子育て

子どもに勉強を教えるのが疲れたらどうする?イライラせず自ら学べるための方法も

お子さんに勉強を教えている時。最初は良いのですが、段々と子どもの集中力が切れてきたり、保護者の方が疲れてイライラしてしまうということってありませんか?

そういう話はよく聞く話ですし、子どもが2人いる私も経験があります。

お子さんがいれば誰もが経験するといえることですが、出来ればイライラしたくありませんよね。

また、お子さんが自分で学べるようになったら嬉しくありませんか?

今回は子どもに勉強を教えている時にイライラした時の対処法とお子さんが自分で学べるようになるには?というのをまとめました。

子どもに勉強を教えるのが疲れたらどうする?

子どもから「お母さん教えて」と言われて、教えようと意気込むも、ちょっとしたことでイライラしたりして怒ってしまい、結果疲れてしまう・・

お子さんに勉強を教えると疲れてしまい、結局思うように教えられなかった、と言う事があった時、どうしたらいいのでしょうか?

家族に見てもらうように頼む

勉強を教える相手は、自分が絶対やらないと思っていませんか?

普段お子さんに勉強を教えている時、誰が教えていますか?

あなただけですか?それとも誰か他のご家族の方が教えていますか?

これは一人っ子でもお子さんが何人かいる場合でも同じですが、「子どもに何かを教える」というのは結構骨が折れます。

その理由として考えられるのは、お子さんの

・習熟度
・集中力

があります。

お子さんが比較的得意な科目であれば比較的分かっていますから教えるのも簡単です。

しかし、お子さんが嫌いまたは苦手な科目だと

・教えたことが理解できない
・集中力が直ぐに切れてしまう

ということが予想され、これが疲れやイライラへと繋がっていきます。

更にお子さんに得意や苦手な科目があるように教える方にも得意や苦手な科目がありませんか?

そして苦手な科目を教えるのは苦痛に感じませんか?

そこで、こういう時の為にご主人やお子さんの兄弟・姉妹そしておじいちゃん・おばあちゃんに見てもらうのも一つの方法です。

実際の例として我が家の場合は、私は算数や理科が苦手で、国語と英語が得意で、旦那さんは算数や理科が得意で国語と英語は苦手です。

だから我が家では、国語と英語は私で算数や理科の時は旦那さんが教えるようにしています。

それから、我が家には小学生と中学生の子どもが2人いるのですが、小学生の子が宿題で分からない所があると、時々中学生の子に頼んで教えてもらっています。

2人の歳が近いので一番小学生の子に合って、今どきの小学校でのやり方で教えてくれるから、大人の私達が教えるよりもより分かりやすいみたいです。

私以外の誰かが教えるようになってから、私が疲れてつい子どもに

「何で分からないの!?」

と言ってしまうことが減りましたし、子どもも色々な人に教えてもらえるから楽しそうなので、1人よりも家族で教え合う方が大人にも子どもにも良いと感じています。

週末に時間を取ってじっくり取り組む

提出日が決まっている場合だと週末にゆっくりというのは難しいですが、提出日が週明けの月曜日や週末にじっくり教えられるという時は、

「是非週末にじっくり教える」

方が、時間的な余裕がある分イライラしたり、疲れたりせずに済みます。

そして週末だとじっくり子どもに勉強を教える為に、図書館や本屋さんで参考になりそうな本を探してみたり、一緒に動画を見ながら理解を深めるということもできます。

週末にじっくり子どもに勉強を教えるのは、私としてはおススメです。

先生にフォローを頼む

先生にフォローを頼むというのは、私が我が家の2人の子ども達に勉強を教えていて、教え方が分からなかったり、子どもがきちんと理解しているか自信がない時によくしていました。

学校での授業を教えているのは先生ですから、子どもが分からないまたは教え方が分からない時に、フォローの最適任者といえますがこの方法を使う時に1つポイントがあります。

それは連絡帳や手紙などで、先生に

「お子さんがこの部分が分からないので教えてください」

と具体的にお子さんが勉強のどこがどういう風に分からないかを伝えることです。

例として

「子どもが算数の分数の計算で通分するのが理解できていないようなので困っています。

わからない感じであればフォローして頂けないでしょうか」

といった感じです。

先生は授業中の様子で子どもの理解している、していないをある程度把握していますが、ピンポイントでは人数が多いので分かりづらい部分があります。

つまり、お子さんのピンポイントで「ここが分からない」というのはお家の方が把握しやすいのですし、先生にピンポイントで分からないを伝えることで先生も教えやすくなるので、この方法は覚えておくと

・お子さん 分からなかったのが分かるようになる
・保護者 教えていて疲れたり、イライラするのを防げる

という一石二鳥な効果を期待できます。

親子で休憩して気分を切り替える

お子さんは勉強が分からない。そして保護者は教えるのに疲れる。

こういう状況になると

・お子さん 集中力が切れる→分からないが更に分からなくなる
・保護者 疲れからイライラする→つい「何で分からないの!」と声を荒げてしまう

ようになってきて、

「分からない、疲れる、イライラの悪循環」に陥ります。

こうなった時は「親子で休憩して気分を切り替える」ようにしてください。

勉強が分からないまたは疲れている時に分かろう、教えようとしてもどちらも集中力切れや疲労感から分かった!、教えられて良かった!という結果から離れていきます。

そうなるのであれば一度気分のリフレッシュを兼ねて休憩をして、勉強から離れてみると、気分が切り替わるのでお子さんが

「あ、分かった!こういうことなんだ!」

と分かるようになったり、教える側も

「こういう風に教えたら、分かってくれるかな?」

と違う教え方を思いついたりできます。

苦手や分からないことは出来るだけ早く済ませたいという気持ちは分かりますが、それが結果として分からない、疲れる、イライラの悪循環となるなら、一度休憩してその悪循環を止めてしまいましょう。

悪循環にならないようにする為に、親子で休憩してリフレッシュして、また勉強に向かってみましょう。




子どもが自分で学べる方法まとめ

お子さんが学校に通うようになったら、

「子どもが自分で学んでくれたらいいな」

「子どもが勉強を楽しいと感じたり、自分で学ぶようにする対処法ってあるのかな?」

と考えたことありませんか?

