ドラマ化もされ、ますます人気が高まっていく「ミステリと言う勿れ」
最新10巻も購入しましたが、さすがの推理と驚愕のラストで見所がたくさんでした!
「友達もいません」と言い切った久能整君が、唯一心を許し、共に行動することが増えているのが、「ライカ」という女性ですね。
この「ライカ」という女性、一体何者で、最期はどうなってしまうのでしょうか?
こちらの記事では
- ライカの最後は消滅なのか
- ライカの正体について
- 久能整とは恋人同士なのか
- 「ミステリと言う勿れ」について
書いていきます。
お得な情報について書いていますので、最後までぜひ読んでいって下さいね!
ライカの最後は消滅なのか
久能整と一緒に事件に巻き込まれたり、事件の後に色々と語り合う事が多い「ライカ」
ケガをした整が入院した病院で、隣の病室にいた牛田という元刑事から渡された本「自省録」をきっかけに交流を深めます。
ちなみにライカとの交流方法は、本の文章を特定することでわかるもの。
自省録(マルクス・アウレーリウス) (岩波文庫 青610-1) [ マルクス・アウレーリウス ]
この本を愛読していたライカは、病院で色々と案号をしかけ、それを初めて解いた牛田にこの本を譲っていたのです。
ドラマでもこのストーリーが描かれ、見事に整君は解決していましたね。
この時の牛田さんを演じていた小日向文世さんがピッタリでしたね。
そんなライカは、自分の事を「いずれ消える存在だ」と語るのです。
本当に最後は消えてしまうのでしょうか。
最後は統合される存在
ライカは、現段階(最新話10巻)の時点では、まだしっかりと整とも会話ができ、共に外出したり、語り合ったりすることができています。
しかし、「桜が咲くころには私はいないけれど」と、自分がいなくなることを自覚しています。
どうしてそんなことを言ったのか、というのは、ライカという存在そのものが、実在しない人間だからです。
人間、というよりは、人格が、という言い方の方が正しいのかもしれません。
ライカはもともと存在するはずのない人格で、整はその「ライカ」という人格が出ている彼女と交流しているんです。
本当の彼女は整の事も何も知りません。
そのため、いずれかは整の前から姿を消してしまいます。
まだ描かれていませんが、あと2,3か月後に、ふっとライカはいなくなるのでしょうね。
本人は受け入れている
ライカは、元々の身体の人格である「千夜子」から生まれた存在。
そして、いずれかは消えていくものだという事を、抵抗もせず受け入れています。
「整との時間が楽しいから、消えたくないとは思わない」と、抗うことなくその現実を見つめ、そしてそれまでに自分ができる事を、と、足湯に入ったり、内緒で病室を抜け出したりしています。
千夜子の幸せを願い、その幸せのために生まれ消えていく存在、ライカ。
千夜子を両親から守るため、天使と呼ばれる香音人に、両親の家に放火するよう許可も出していました。
あくまでも自分の役割を「千夜子を守るため、何をされてもいい存在」と認識しているので、抗わず自分の運命を受け入れているのでしょう。
整自身もその事を自覚しつつ、ライカがライカとして存在しているうちに、一緒に出掛けたりと、整らしくない行動に出ています。
整もライカと交流することで、きっと色々な経験をし、様々な思いや事実を吸収しているのでしょうね。
ライカの正体は一体誰?
整と出会い、整の言葉を受け入れ、時に一緒に行動するライカ。
最初の頃は「千夜子の妹?」と、整も混乱している事が多くありました。
「ライカ」と「千夜子」との関係は何?
そして、ライカの正体は誰なのかをこちらで紹介していきます。
ライカの正体は「千夜子」
ライカの正体。
それは「千夜子」が持つ、一つの人格が「ライカ」です。
千夜子は、父親からひどい虐待を受けていました。
そしてその虐待は、性的虐待にも及びました。
そしてその辛さから千夜子を守るため、千夜子自身が生み出した「人格」なのです。
千夜子の病は「解離性同一性障害」
多重人格とも呼ばれる病気です。
千夜子の痛みを引き受けるためだけに生まれてきた存在。
それが「ライカ」の正体です。
だから、本当の「千夜子」に会っても、千夜子は整の存在を知ることができなかったんです。
サンドバックとしての役割
千夜子は父親から性的虐待を受けている時、その辛さから自分を守るために「ライカ」という人格を生み出しました。
そして、ライカは千夜子の痛みだけを一心に引き受ける事になりました。
千夜子が苦しまないように、千夜子が穏やかに過ごせるように、自らサンドバックとしての役割を引き受けるようになったライカ。
「ライカ」と言う名前は、父親が唯一大切にしていたカメラから名前を取ったそうです。

サンドバックになる事を受け入れているので、整にも「君の痛みも引き受けられたら良かったな」と告げ、泣きそうになるシーンがありましたね。
→優しい二人のエピソードを原作で読んでみる
「痛みを感じないから」というのが理由です。
心の傷を持つ者にいち早く気付き、それに寄り添う事の出来る優しい性格なんでしょうね。
ただ一人になった「千夜子」別人格
千夜子の多重人格は、以前はたくさん生まれ、にぎやかなほどだったと言います。
すぐに死にたがる千夜子を押さえつけ、死なないように眠らせる事もしばしばだったと言います。
しかし、両親が天使の手で亡くなり、穏やかな里親に引き取られた事で、千夜子自身が生み出した多くの人格は、1人、また一人と消えていきました。
そして今では千夜子だけが残ったと言います。
千夜子が穏やかに生きるために生まれ、役割を終えたと同時に消滅する存在、ライカ。
傷みは感じないと言いつつも、おそらく千夜子の苦しみを、誰よりも理解していたのでしょうね。
↓コミック「ミステリと言う勿れ」はここで全話見られる↓
\100冊まで40%オフでお得!!/
<ここがメリット!>
- コミック在庫40万冊以上で読みたいコミックが見つかる!
