子育て

子どもがこぼしてイライラした時の対処法!怒鳴る前に出来る対策も

子育て中、ママや休みなく育児や家事で朝から晩まで時間に追われます。

仕事や家事で休む時間も取れないまま、隙間の時間でちょこちょこ食事を作って、やっと完成した食事。

「よし!食べよう!」と腰を下ろすも、子どもの豪快な食べこぼしっぷりに「よし、よし元気に食べてるね!」と笑顔で見守れない時だってあります。

せっかく作った食事をこぼして、思わずイライラして怒鳴ってしまう事だってありますよね。

でも、

「言い過ぎてしまった。」

「そんなにいう事でもなかったのに・・・」と自己嫌悪に陥って後悔・・・とても気持ちが分かります。

そんな時にどうしたらいいか迷いますよね。

今回は、子どもの食べこぼしにイライラしてしまった時の対処法、予防策などをお伝えしていきます。

 

子どもがこぼしてイライラした時の対処法!

子どもが飲み物や食べ物をこぼす・・・

子どもだとわかっていても許せない事ってありますよね。

ついついイライラしてしまいます。

ただ、まずはこの状況を変えないといけませんよね。

まず子どもが食べこぼしてしまった時は、どのように対処したら良いでしょうか?

 まずは深呼吸して落ち着いて

イライラした時に深呼吸と言われても「なにを呑気な事を・・」と思うかもしれません。

ただ、イライラしていると冷静な判断ができず、大事なことを見落としてしまったり、イライラして子どもに八つ当たりをしてしまう事もあります。

冷静になるためには深呼吸が一番手っ取り早く効果が高いため、ぜひ一度試してみてください。

【イライラした時の深呼吸】

1.イライラを感じたら胸いっぱいに息を吸い込む
2.ほんの少しの間だけ息を止めてみます
3.ゆっくり吐く (繰り返しても良い)

もし1度では落ち着かないという場合は、2度3度深呼吸を繰り返してみて下さい。

少しずつ「スッ」と落ち着いてくると思います。

ちなみに息を吸って、息を少し止める方法は「ヨガ」でもある呼吸法です。

息を止める→クンバク

息を吸って一時的に止める→クンバカ

心を落ち着かせる以上に、集中力を高める時もおすすめです。

ぜひまずは自分を落ち着かせることをしてみましょう。

もし、熱いものをこぼしてしまった場合は、次の事をしてから深呼吸をするといいですね。

子どもに火傷など大丈夫か確認

特に汁物や熱い物をこぼしてしまった時は、深呼吸する前に対処することが必要となります。

まずは子どもの状況を確認しましょう。

熱いものをこぼしてしまった場合はすぐに冷やしたり、濡れてしまった場合も着替えるようにしましょう。

東京都生活文化局のHPで公開されている実験では、

「乳幼児に見立てた人形に150mlのお湯をこぼした状況で時間を計測」すると、10秒経過した時点でも、こぼした箇所の温度は「70度」を超えていたという報告があります。

