こんにちは!
SNSで人気に火が付き、今や本やグッズ、そして映画まで決定してしまった「100日後に死ぬワニ」
100日後に死ぬワニ (ゲッサン少年サンデーコミックス) [ きくち ゆうき ]
書店でも飛ぶように本が売れていました。
そしてそんな「ワニロス」な人たちにとって、またまた興味深いコミックがSNSで話題になっています。
それは「眠れないオオカミ」という漫画です。
@onionidukaduka
「100日後に死ぬワニ」に続いて、
「眠れないオオカミ」が話題になってるそうですよ~。 pic.twitter.com/dwoeGU75U8— タヌキのタヌキのヌキバナナ (@codanuki66) April 19, 2020
この「眠れないオオカミ」というタイトルも気になりますよね。
一体どんなお話なのでしょうか。
今日はそれについて書いていこうと思います。
「 眠れないオオカミ」のあらすじを紹介!
それではまず、気になるのは「眠れないオオカミ」のあらすじですよね。
荒野にたたずむ一匹の孤独なオオカミが主人公
このお話しは、ある荒野に一人でただ立っている孤独なオオカミが主人公。
そのオオカミの元で起こる様々な出来事や出会いを描いたお話です。
オオカミはなぜかそこで一人立ち、また毎日眠れないことをぼんやりと考えながら過ごしています。
また、オオカミは精神的な原因から、なぜか左足が地面について全く動けない状態になっているんです。
そう、オオカミは「眠れない」だけではなく、「動けない」オオカミだったのです。
様々なキャラクターが登場
そんなオオカミの元に、ハチやクマ、そして息子をオオカミに殺されたモグラ、また過去に因縁がありそうなやさぐれたオオカミ、さらには大ガエルといった個性的なキャラクターが訪れます。
そのキャラクターはオオカミに対して優しくしてくれたり、かたやボコボコに殴ってしまい、食べてしまいそうになるといった敵になったり、様々です。
オオカミはしゃべりません。
周りのキャラクターがその気持ちを繊細に受取り、代弁し、ストーリーを膨らませてくれます。
そして彼らとの出会いによって、オオカミの心は良い方や悪い方に傾き、そしてまたいつもの日常である「動けないオオカミ」に戻ります。
どんなキャラクターと出会い、彼の心を動かしていくのは誰なのか。
同じ場所で動かず、眠れずにただ暗い空を見上げるオオカミの話に吸い込まれてしまいますね。
キャラクターそれぞれに過去がある
このお話しでは、登場するキャラクターに何かしらの過去があります。
例えば最初にオオカミに声をかけ、「君の過去を埋めていくんだ」と新しい種とジョウロを私たミツバチ。
そのミツバチも幼い頃、クマに巣を襲われ、帰る家も仲間も一瞬で亡くしてしまった過去がありました。
また、息子を殺されたモグラ。
そのモグラは、オオカミに声をかけた息子をオオカミに殺されてしまっています。
メスの白いオオカミは、眠れないオオカミを連れて逃げ出し、幸せな日々を送っていたものの、殺されてしまった過去があります。
「幸せな雰囲気」が漂わない「眠れないオオカミ」の登場キャラクター。
常に「孤独」がつきまとう雰囲気のストーリーですね。
「眠れないオオカミ」の最後はどうなる?
今回話題となっている「眠れないオオカミ」
まだ10話ほどしか更新されていません。
最終話はどうなっていくのかが気になりますよね。
作者にすらわかっていない
実は今回の「眠れないオオカミ」は、作者のしたら領さんも悩みながら描いているそうです。
「話数を重ねるごとにプロットを捨てて、また描き直したりしています。」
つまり作者も試行錯誤を繰り返しながら、描き続けているような印象です。
実は「動けない」状態で書くのは、したら領さんとしても非常に難しいんだとか。
ただ、制限があることによって、余計なことを考えずに済んでいるという部分もあるようです。
だからこそシンプルなストーリーになっているんですね。
ハッピーエンドには持っていくつもり
作者のしたら領さんの元には、多くのコメントと共に、どんな結末になるかが気になるといったコメントが届くようです。
したら領さんはこうコメントしています。
「物語は渓流の川下りのようで、操作はできるけど戻れず流されてしまうようなところもあり、自分でもコントロールしきれないところがあります。もしかしたら悲しんじゃう人がいるかもしれないけど、なるべくハッピーエンドになる方には持っていきたいと思っています。気長に待っていていただけたらうれしいです」
常に孤独が漂うオオカミと、何かしらの過去を背負いつつ今を生きる他のキャラクター達。
またすでに命亡きキャラクター達。
それを含んでどんな結末になるのか気になりますが、少しでもハッピーエンドで進めようと作者が考えてくれているのが非常に嬉しいですね。
個人的には「動いて眠れるようになったオオカミ」が、一人去っていくのでは
この作品を読んで、個人的に「こうなったらいいな」と思う結末を予想しますが、
その後大ガエルやハチ、そしてこれから登場するキャラクターの出会いを通して、次第に心に血が通ったように、生きる意欲や意味、目標を取り戻したオオカミ。
すると足も動くようになり、ぐっすりと眠れるようになりました。
「人を信じ、自分を信じること」を取り戻したものの、オオカミはその後ハチや大ガエルの前に姿を現すことはありませんでした。
行方を心配している大ガエルに、ハチはにっこり笑い、「大丈夫だよ、きっと」と繰り返していました。
そこには、ハチがあの日オオカミにあげた「種」が花を咲かせて荒れ地を彩っていました。
・・・・といった感じの結末だと、心もほっこりしてハッピーエンドになるのかな、と思うんですよね。
考えられる最終話としては
・ハチと一緒に旅に出る
・一人で旅に出る
・自分は一人じゃないと満たされながら息を引き取る
といった展開になるのかなーと思いました。
どこで最終話になるかわかりませんが、更新されたらこまめに見ていきたいものですね。
「眠れないオオカミ」の感想を紹介!
