満足。

三宅さんも「これで地井さんに恩返しができたかな」と感慨深く振り返っていました。

「どこへ行ってしまったんだよー。おーい、姫よー」というセリフや、姫が月へ帰ってしまい泣くシーンの息づかいなどは三宅さんが担当していますので、意識して聞いてみてくださいね。

三宅さん本人は名前を伏せるよう監督にお願いするも「制作に関わった人はちゃんと全員紹介したい」との事で、「特別出演」という形での出演になったのです。

また、媼を演じた宮本信子さんは、アルプスの少女ハイジの大ファンで、声優はハイジ役がやりたかったそう。

ハイジ役の宮本信子さん・・・色々と想像が膨らみますね・・・

そして、主演の朝倉あきさんは、オーディションの結果がボロボロで「もう落ちた」と落ち込んでいたそうですが、「その悲しみ方が良かった」と逆に監督に気に入られ、今回の起用がきまったそうです。

「悔しい感情がにじみ出ていたから」と高畑監督が起用を決めた理由を知った朝倉あきさんは「複雑ですけれどね」と苦笑い。

それでも主演に大抜擢された喜びをインタビューでは述べていました。

高畑勲監督の着眼点は意外な所にある事を知らされたエピソードですね。

それほどまでに「人間性」を重要視していた高畑監督だからこそのキャスティングですね!

そのほかにも配役にピッタリの声優さんがキャスティングされています。

かぐや姫の物語でおじいさん役や御門役の声優さんは誰?他のキャラクターの出演声優も紹介!

3:御門の「アゴ」誕生エピソードは?

この作品で完全に意識を持っていかれるほど注目を浴びたのが、御門(みかど)の顔。

顎が長い!そうでなければイケメンなのに・・・!

それもそのはず、こちらのキャラクターは最初はこのままイケメンだったそうです。

ただ、「御門の顔の一部分を崩してみたらどうか」という監督のアドバイスによって、顎を長くしたイケメン御門が出来上がったとか。

そうでなければただのイケメン御門がかぐや姫のそばにいたんでしょうね・・・

さすが監督です!面白すぎですね!

狙い通り顎にばかり注目が集まりました(笑)

4:まとめ

いかがでしたか?

意外と知らなかったこの映画の裏側の興味深く面白いエピソード。

こういったエピソードを知ると、さらに深くじっくりと映画を観てみたくなりますよね。

この映画のテーマ「姫が犯した罪と罰」の意味は何だろう?

監督やプロデューサーがここまでの年月と費用をかけて伝えたかったことは一体何だったのだろう?

ご自分の中でそれを胸に置きながらもう一度観て、監督が描いたかぐや姫を感じてはいかがでしょうか?

きっとこれまでとは違うメッセージが伝わってくると思いますよ!

そしてきっと、アゴな御門も注目すること間違いなしですね!

最後は劇中に流れてくる音楽のカオスにも触れてみてくださいね!

かぐや姫の物語のEDの歌やお迎えの曲の名前は何?Twitterでの感想も




  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。