愛する旦那様と結婚し、めでたく妊娠、そして出産。
周りから見たらうらやむことが、自分にとって非常に辛いことってありませんか?
特に出産をすると、まさに出産した日から子育て期間に突入するため、わけのわからないまま育児をしなくてはならなくなります。
とにかく赤ちゃんは泣いておっぱいをほしがります。
それが頻繁になるとママと言えどしんどいもの。
頻回授乳がしんどい時に乗り越えるコツを、私の体験談からお伝えしていきますね。
頻回授乳がしんどい時を乗り越えるコツまとめ!
赤ちゃんを産んで、楽しく子育てするぞー!と思ったのもつかの間。
数時間おきにしなければいけないのが「授乳」ですよね。
しかも授乳は1回あげたら終わり!というわけではなく、赤ちゃんが成長するまでは続くのが授乳ですよね。
この頻回授乳がとにかくツライんですよね、母親になりたての頃は。
特に寝不足というのが私は本当にしんどかったです。
そんな頻回授乳がしんどい時に乗り越えるコツを紹介していきますね。
頻回授乳できている自分を褒めよう
ママになりたての頃って、自分の思うイメージや育児雑誌で見たような「なんでもできるママ」とのギャップに落ち込んでしまう事があります。
そう思い落ち込むことって新米ママには少なくないことなんですよね。
ただね、まずはこう思ってください。
「自分もしんどいのに頻回授乳ができているのってスゴイ」って。
赤ちゃんを育てることは、周りが思っているより大変で、そしてすごいことなんですよね。
だって赤ちゃんの子育てって24時間関係ないですよね。
それを慣れないながらもちゃんとやっているママってすごいんですよ。
まずはそれについてしっかり自分を褒めるようにしてあげてくださいね!
リラックスできる音楽を流す
頻回授乳で辛い時、そのしんどい気持ちは赤ちゃんにも伝わります。
不思議なもので、へその緒でつながっていなくても、ママと赤ちゃんは以心伝心してしまうものなんですね。
頻回授乳でしんどいのは「おっぱいをあげているのになかなか寝てくれない」ことでもあります。
産後はどうしても神経が高ぶっている状態が続き、頻回授乳となると無意識に神経を張り詰めていることもあるのです。
そのため、まずは親子ともにリラックスできる環境を作りましょう。
好きなグッズを置いたり
リラックスできるお香をたいたり
親子のリラックスに効果的な音楽を流してみましょう。
案外環境を整えるとリラックスすることができますし、気分転換にもなります。
CDは1枚あると、寝かしつけの音楽などにも使えますので、持っていて損はないです。
今だけだと思う
頻回授乳って辛いですよね。
私も出産直後から一日寝るのも関係なく8回以上授乳をしていました。
ただ、頻回授乳はいつまでも続きません。
自分が授乳になれ、赤ちゃんも吸う力が強く上手に吸えるようになると、だんだんと楽になってきます。
授乳の間隔も2~3時間から4~6時間おきになり、また授乳時間も5分×2回などとすぐに終わることになります。
また、生活リズムがだんだんと親子共についてきて、授乳が当たり前になるとそこまで苦にはならなくなりますので、必ず楽になる時が来ます。
楽になったら何か自分に大きなご褒美をしよう・・・と計画しておくと乗り越えられますよ!
