コロナ禍以降、学校が短縮や分散授業または休校が相次いだことがあり、2020年から「タブレット学習」の注目度が高く、利用している家庭が増えていると聞きます。
便利に学習できる教材として注目を集めていますが、
・タブレット学習って最初はいいけど続かない!
・タブレット学習は飽きる!
という意見も少なくないようです。
小学校入学を控えた年中さんから、小学校に入った子どもの保護者の方にとっては、かなり注目度が高い学習方法ですよね。
ただ、飽きてしまったり続かないとなると、痛い初期投資となってしまうので、今回はタブレット学習が続けられるか、飽きないか、利用者の声といったものを集めました。
タブレット学習は続かないもの?
最近学校でもタブレット学習が導入され始めたこともあり、自宅学習でタブレットを使って勉強、というものが増えています。
隣の小学校がコロナで4学年学年閉鎖になった。ワクチン打てる年齢じゃないし、防げる限度があるよな。うちの子達が行く小中でも自宅学習ができるように急ピッチでタブレット学習の準備が進んでる。先生も大変だろう。ますます身近になってきたコロナ。大事なのは命があること。気を引き締めないと。
— sue (@titiyloop) September 1, 2021
ただ、タブレット学習は実際続くものなのかどうか、あらかじめ知っておきたいものですよね。
実際はどうなのかについて解説していきますね!
楽しければ続くもの
実際にタブレット学習を始めている子どもの親の意見を聴いてみましょう。
娘さん、タブレット学習〔RISU算数・RISUきっず〕始めました。
表情でいかに楽しいか伝わると思うのですが、四年生は勉強の難易度も上がり、壁に当たる子も多いと聞きますよね。届いてからというもの、毎日学校の宿題→RISUとリズムがついてきているし、何より楽しそう!!(これが1番) pic.twitter.com/4S3wGSvR4z
— 豊岡 真澄 (@masumin147) December 15, 2020
こどもちゃれんじを退会し、悩んだ結果4月からスマイルゼミを始めました。
タブレット学習が面白いようで、毎日朝起きたら机に座って今日のミッションをやっています。さすがタブレット。一日15分なので「もっとやりたい!」が続くようです!— akka (@_Akka_akkA_) April 5, 2021
学校によってはすでにタブレットやパソコンを貸与して学習に利用しているところもあります。
そういうところだと子供達は操作に慣れているため、タブレット学習を「楽しい」と感じることが多いようです。
そして、スマイルゼミなどのタブレット学習だと子どもが楽しく学べるような工夫がされているので、
「学校でのタブレット学習よりも楽しい」
と感じられるようになっているようです。
この点については次の「飽きない工夫で」ご説明しますが、子どもが楽しいと感じているのであれば続けていけると感じています。
つまり、子どもがタブレット学習をしているのを見て「楽しそうじゃない」、「つまらなそう」な姿でしたら、もしかすると
・タブレット学習をしても続かない可能性が高い
・タブレット学習がその子に合っていない
といえるのではないでしょうか。
レベルが違うと続くかなくなってしまう事もある
タブレット学習の特徴ですが、この学習方法は「子どもが1人で学べるように」作られています。
そのため、問題の解説も子ども向けにわかりやすく、かみ砕いた内容にしている事が多いです。
しかし、子ども1人1人に完全に合ったレベルでとなると、どうしてもずれてしまう事もあります。
お子さんとタブレット学習のレベルが違う場合、学習しづらく感じて続かなくなってしまう場合があります。
タブレット学習をスタートした時というのは、初めて見る教材のため、お子さんには「楽しい!」「頑張るぞ!」という気持ちがあります。
しかし続けている内に
・分からないところが増える
・問題で不正解が続く
というようなのが続いたりするようになると、テンションが下がってしまいます。
またお子さんが上手く理解できていない可能性が高く、そこからタブレット学習の問題とのレベル差が出てくるようになります。
そうなると、お子さんとしては「楽しくない」「やりたくない」となってきて、タブレット学習が続かなくなります。