熱いものをこぼしてしまったら、まず服を脱がせて火傷の処置を急ぎましょう。

もし水膨れになるほどの火傷で、服を脱がすと剥がれてしまうという場合には、服を着たまま火傷の処置をして、医者にかかるようにしましょう。

食事中の火傷は多発しており、少量でも大きな事故につながる事があります。

すぐに対処するようにしましょう。

 危なくないよう机の上を整える

一度こぼれると「もういいや」となりがちです。

しかし違うものがこぼれない様に、一度仕切り直しをしましょう。

先ほどと同じように、熱いものが再びこぼれてしまうとさらに大変なことになります。

気持ち的にも子どももママも「イライラ」しがちな所もあるので、そういった負の連鎖が起きないように「机の上だけは」整えましょう。

 子どもの成長を再確認する

子どもが食べ物をこぼすのは、片付けが大変だったり、火傷などが心配になってくることもあると思います。

ただ、味方を変えると「ママが食べこぼしを気にする=子どもの食べるのが上手になってきている」という事です。

子どもが自分で食べるようになった当初は、こぼす事が当たり前だったはず。

ママも初めは子どもの食べる様子だけを、注意深く見ていたと思います。

それが「食べこぼし」という、他の事に注意が行くほど、子どもが自分で出来るようになり、余裕が出てきたという考え方も出来ます。

「握る」→「すくう」→「口に運ぶ」はとても難しいチャレンジです。

「30年以上スプーンを使い続けてきた私とは違うんだ」と、ママが改めて自覚するチャンスです。

子どもが遊んでいるようにも見える時もありますが、慣れない道具を使い、毎日チャレンジしている事を再確認してみましょう。

我が子が誇らしく見えてきませんか?

こぼす事も立派な成長です。

その成長を垣間見える出来事としてとらえ、「上手くなってきたね。ちゃんとお皿で受けて食べるともっといいよ」という感じで言葉かけをしましょう。




子どもを怒鳴る前に出来る対策

ついつい子どもがこぼしてしまって怒鳴ってしまう。

そして後から猛烈に反省してしまうこと、ありますよね。

そんな時によく言うのが「こぼす前に出来る事をする」ということ。

環境や状況を少し変えることで改善されることもあります。

怒鳴ってしまう前に、今の状況をどう見直したらいいかも紹介していきますね。

 こぼさないような食事の環境づくり

子どもがこぼしてしまう原因には、

食べにくい

口からこぼれてしまう

という原因もあります。

こういったことを解決するために、調理の仕方などを工夫するのもありですね。

・口の大きさに合わせて「小さく切る」
・「嚙み切りやすい」、「掴みやすい」を意識してみる
・すくいやすい様に「とろみ」をつける

さらに道具も変えてみると、よりこぼす回数が少なくなります。

・受け皿が広いエプロンを試す
・すくいやすい深めの食器を準備する
・スプーンの握りやすさを見直す

食べるのに慣れるまでは、このような事を意識した料理や道具を準備してみてはいかがでしょうか?

こぼしても片付けが楽になる環境づくり

子どもにはどうしてもこぼしてしまう時期があります。

それは大人でも同じで、ついうっかりこぼしてしまったり、うまくできなくてこぼしてしまう事もあります。

そうなった時大変なのは片付け。

片付けが楽になる環境を作ることも、イライラしないためには必要です。

まず、食べやすい様に机の上は整えておきます。

そして、こぼした時用でレジャーシートを敷くのがおすすめです。

食事中だけ敷いて「ごちそうさま」をしたら、レジャーシートは回収しましょう。

レジャーシートなので、すぐに水洗いが出来繰り返し使えます。

大きいものでなく、程よい大きさで洗いやすいサイズの物を用意すると便利です。

もしなければ、新聞紙などを敷いておくのもありですね。

自分が片付けやすい方法をするのも一つですね。

先に少し食べて心に余裕を持っておく

お腹が空いてると誰でもイライラするものです。

一緒に「いただきます」をしても、ママは子どものお世話でなかなか食べれませんよね。

そんな時にこぼしてしまうと「せっかく作ったのに!」と怒れてしまいがち。

そうならないよう、ママが先に軽く食べて、お腹に何か入れておきましょう。

「準備をしながら少しでも摘まんでみる。」

お行儀が悪いかもしれませんが、これで余裕をもって、子どもの様子を見ることが出来ますよ!

上手にすくえたらそのタイミングで褒める

「上手にすくえている・口に運べている」という様な成功を見た時は、すかさず子供に伝えましょう。

「あっ!今とっても上手にお口に運べてた!すごいね!」と。

「上手に食べる意識」を子どもがしているか?と言われたら、そこまで考えている子は少ないと思います。

「またこぼした」と言われるより、「上手に口に運べた」の方が、子どもは嬉しくてインパクトに残りますよね。

そして「上手に食べる事」=「嬉しい事なのだ」と理解してくれます。

でもここで大切なのが、上手に出来なかった時に「こぼしても大丈夫だよ」というフォローです。

こぼした時に怒られると食事が窮屈になってしまいます。

自由に食事を楽しみ、きれいに食べる事の楽しみも覚えてもらえると良いですよね。

子どもに怒鳴ってしまった時はどうするかも

子どもがよくこぼしてしまうと、ついイライラして怒鳴ってしまう。

後から猛烈に反省しても、同じことを繰り返してしまうことってありますよね。

もしお子さんに怒鳴ってしまった時はどうしたら良いでしょうか?

