菅田将暉さんでドラマ化された「ミステリと言う勿れ」
こちらはコミックが原作となっていますが、もうとにかく面白いんですよね!
「名探偵コナン」作者の青山剛昌さんも注目している大人気コミックですが、主人公の久能整君は、ただの大学生というわけではなく、いくつかこれまでの生い立ちや過去が見え隠れしているんですね。
今回こちらの記事では
- 久能整(ミステリと言う勿れ)の過去
- 久能整(ミステリと言う勿れ)悲しい生い立ち
- 久能整(ミステリと言う勿れ)ダンゴムシの行動の理由
- 久能整(ミステリと言う勿れ)について
- 「ミステリと言う勿れ」の世界を知るためには
- 「ミステリと言う勿れ」について
書いてあります。
ネタバレな内容もありますので、もしコミックやドラマを先に見てから、と言う人は、こちらから先に見てみて下さいね!
久能整(ミステリと言う勿れ)の過去
「ミステリと言う勿れ」で、数多くの事件や怪事件に巻き込まれるも、細かな観察眼と優れた会話術で静かに解決していく大学生、久能整くん。
大学生らしくない落ち着く雰囲気、静かに話し出す彼の推理には、周りの誰もが驚きを隠せず、その理論的かつ感情を加味した推理力に納得してしまいます。
どうしてこんな推理力が冴え、そして語る言葉が博識な所があるのでしょうか。
冷静かつ沈着な久能整には、その多く語る中に、ちらりちらりと彼自身のこれまでが垣間見える事があります。
彼の過去は一体どんなのがあるのでしょうか。
常に一人でいた
久能整は、大学生なのに友達がいません。
親しい存在も恋人もおらず、周りから哀れみの目で見られることもありますが、本人はさほど気にはしていません。
大学の教師の奥さんとだけ交流があり、様々な事を教えてもらった事がある以外、幼馴染や従姉妹などの存在は彼の口から出てきませんし、そういった存在が出てくることもありません。
幼少期の事がちらちらと語られていますが、久能整君は、あまり周りがにぎやかな環境にいたことはなく、基本的に一人で生きてきたと思われます。
今、プライベートで付き合いがあるのは、事件で知り合った犬堂我路、狩集汐路、そして病院で入院していた時に知り合ったライカという女性のみ。
彼は親しい人をあえて作らないようにも見えます。
人と無理に距離を近づけないという所も見受けられるので、それは過去の家族関係が影響しているのかもしれませんね。
「子どもの頃の君は、誰の気を引きたかったんだろうね」
我路が久能整に言った言葉が、整君の過去が決して明るいものではない、と言う事を語ってくれていますね。
家庭や家族のあったかさを知らない
久能整からの会話の中には、親や子どもの関係などは出てくるものの、昔の思い出の中で温かい話は出てきません。
彼の話の中では、家族でどこかに行った、あったかい思い出が語られることはありません。
代わりに語られるのは、子ども心に感じた疑問や考えなど、意見することがほとんどです。
それは彼の過去、幼い頃の思い出や育ってきた環境が、彼を図らずしもそうさせてしまったのかもしれません。
彼の過去は、決して楽しいものではなく、様々な事が降りかかり、自分を守る術を身につけなくてはいけなかったものなのかもしれませんね。
カレーはあったかい家庭への憧れ?
久能整君は、カレーが大好物。
「カレー日和だ」と、カレーを作ることが何よりも好きなようです。
ただ、彼は独り暮らし。
一度作ると大量にできるカレーを作ると、食べきるのが大変なのではないでしょうか。
それでも彼がカレーを作るのもなぜなのか、本誌では明かされていません。
ただ、個人的な意見ですが、カレーライス、というものは
- 失敗が少ない
- 子どもの好きなメニュー上位
であると同時に
おふくろの味でもあるのが、カレーライス。
もしかしたら、彼は幼い頃、カレーライスを家族で食べたことがないのか、それとも、母親が作ってくれた唯一の食事がカレーライスなのか、どちらにしろ、彼の幼少期の思い出が関わっているのかもしれませんね。
この謎が原作コミックで早く明かされることを願うしかありませんね。
久能整(ミステリと言う勿れ)悲しい生い立ち
久能整君は、言葉の端々に、彼の過去や生い立ちから由来するのではないか、というセリフが生まれる事が多く「どんな生い立ちだったのだろう?」と疑問に思った読者は多いのではないでしょうか。
彼が大学生と若いのにも関わらず、あまり感情を表に出さず、1人でいる時、特に美術館に行ったりカレーを作る時に楽しそうな表情を見せます。
そんな性格を作ったのは、やはり幼少期の経験や思い出があるのではないかと私は思います。
彼にはどんな生い立ちがあるのか、気になったので調べてみました。
家庭不和とも取れる会話
彼は様々な事件に巻き込まれる中で、家族の事になると、少しとげとげしい物言いになります。
あたたかい家庭で育っていたら、そんな風には考えないのでは?と思う事もあるほど。
家庭不和でなければ、厳しい見方をすることはないと思えるので、おそらく家族というものが冷めた環境で生まれ、育ってきたのではないでしょうか。
そのため、彼は「育ての親がいる」という発言をしています。(2巻参照)
両親の事は家族とは思っていないかもしれませんね。
ドラマでもガロ君が指摘しています。
ドラマ版でもここら辺がどう描かれるか楽しみですね!