そこの見極めが親ができる最大のポイントなのですね。
慣れるまでは親のフォローが必要
学校でタブレットやパソコン学習をしているお子さんだと扱いには慣れていますが、それは周りにお友達と一緒にしたり、分からない時には先生のサポートがあるからです。
個別塾が高額なのは、1人1人に寄り添い、個別で指導しているからなんですね。
この前も早速「塾行ってる?」って聞かれたけど、行かせてないよ…長年進研ゼミもタブレット学習もやらせたけど、結局本人のやる気と私のフォローがなってなければ金をドブに捨てたのと同じだなって気づいてしまい…子どもと認識が一致したのが幸運だと思う。
— くらむぼん【ししとう組】 (@crambon_pts) May 23, 2021
自宅でのタブレット学習では当然ですが1人でするので、そういったフォローができる存在は保護者しかいません。
つまり
・学習する量や時間などのスケジュール
・低学年の子ども
・使い方や学習の進め方
が慣れるまでは「親のフォローが必要」になります。
慣れてくれば親のフォローは必要はなくなりますが、やる気がなくなりそうな時は「頑張ってるね」、「すごいね」と声をかけなどのフォローをしてあげることが大切。
お子さんが続けやすくなるために、親はちゃんと見てあげる必要があるんです。
そういった事がちゃんとできた場合、タブレット学習を続けやすくなり、勉強の習慣が就くようになります。
タブレット学習はすぐ飽きるもの?
タブレット学習を始める前に心配な事は
という事です。
高い教材を買っても、子ども本人が飽きてしまうのでは意味がありませんよね。
実際はどうなのかについても紹介していきます。
個人差がある
どんな学習方法でも、個人差によっては飽きたり飽きなかったりと様々です。
息子よ手を抜いてオッケー👌
7歳の息子は起きてすぐ、タブレット学習が習慣になってて、毎日やってます😲でも、やってる内容は、チョーカンタンなヤツを選んでます😎パパ的にはそれでオッケー👌個人的には、内容より大事なのは、習慣✨100点満点なんて、毎日続かない😅30点を毎日の方が強い💪
— まっちゃん💪継続の達人 (@satsumakajimen) June 19, 2021
進研ゼミのタブレット学習を1年生から始めて、途中やめて、また4年頃始めて5年でやめて、次は紙でやりたいと言っている長女。やる気はあるんだけど宿題&チャレンジが続けられるのかな…。続かないから辞めているんだけども。。塾も行きたいと言ってるし前向きな気持ちを受け止めてあげるべきか…。
— オノマトペ😶🌫️♒︎ (@ono_mtp) April 23, 2021
試験勉強を例に挙げますが、英単語を暗記する時
・ひたすら書いて覚える
・何度も声に出して覚える
とやり方は人それぞれです。
同じ暗記法でもやり方については個人差があるように、タブレット学習にも続くか、飽きるかには個人差が出るものです。
もしも、お子さんやゲーム感覚または視覚的に覚えるのが得意というタイプでしたら、タブレット学習は続けられるし飽きないでしょう。
しかし、そうではなく書く・読むという勉強法が好きなお子さんだとタブレット学習は続きづらい、飽きてしまうかもしれません。
この点をふまえますと、タブレット学習を始める前にお子さんの勉強のタイプがどちらかをよくチェックする必要があります。
さらに個人差があるので
「上の子はタブレット学習が合っているみたいだけど、下の子は合ってないかもしれない」事が起こりえるんです。
兄弟で出来るできないという個人差が出ても、それは子どもの個性として受けとめてあげましょう。
飽きないように工夫がされている
子どもの中でも、椅子にじっと座っていられない。
テキストを解くように言っても落書きばかりしている、という事があります。
タブレット学習は、そこの所もちゃんと考えられています。
8歳の息子が「やりたい!」と言って始めたチャレンジパッド。
丸付けはやってくれるし、漢字の書き順や書き方が悪いと指摘して再チャレンジしてくれるし、親にとっても助かる。😅