授乳以外は家族に頼る
私が辛かったのは、授乳以外のおむつ替えや家事に時間がかかり、結局体を休める時間が全く取れなかったことです。
出産後のママの体は非常に疲れています。
そしてその疲れを取る時間もなく、子育てが始まるのです。
ただ、授乳一つにしてもママへの負担は大きく、それ以外のことができなくなるのは当たり前です。
授乳のリズムがついて慣れるようになるまで、ママの体がしっかりと休めるようになるまで、授乳以外のことは家族に頼るようにしましょう。
2人目の出産時に夫が育休とってくれたら、回復スピードが全然違って驚いた。授乳以外の育児家事は基本夫にお任せで、極力横になって過ごしたからだと思う。1人目の時は日中ワンオペで夜も寝れなくてしんどかった…。男性は出産に関してダメージを負わない分、全力でパートナーを支えるのが役割だよ。
— みそ (@wakana0214) September 17, 2020
子育てはママ一人で行うものではありません。
オムツ替えや着替え、お風呂や寝かしつけなどは、ママじゃないとできないわけではありません。
もしワンオペで誰にも頼れない、ということであれば、食事や洗濯、掃除といった家事全般をアウトソーシングで頼むこともアリです。
子育てはイライラしがちなもの。
絶対しなくていいことは、家族やサービス会社を頼っていってもいいのです。
子育ては一人でするものではありません。
周りを頼ったからと言って「ママ失格」「できないママ」ではありません。
むしろ「一人でため込んでストレスをため込まないようにする賢いママ」なのです。
頼れるものはしっかり頼るようにして、一番大切なママと赤ちゃんの環境を整えるようにしましょう。
やらなくてもいいことはやらない
こちらも先ほど言ったことですが、
「今絶対にやらなければいけない」こと以外は、やらないようにしてもいいです。
例えば出産前は毎日掃除をしていたのを、1日おきにする
旦那さんの夜ご飯を、産後1か月は外で食べてきてもらう
と言ったように、子育てをしているママの負担を一つでも減らすようにしていくということです。
出産前と同じペースで家のことや仕事をするのはハッキリ言って産後は不可能です。
ガマンしてやり続けると、どうしても余裕がなくなり、赤ちゃんが泣いた時イラっとしてしまいがち。
周りにちゃんと相談して、しなくてもいいことは手放すようにして少しずつ楽にしていくようにしましょう。
私の場合は買い物に行く余裕も、自分や夫の食事を作る余裕もなかったので、らでぃっしゅぼーやの宅配サービスで乗り切りました。
そして、有機野菜という事で素材が美味しいので特別な調理をせず、サラダやそのままで出していました。
宅配は今だけ頼る・・・という方法でもよいですね!
お試しセットなどもありますので、一度お試しで食べてみるといいですよ!
生まれる前の楽しい気持ちを思い出す
これは私がしたことですが、ゆったりした音楽を流した上で、赤ちゃんが生まれる前のワクワクとした気持ちを思い出してみましょう。
赤ちゃんがお腹にいる時って、早く会いたい・・・って思ってワクワクしていましたよね。
そしてお腹を痛めて頑張って産みましたよね。
その気持ちを今一度思い出してみましょう。
きっと赤ちゃんにも自分にも優しくなることができます。
そんな気持ちを思い出させてくれる本がありますので、こちらも読んでみるといいですよ。
頻回授乳に疲れた時の対処法
毎日毎日続く授乳。
気付いたらずっと授乳ばっかりしていて、もう疲れてしまった・・・ということもありますよね。
今日の娘はずっとご機嫌斜めだった
頻回授乳疲れたよ— あこ (@aidaako) December 12, 2018
ママは本当にお疲れ様なんです。
頑張っていても疲れてしまう事ってありますよね。
頻回授乳に疲れた時はどうしたらいいのか、それについて書いていきますね。
ミルクを使ってパパに相手をしてもらう
まず、疲れた時はミルクにしても大丈夫です。
完全母乳でないといけない、ということはどこにもありません。
もし母乳が飲み足りない、でも母乳が上手く出せないという時、ミルクを足していくことも方法の一つなのです。
私は完全母乳の産婦人科で出産したので、本当にしんどかったですが、今思えばミルクと混合で行けばよかったと思うくらいです。
母乳出ないのでパパにお願いしてミルクをあげてもらい、その間は自分は体を休ませるということを優先しましょう。
パパにも赤ちゃんの頃から育児参加をしてもらいましょう。
一人で外出する
こちらもパパや家族にお願いして実現してみましょう。
30分でもいいので、赤ちゃんを預けて一人で外出してみましょう。
ちょっと歩いた先のコンビニや喫茶店、書店や図書館など、自分が行きたいと思う場所に行ってみましょう。
思ったよりも外出は気分転換になります。
気分転換をすると、嘘のように赤ちゃんに優しくなれますので、やはり一人の時間は貴重ということがわかりますね。