- 国内No.1ブログのAmebaが運営するので安心!
- 初回購入なら新刊で購入よりお得に購入OK!
最後まで読んでいただけますとお得な情報がゲットできます!
久能整とは恋人同士?
久能整とライカは、いつも午前か午後3時に待ち合わせをし、色々な事を語り合ったり、時には一緒に事件に巻き込まれることもあります。
焼肉屋事件や、美術館での事件にも、共に巻き込まれることになってしまうライカと整。
「もしかして、付き合っているの?」と疑ってしまうほどの時もあります。
実際にはどうなっているのでしょうか?
一緒に出掛けたり、語り合う仲
ライカと整は、初詣に出かけたり、一緒に足湯や美術館に出かける事もあります。
「友達がいない」という整にとっては、初めてできた、同年代の友人なのでしょう。
「付き合っているの?」と聞かれた時に激しく動揺していた事からみても「友人」という目で見ていたことはあっても、恋人や異性として意識している事はなかったようです。
実際にライカ自身も、整の事は友人としか思っていない節が見られます。
もともとサバサバした性格で、物おじせず犯人にも言えるほどの度胸があり、整にも心配されていましたので、か弱い女性という感じではないでしょうね。
それでも、心を許し、様々な事を語り合える大切な友人であることには変わりなさそうですね。
実際に事件の事を相談し「前提が間違っているんじゃないのか」と指摘されたことで、事件に対する誤解を解き、真相に向き合うきっかけを作ってくれたのもライカです。
「何かしたい」と思いあえる
恋人ではないとしても、整にとっては、ライカと言う存在は、天達教授以外で初めてできた「心許せる存在」です。
そのため、クリスマスのプレゼントやお土産など、整がこれまでに誰にもしなかった「何か相手のためにしてあげたい」と思ったんではないでしょうか。
自分の幼少期の事がきっかけで、他人と必要以上距離を取る事になった整が、相手のためを思い行動することができるようになった存在、ライカ。
ライカもまた、同じことを考えていたようです。
男女や恋人、と言う視点を取っ払ってみると、恋人よりも絆が深い、同士のような関係ではないでしょうか。
二人が微笑みあうシーンは、見ていて本当に幸せな気持ちになります。
だからこそ、本当は消えてほしくないんですけれどね。
ライカと整の関係がわかるのは、8巻の美術館の事件。
ライカの過去や性格がわかる内容なので、ぜひ一度読んでみて下さい。
\1巻~最新巻までお得に見るにはまんが王国/
「ミステリと言う勿れ」について
今回ドラマ化もされた「ミステリと言う勿れ」
ミステリと言う勿れ 1 (フラワーコミックス α) [ 田村 由美 ]
電子版を含めた本作の単行本累計発行部数が、2021年12月時点で1300万部を突破しているほど人気の作品です。
2021年7月には1か月の電子版の売り上げが小学館の歴代最高を記録。
「読者の目に映る世界がひっくり返る、ミステリ作品」と評され、雑誌「ダ・ヴィンチ」の2018年8月号ではプラチナ本として紹介されています。
かくいう私も思い切りハマっているファンの一人です。
ドラマ「ミステリと言う勿れ」のあらすじ
大学生の久能整は、ある日近所に住んでいる同じ大学の同級生が殺され、自分に容疑が書けられていると知る。
彼は取り調べの中、同席した刑事から話を聞き、少しずつ殺された同級生の事件の謎の真実にたどり着いていく。
彼の持論は興味深く、刑事たちを巻き込み、そして次第に変えていく。
全く新しいミステリードラマ。
これを観たら、普通のミステリーでは満足しなくなりますよ!
ドラマ版は主演の菅田将暉さんが原作を読み、原作者の田村由美さんと面談をした時の話し方を真似し、原作にこめた作者の考えをより視聴者に伝えるための演技方法を取っていると言います。
だからこそ、原作にあるような整の雰囲気とは異なるんだそうです。
また、風呂光さんの成長にスポットを当てているドラマでもあるので、至る所で風呂光さんが出てきます。
原作はもちろんですが、ドラマ版はよりストレートに内容を楽しむことができますよ!
おわりに
今日は「ミステリと言う勿れ」の久能整とライカの関係について書いてみました。
二人が関わる事件は、より二人の洞察力や会話、推理が研ぎ澄まされ、見ていて本当に面白いですよ!
ドラマも始まりますので、楽しみにしていましょう!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!