今回私も「眠れないオオカミ」を読んでみました。
個人的な感想
個人的な感想をここに述べていきますね。
最初よんだ時は衝撃でした。
説明やオオカミ本人のセリフも少なく、「?」と思う所もありました。
「なぜここでこのキャラクターが出てくるの?」と思うこともありました。
ただ、読み進めていくと不思議とその物語の雰囲気に引き込まれていきました。
声をかけてきたモグラを食べてしまったり、ハチがくれたジョウロの使い方がわからず困っていたり、襲ってきたオオカミ?にボコボコにされても返り討ちにしたり。
思わず目をそむけたくなるシーンもありますが、不思議とそこにも惹かれてしまいました。
常に漂う「孤独感」と、他のキャラクターにもどことなく香る「孤独」の香り。
また、「善」と「悪」という感じでハッキリと分けられていない感じがするので、どう転ぶのか全く分からない印象です。
ただ、「生」と「死」「善と悪」がわけられていないものの、キャラクターを嫌いになれないのは、誰もが何かを抱えながら生きているのではないか、とも思いました。
白いオオカミとの思い出だけが色づいているので、そこだけがオオカミの幸せなんだろうなあと感じました。
一つだけ、少しだけ残忍なシーンがあるので、小さな子供にとっては刺激が強いかなという印象を受けました。
何度も読んでいくと不思議と惹かれ続きが読みたくなる、そんな不思議な話でした。
Twitterでも様々な反応があった
Twitterでも色々な反応がありましたのでご紹介しますね!
ワニより眠れないオオカミのが世界観が好き🐺
— 派遣の枯金ちゃん (@yiXH6EExKsqw9tj) April 19, 2020
眠れないオオカミおもろいやん!
— ジャパネット@垢これ1つしかない (@tktktk_purrrr) April 19, 2020
今、不安や悲しみで眠れない人達にも読んで欲しい話だと思います。#眠れないオオカミ
— ちとせこ (@Chitoseko2) April 12, 2020
え?!オオカミ!!オオカミいぃいいぃい!!!どうなってしまうの!!!!#眠れないオオカミ
— サトムラマヨ (@mayomayoma8) April 15, 2020
眠れないオオカミはつい見ちゃうけど
絵が怖いから好きになれない— えれな (@generation_bull) April 19, 2020
一度読んでみる価値はありますよね!
「眠れないオオカミ」はどこで読めるの?
また気になるのはこの「眠れないオオカミ」がどこで読めるのか、ということ。
私も色々と探しました。
Twitterでもアップされている
作者の「したら領」さんのTwitterには、「眠れないオオカミ」の話がtweetされています。
「眠れないオオカミ」① pic.twitter.com/6erGWHIUh2
— したら領 | マンガ (@shitara_ryo) March 28, 2020
ここでは順に話を読み進めることも出来ますし、フォローしておくと最新話の更新もすぐに気づくことができますのでお勧めです!
noteではまとめて見ることができる
したら領さんはnoteで「眠れないオオカミ」以外にも次作の作品を掲載しています。
コチラのサイトであればまとめてみることができます。
色々と短編の話を書いていましたが、「眠れないオオカミ」が一番評価が高かったとのことですが、他の作品も独特なので、一度読んでその世界観に触れてみることもおすすめします!

おわりに
今日は「眠れないオオカミ」について書いていきました!
不思議な雰囲気で、読み終わった後も心に残り、考えさせられる作品です。
これからも楽しみにしていましょう!

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!