ママは出産してから、赤ちゃんを優先して生きています。
少しだけでも「自分を優先する」時間を持つようにしましょう。
子育て支援など同じ悩みを持つ人と話す
頻回授乳が多くて疲れた・・・という時、私が本当に楽になったのは、子育て支援センターなどにいき、そこにいる支援員さんや、同じように子育てを頑張るママさんと話をしたことです。
同じような子育ての悩みを持っている人と一緒に話をすると、共感してもらえたり、アドバイスをもらえることもあります。
赤ちゃんの子育ては本当に大変なもの。
案外同じようなことで悩み、それを乗り越えたママはたくさんいます。
そういった人と話して、たくさんリラックスをしておきましょう。
好きなことをする
頻回授乳に疲れた時は、どうぞ自分の「好きなこと」をしてみましょう。
それは
- 好きな服を買う
- 好きな音楽を聴く
- 好きな映画を見る
- 好きな食べ物を食べる
といったことで、自分が思う「好きなこと」でいいんです。
大きい・小さいという比較はありません。
10分でもいいです。
自分が思う「好きなこと」をしてみましょう。
それだけで「精神的な」疲れを取り、自分の心を満たすことができます。
寝る
疲れた時はこれが一番ですね。
赤ちゃんと一緒に寝てしまいましょう。
寝ることは自分の体はもちろん、精神的にも休めることができますので、心身共に元気になれる最も簡単な方法です。
産後はこの「寝る」という事がなかなかできないんですよね。
でも、疲れた時、少しでも時間がある時は寝ていいんですよ。
この時のポイントは、寝具もしっかりとこだわる事!
短時間しか眠れないからこそ、疲れが取れる寝具を取り入れるのがおススメです。
疲れが取れるかどうかは、使っている寝具によってもかなり変わります!
私はひとまず枕から変える事にしましたが、かなり睡眠の質が良くなったので、疲れを翌日に回すことなく出来るようになりました!
睡眠が少なくても、少しでも疲れを取っておけるよう、自分自身も大切にしましょう!
頻回授乳をやめたい時の対処法
頻回授乳がしんどくて「やめたい!」と思うママはたくさんいるのではないでしょうか。
かくいう私も「こんなに辛いならやめたい・・」と何度も何度も思ったママの一人です。
ただ、頻回授乳をやめたい時、いくつか段階を踏むことが大切です。
赤ちゃんとママの体調などに直結してきますので、必ずこれはしておきましょう。
必ず母乳外来を受診
まず、信頼できる母乳外来を受診して相談しましょう。
出産した産婦人科に母乳外来があれば、そこに相談することも良いですね。
そして、
・頻回授乳が辛くてやめたいこと
・何か改善できることはないか
を相談してみましょう。
母乳外来は、母乳に対する悩みはもちろん、頻回授乳に対する悩みにも真摯に対応してくれます。
もしかしたら赤ちゃんの飲み方がまだうまくないだけかもしれませんし、もともと少食なのかもしれません。
さらにはママの授乳の仕方がちょっと違うかもしれません。
そう言ったことを改善すると、案外頻回授乳から抜け出せることもあります。
私は頻回授乳が本当にしんどくてつらい時、母乳外来に行って相談しました。
すると飲ませ方と赤ちゃんの吸わせ方をアドバイスしてもらい、それを繰り返すことで母乳がたくさん出るようになったので、頻回授乳が1時間おきから3時間おきとかなり楽になりました。
一人で悩むよりも専門家を頼る方がはるかに近道ですし、楽になります。
赤ちゃんの発育状況などを考慮
頻回授乳が辛くてやめたい時、必ず赤ちゃんの発育状況も考慮しておきましょう。
母乳外来を受診した時、月齢に対する発育状況なども見てアドバイスしてくれます。

赤ちゃんがまだまだ飲み足りない時に、頻回授乳をやめてしまうと、赤ちゃんの発育に影響が出てしまうこともありますので、個人で判断するのではなく、必ず保健師さんや産婦人科、母乳外来など専門家の意見を聞いてからにしましょう。
赤ちゃんの発育状態を見て、ミルクを足す、母乳がたくさん出るようにする、もしくは授乳回数を減らすなど、赤ちゃんとママにとって最良の方法をアドバイスしてくれます。
母乳外来にも相性がありますので、相性が合う先生に出会えるといいですね。
計画して始める
頻回授乳を始める時
- 母乳外来など専門家に相談する
- 赤ちゃんの状態を考慮
することが大前提ですが、頻回授乳をやめる時は、
- いつやめるのか
- どうやめるのか
といった計画をしっかり立てておくことが大切です。
突然始めてしまうと、母乳のリズムが崩れ、乳腺炎などにかかり大変な思いをする可能性もあります。
また、子どもが突然変わった環境に適応できず、逆に泣き止まなかったり、グズグズがおさまらなかったりと、逆に大変になることがあります。
突然始めるのではなく、段階を踏んで頻回授乳をやめていきましょう。
少し大変かもしれませんが、その方が圧倒的に先々楽になりますよ!