まずは落ち着こう

まず、イラっとしてしまいますが、落ち着くことが大切です。

まず落ち着いて、子どもの様子や周りの状況が危険でないか確認しましょう。

そのためには深呼吸をしたり、安全な状態なら少し一人になるのも良いと思います。

そして落ち着いたら、イライラしてしまった原因を探りましょう。

さらに出来るのであれば、自分の言った事の内容を思い出しましょう。

そして言い方は別として、その内容で正しかった事・間違っていた事を考えましょう。

伝えなければいけないこともありますし、感情のままにぶつけてしまう事もあります。

そういったことをしっかりと分析して次につなげる事も必要ですね。

子どもに素直に謝ろう

まず、「怒鳴るという間違った伝え方をした事」を謝りましょう。

「あの時ママ、怒鳴っちゃってごめんね」と、素直に謝ってみましょう。

子どもも謝られたら気持ちも落ち着きます。

その上でママが伝えたかった事を、今度は分かりやすく話してみましょう。

子どもに「こう思ったけどどうかな?」と、一緒に考えてもらうと良いかもしれません。

子どもの気持ちや事情もしっかり聞きましょう。

怒鳴らないように気を付けていても、感情的になったり伝え方を間違える事は、ママだってあります。

その後に自分を素直に振り返り、しっかりと謝れる事が、とても大切な事ですよね。

そんなママの姿を子どもはしっかり見ていると思います。

子ども自身言われていることが分かっていても、怒鳴られたままの状態では「聞き入れられない」ままで、止まってしまうのではないでしょうか?

謝ることをきっかけに、親も子どもも素直に話せるモードに入れると思います。

お互いの心をケアしよう

子どもは、怒鳴られてしまうと不安になりがちです。

そんな子どもを見ると、ママも子どもの様子が心配だと思います。

そんな時はちゃんと、子どもの事が好きだという事を、言葉でしっかりと伝えるようにしましょう。

「○○ちゃんの事が大好きだよ」とシンプルで大丈夫です。

自分が大切に思っている事、愛情をしっかり伝えましょう。

そうすると子どもも安心感が得られます。

ぎゅっと抱きしめる事も、お互いの安心感になるのでお勧めです。

いつまでも引きずらない

落ち着いて話が出来て、気持ちが通じ合えたら、いつまでも注意するのはやめましょう。

「ちゃんとに分かってほしい」気持ちも分かりますが、長く話すことで子どもも嫌になってしまいます。

折角素直に話せていた状態が、逆戻りになってしまっては、意味がありませんよね。

いつまでも引きずらずに、次の機会に期待するようにしましょう。

次も同じようなことがあるとまたイライラしがちですが、またその時は同じ事をコツコツと伝えていくようにしましょう。

まとめ

今回は子どもがこぼしてイライラした時の対処法・出来る対策についてお伝えしてきました。

イライラした時は

・深呼吸をする
・火傷などの危険がなかったか確認
・机の上を整える
・子供の成長を再確認する

という対処法がありました。

出来る対策としては、環境作りや「ママが先に少し食べて余裕を持つ」などありましたね。

毎日大忙しなママが、無理をしすぎないで「良い意味で気を抜いてみる」のもおすすめです。

子供は成長します。

その成長の真っただ中にいるので、本当に大変だと思います。

それを認めて少しでも気持ちを楽にするようにしましょう。

そして子どもと楽しい食事時間を過ごせたら良いですよね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。






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ゆかり
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