何よりも、子供が飽きないような工夫かされていて、しばらくは継続できそうな感じ。#チャレンジパッド#タブレット学習集団講習style不可の現況、毎日書籍の問題集と併用で @SmileZemi_Just のタブレット学習に取り組んでいる若。ちょっと後ろから覗いてみたら面白い。解剖とか消化の観察の他、実験とか、数学では図形角度を変えるとか、一人でも理解が深まる工夫がいっぱいなのね。こりゃ楽しそうに進めるわけだわ。 pic.twitter.com/UD0nW7G0Cl
— エルリエール公爵夫人*紫薔薇 (@rose_fierte) April 3, 2020
民間のタブレット学習にはしっかりと「子どもが学習に飽きない工夫」がされています。
代表的な飽きない工夫としては
・可愛いキャラクターが解説をしてくれる
・間違っていても、やり直して正解したら褒めてくれる
・図形や実験などの問題では動画で分かりやすく説明してくれる
といった事です。
こうした工夫があると、子どもはタブレット学習を感じやすくなりますし、反復や自主学習も進んでする効果を期待できます。
また九九を歌で覚えられたり、学習の合間に電子書籍が読めるというタイプもあります。
今回調べてみて、民間のタブレット学習では
「子どもが一人で学習して出来た!分かった!を感じられ、長く続けられて飽きないようにする工夫」
については、日々開発しているのだなというのを感じました。
書くことが好きな子どもは飽きてしまう事も
タブレット学習には個人差があるというお話は先程させて頂きましたが、飽きてしまう子の一例に
「書くことが好きな子」があります。
書くことが好きな子は書くことはもちろんですが「書いて覚える」のを得意としているので、書くことが少なくなるタブレット学習は飽きてしまうことがあります。
こうしたお子さんの場合はタブレット学習のみだと直ぐに飽きたり、続かなくなる可能性は高いので、
・紙のドリルやプリント
と併用するとタブレット学習を飽きずに続けやすくなるでしょう。
例えばこどもちゃれんじでは、紙でもタブレットでも選ぶことができるので、子どもに合った教材に取り組ませることができます。

タブレット学習はどうなのか体験談を紹介!
タブレット学習は、親の世代からしたら未知の世界ですよね。
せっかくなら周りがどんな風なのかを知ってから取り組みたいものです。
ここでタブレット学習を実際に利用している体験談として、我が家の場合を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
タブレット学習の我が家の体験談
我が家では子どもが小学校3年生の時に周りで塾に行く子が増え始め「私も行きたい!」と言い始めました。
しかしまだ幼稚園の下の子がいたのと、私が車の免許を持っておらず送迎するのが難しいというのがあり、塾に通わ続けるのが難しいと悩んでいました。
そんな時見つけたのが、タブレット学習。
タブレットなら自宅で学習できるので、移動する時間も省けると思い、子どもに「タブレットで勉強するのはどう?」と声をかけたのがきっかけです。
きっかけはそんな単純ではありましたが、私としては
・早ければ小学校を卒業する前に学校でタブレット学習が導入されるので、導入された時に戸惑わずに使えたら。
・自主学習をさせたいけど、何をしていいか分からない時があるみたいだから、そんな時にタブレット学習で自主学習ができたら。
・自分で予習、復習をしたり、「出来た!」、「分かった!」というのを感じて勉強を楽しいと思ってもらえたら。
という思いがありました。
現在、タブレット学習を始めて今は1年ほど経っていますが、単元ごとに短い時間で学習できて、解説が分かりやすいみたいで「タブレット学習、好き!」と続いています。
私もタブレット学習を始めた頃は子どものそばについていましたが、今は自分で「学校から帰って宿題終わってから30分」、「今日は国語したから、明日は算数」とスケジュールを決めてするようになりました。
私自身、付きっ切りで勉強を見る必要が亡くなったので、家事をしたり片付けをしたりと、有効に時間を使えるようになりました。
実際に子どもにタブレット学習を体験させて
「タブレット学習は子どもの勉強へのやる気や自主性に役立っている」と感じています。
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タブレット学習を続けていくコツも紹介!
タブレット学習を始めたら、出来れば続けて欲しいなと思いませんか?