私の頻回授乳の体験談
実は私も頻回授乳がしんどくて、とても悩んだ経験があります。
その経験談をこれからお話していきますね。
赤ちゃんが泣けば授乳の辛さ
私が頻回授乳で非常に悩んだのは、最初の出産の後。
がっつり母乳育児推進の産婦人科で、2~3時間間隔で授乳をするようにを教えられました。
夜も昼も関係なく授乳が続き、慣れない授乳とオムツ替え、そしてちゃんと飲めているかの体重測定。
モタモタしている間に、あっという間に次の授乳が来る。
そんなことを繰り返し、体力的にも精神的にも限界が来るのはそう遠くありませんでした。
誰にも頼れない辛さ
病院を退院後は実家に帰り、1か月ほど実家で母乳育児をしていました。
ただ、食事作りをお願いすることができても、授乳は自分がやらなければならない。
なかなか出ない母乳と、吸い方が下手な赤ちゃん。
授乳時間がどうしても長くなり、授乳中痛みとの戦いでもありました。
「母乳育児をしていると、自分しか頼る人がいない」
家族にも頼れないプレッシャーで押しつぶされそうでした。

母乳外来へ相談、段階的に減らすことに
赤ちゃんを産んで2か月後、ついに精神的に限界が来たので、近所にある母乳外来へ相談に行きました。
母乳外来では、これまでの授乳の回数、悩んでいる事、赤ちゃんの体重の増え方などをカルテに書き、
授乳の姿勢などを細かくアドバイスしてもらうことができました。
そして、あまりにもしんどいということだったので、
少し授乳の間隔をあけて、眠っている時は無理にあげないよう、というアドバイスをもらったため、
少し授乳する間隔を減らして、頻回授乳をやめるようにしてみました。
そして授乳をしない時は、搾乳をして母乳のコンディションを整えるようにして乳腺炎にならないようにしておきました。
そして2週間おきに母乳外来に通い、相談に乗ってもらいがてら、母乳の状態を整えてもらいました。
子どもの成長と共に回数が減り、楽に
頻回授乳をやめ、間隔を少し空けることで眠ることができ、体もだいぶ楽になってきました。
また、家事などは最低限にしてできる限りリラックスすることを務めたら、かなり楽になってきました。
そして母乳外来に通い乳腺炎を防ぐことで、母乳育児がだいぶ楽になってきました。
夜は足りない時は少しミルクを足すなどして調整したことでぐっすり眠るようになりました。
それでも母乳外来に通ったおかげで、赤ちゃんも吸う力が強くなってきたことで、授乳時間も15分ほどで終わるようになり、かなり楽になりました。

4か月を過ぎるころには、かなり楽に母乳をあげることができるようになりました。
その時は4時間、夜は6時間あけても大丈夫になりました。
ただ、母乳がつまらないようにするために食生活には気を遣いました。
頻回授乳をやめても赤ちゃんはすくすく成長して、今はすっかり大きくなりました。
母乳育児が大変なのは最初の頃だけです。
後になればなるほどぐんと楽になります。
おわりに
今日は頻回授乳が辛い時の対処法について書いていきました。
母乳育児は最初はうまくいかなくて当たり前です。
だってぶっつけ本番なんですからね。
周りや専門家の手を借りて、少しでも赤ちゃんとママが楽にできるようになれば大丈夫です。
一人で抱え込む必要はありませんので、リラックスタイムを作って進めていきましょう。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!