https://maroup.net/archives/27078
父親への不信感
久能整君は、家族の中でもとりわけ父親への不信感が強く表れるシーンが多くあります。
以前事件に巻き込まれた際、父親に対する言葉尻や表情を見た関係者から「父親の事が嫌いなのかな」と指摘されるほど、冷静な彼が不快感をあらわにしていました。
彼の父親は、家庭円満に力を注ぐことではなく、彼が理想とする毎日ができない事に対する、相手への攻撃に力を注いでいたようです。
そして整君に対し、また母親に対して虐待ともいえる行為を繰り返していたようです。
そのこともあってか、父親やその血縁家族とは疎遠になっているのです。
天達先生夫婦との出逢い
彼は家庭円満とは言えない環境で育ち、常に一人でいる事が多い子どもでした。
そんな中、天達先生と奥さんだけが、彼の事を大切にいつくしんでくれました。
そのこともあり、彼は教師になる事を夢見るようになりました。
父親との関係や円満と言えない家庭で育ったことにより、彼は子どもの時に味わう「集団で何かに取り組む事」や「周りに頼る事」が難しくなったのですが、天達夫婦によって、純粋な気持ちや世界に対する興味などは失わずに済みました。
残念ながら天達先生の奥さんは事件に巻き込まれ命を落としてしまいます。
それでも、頼まれれば集まりに参加するほど、天達先生の事を信頼しているのは、一番つらかった時期に傍にいてくれたからなんでしょうね。
久能整がするダンゴムシの行動の理由
久能整君が時に口にする「ダンゴムシになっちゃダメ」という言葉。
最初は何事もなく読んでいましたが、大学生になって「ダンゴムシになる」と言う事はどういうことなのか気になりました。
なぜ「ダンゴムシ」と言う行動に出るのでしょうか。
不安な時にする
久能整君は、何かしら不安な時、そして心細い時、ダンゴムシのように体を丸め、布団にくるまる癖があります。
原作では、天達先生のキャンプで寝るとき、そして犬堂我路君から腕が送られてきた時にダンゴムシになろうとしてしまい「ダンゴムシになっちゃダメ」と自分に言い聞かせています。
この行動には、何か強烈に不安な事や見たくない事から自分の身を守る必要がある時に取る事が多いようです。
そしてこれは、幼い頃からあった行動だと読み取ることができます。
おそらくダンゴムシになる事で、嫌な事やツライ事、見たくない事を見ずに済んでいたのかもしれません。
幼少期との関係
久能整には、幼い頃、父親から虐待されていたのでは?と思われる節があります。
決して円満とは言えない家庭の中で、1人きりで自分を守る必要があった、と言う事なのでしょう。
幼い頃、彼は誰からも守ってもらう事はなかったのかもしれません。
もしかしたら、守ろうとした存在がいたとしても、その存在が痛めつけられた李傷つけられる事を恐れ、ひたすら身を隠す事で、その存在をも守ろうとしていたのかもしれません。
そしてそれは今も彼の心や価値観に暗い影を落としているのでしょうね。
菅田将暉さんの「ダンゴムシ」は、何となくちょっと可愛らしいダンゴムシでした。
原作版と違う整君をぜひ見てみて下さいね!
久能整(ミステリと言う勿れ)について
今回のコミック「ミステリと言う勿れ」の主人公、久能整君について紹介します。
久能整のプロフィール
名前:久能整(くのう ととのう)
大学:東英大学教育学部
好きな食べ物:カレーライス
特徴:天然パーマ
天然パーマであることを少し気にしている、どこにでもいる青年ですが、彼にかかると、難事件も現場にいないのにも関わらず解いてしまうほどの頭脳の持ち主。
「うざい」「ぼっちえのき」「おじさん」と言われ落ち込むことがあるものの、基本的に人の評価はあまり気にせず、相手に物おじせず自分の意見を挟むことで、相手を怒らせてしまう事も度々。
それでもかかわった事件に対しては責任を持ち、解決へと導くまで諦めない責任感の強さで、焼き肉屋の親子や3つ子の事件を未然に防ぐことができたのは、彼だからこそなんでしょうね。
推理力・頭脳明晰
彼はその場にいなくても、現場にいた人や参考人、そして刑事から話を聴くことで、誰も気づかなかった事実に気付く事ができ、真実へと近づけるように周りを導いていきます。
彼の言葉に最初はうんざりしていた人たちも、ハッと気づいて真実に近づく行動をするようになるほど、彼は人の心がわかり、そして先をも見通す力を持っているんですね。
大学でも優秀なのか、単位を落としたことはないのではないかと思われます。
ライカとの出逢い
久能整は、ケガをした際に入院した病院で、ふとしたことから「ライカ」と名乗る女性と出会います。
ライカは自分の身分を少しずつ明かし、この時間が期限付きであることを告げています。
しかしそれでも、これまで選んだことのない、相手へのクリスマスプレゼントを選び、ライカに渡すように、ライカとの出逢いや時間を大切にしている久能整。
それは、彼にとっては初めての体験であり、そして芽生えた温かい気持ちなのではないでしょうか。
恋人でもない、家族でもない、不思議な関係を続けている整君のよき話し相手にもなっているのでしょうね。
おわりに
今日は「ミステリと言う勿れ」の久能整君について書いてみました。
このコミック、本当に今までのミステリーとは違い、いつの間にか引き込まれていくほど面白いので、ぜひ一度読んで欲しいと思います!
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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!