しかし中には
「最初はしていたけど、しばらくしたら飽きてしなくなった」という事も。
あくまでも勉強なので、そうなるのは珍しくないことだといえます。
でも、やはりコツコツ続けていってほしいもの。
では、タブレット学習を続けていくにはどうしたらいいのでしょうか?
タブレット学習を毎日する時間を決める
家でタブレット学習をする場合は毎日続ける習慣となるように「タブレット学習をする」時間を決めておきましょう。
タブレット学習を始めた時、恐らくお子さんは最初は楽しさや目新しさから長くしている場合もありますが
「飽きる、つまづいてしなくなる」
ことが予想されます。
しかし、きちんと定期的にする時間を決めておけば習慣化することが出来ますし、「この30分はタブレット学習をする」という集中力も身につくと思います。
また、タブレット学習は中に入っているアプリやゲームをついついやりすぎてしまう懸念もあります。
時間を決めておくと、長時間やり続ける事への抑止力になりますので、目が悪くなることを防ぐことができます。
適宜教材が溜まっていないかをチェックする
我が家ではタブレット学習をする前に毎日する紙のプリント問題集を定期的に取っていたことがありました。
これはその時の経験をふまえているのですが、毎日定期的にするのを決めていても
「今日は出来なかった」という日がでてきます。
そんな日が1日、2日であれば後からまとめてやる事も可能ですが、これが1週間や10日となるとやる量が溜まってしまって、なかなか取りかからなくなり続かなくなります。
タブレット学習でも教材が入っていますから溜まると、やはり子どもはしなくなってきます。
そんな時は
「最近タブレットしていないけど大丈夫?」
「昨日は遠足だったからタブレット学習出来なかったら、昨日の分と合わせて今日は2日分しようか。その方が溜まらなくていいと思うよ」
というように子どものやる気を促すような声かけをしてください。
それから、教材は出来るだけ溜まらないように時々チェックしてください。
この時もし溜まっていたとしても
「やってないじゃない!」
と言ってしまうと、お子さんはやる気が失せてしまうので
「溜まってるみたいだけど、今月終われるように頑張ってみようよ」
と声をかけると、子どものやる気が回復する効果があります。
また溜めずにきちんとやり切れた時も
「今月の分、ちゃんと終われたね。頑張ったね!」
「毎日きちんとしているね。えらいね。」
と声をかけると、お子さんが自分の頑張りを認めてくれていると感じられ、やる気が続きます。
そうなるとタブレット学習を続けやすくなります。
ベネッセの進研ゼミでは、メールを登録している保護者に「今日の取り組み」の報告メールが来ます。
それを見る事で、進捗状況がわかりますので、ほったらかすこともなく、一番いいタイミングで声をかける事も褒める事も出来ますので便利ですよ!
子どもが興味を示したタブレット学習を選ぶ
タブレット学習は今は多くの会社が取り扱っています。
保護者の方が「これがいいんじゃないかな」と選んだものを、お子さんにさせると、せっかく始めても「飽きた」、「やりたくない」となる事があります。
どのタブレット学習にするのか、タブレット学習をするのはお子さんです。
つまり、保護者の方が「これが評判良いから」と選んだのを与えても、お子さんに合っていなければ続かないので、非常にもったいないですよね。
もし続けさせたいと考えるなら
「お子さんが興味を示したタブレット学習を選ぶ」
のも飽きずに続けられるコツといえます。
「子どもが興味を示したので始めてみたいけど長続きするかしら?」
と思ったなら、お試しというのがあるタブレット学習があります。
そういった機会を利用して、まず
・そのタブレット学習がお子さんと合っているか
・お子さんがタブレット学習を続けられるタイプか
を判断するのも、タブレット学習を続けるコツの1つといえます。
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まとめ
今、タブレット学習は自宅学習の1つとして定番化しつつあります。
取り扱っている企業や利用者も増えて様々な情報や意見が寄せられているので、
「うちの子にもさせてみようかしら?」と考えている場合、色々なタブレットを試してみましょう。
最終的には飽きないかなどを総合的に考えて「我が子に合ったタブレット学習」
を見つけられたらいいですね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!