そんなあなたに紹介したい対処法がこの4つです。

面白い教材を取り入れる

40年ほど前、私が子どもだった頃は自宅での学習というと本屋さんで売っているドリルや学研の科学みたいなもの主流でした。

それに比べて、今どきのお子さんですとタブレットやパソコンを使った学習ができますし、本屋さんで売られているドリルも

「子どもが面白い、楽しいと感じられる」

ものが多いです。

これは私の持論ですが、子どもって面白い!楽しい!と感じるものは遊びでも勉強でも熱中するものです。つまり、子どもが勉強を面白い!楽しい!と感じるようになったら、

子どもが自分から進んで勉強するようになる

と感じています。

だから、もしもあなたがお子さんに自宅学習用もしくは「子どもが勉強を面白いと感じられるように」とドリル類を買うのであれば、買って与えるのではなく、

「お子さんと一緒に選ぶ」

ようにしてください。

仮にあなたや保護者にあたる方が「ドリル買ってきたからやりなさい」と与えたとしても、お子さんの習熟度がきちんと分かっていなかったら、お子さんにとっては

「難しくて分からないからしたくない。けど、やらないと怒られる」

と苦痛にしかなりません。

ですから、

「えっ!こんなドリル?」

と思うかもしれませんが、お子さんが「これ、面白い!」と感じる教材が一番ですよ。

動画解説を取り入れる

インターネットが身近なものとなってから、沢山の動画解説が出ていますが、私は

「子どもが勉強や学びを面白い、楽しいと感じられるなら動画解説を取り入れるのはアリ」

だと考えています。

解説をしているのはプロの方ですから、子どもでも分かりやすく丁寧に作られていますから、保護者がイライラしながら教えるよりも正直分かりやいです。

また、普段子どもは学校で先生と授業していますから、授業と似た環境になるので、意外と集中して動画解説を見るので「分かった」と感じやすいようです。

そして、これは長年普通学校の先生と支援学校の校長先生をされていた私の恩師から、

「書いたり、読んだりして覚えたり勉強するのが苦手な子って、見て覚える教材だと理解できたり、パッと覚えたりするんだよね。
だから、そんな子は書く・読むよりも見て覚えるにポイントをおいた勉強法が合っていると思うよ」

と聞いたことがあります。

もしも、お子さんが

「うちの子、読み書き苦手だから勉強しないんだけど...」

と感じられるなら、それは「もしかしたら」の範囲ではありますが見て覚えてるのは得意な可能性があります。

一度、読み書きでの学習から離れて、見て学ぶ動画解説を試してはいかがでしょうか?

読んだり、書いたりというのも大切ではありますが、苦手な分野を毎日言われては、お子さんにとっては苦痛でしかありませんし、益々読み書きが嫌いになるでしょう。

そうなっては読み書き以外も勉強に関することは全て「イヤ!」となる可能性が高いので、こうなると勉強させるとなると至難の業といえます。

色々と方法を試しながら、子どもに一番合った方法で学んでもらうのをお勧めしますよ!

簡単なレベルの問題を何度も解かせる

子どもも大人も勉強をしている時、面白くない・難しいと感じるとなかなか続けるのは大変です。

大人の場合はそれでも自分のスキルアップの為、昇給の為といった目的があるのでなんとか続けたり、先に進もうとしますが、子どもの場合は面白くない・難しいと感じるとそこでストップとなります。

つまり、子どもが勉強をそう感じるようになったら、いくらあなたや他の保護者が「やりなさい!」と言ったところで、集中しないし、知識にはならないのです。

そんな時の方法として、

「簡単なレベルの問題を何度も解かせる」があります。

例としては、小学校3年生のお子さんが計算問題が苦手なら、小学校2年生の計算問題をさせてみること。

この時、お子さんから「2年生のなんてできるよ!」と言われるかもしれませんが、まずはさせてみてください。

そして、2年生の問題がスラスラと出来れば、分からなくなったのは3年生から。

逆に2年生の問題で引っかかるようなら、2年生の計算から分からなくなっているというのが分かります。

このように簡単なレベルの問題をさせてみることで

・お子さんがどこのレベルで分からなくなっているか

が分かります。

そして簡単なレベルであっても、正解であればお子さんの「出来た!」と自信をもてるので、「自分でやってみよう!」という自主性に繋がります。

「簡単な問題をしても...解けるのは当然じゃない」

と思われるかもしれませんが、もしもその簡単な問題が解けなかったらビックリしますし、「何でそんな問題が解けないの!?」と言いたくなりませんか?

分からないなら、分かるところまでそこまで戻って学習する。

これを何度も繰り返すことで分かるようになるのを反復学習といいます。

簡単なレベルの問題を解くのは、この反復学習の一環ともいえます。

私は少しずつであっても、子どもが自分できちんと理解して、

「分かった!出来た!」

と自信をつけて、勉強を自分からするようになる。

更に勉強を面白い!楽しい!と感じられるようにする為に、簡単なレベルを解くのは効果的だと思います。

親・保護者が勉強してみる

子どもが自分で学べる方法として、お子さんが動かすのではなく保護者が動く方法があるのをご存知でしょうか?

それは

「親・保護者が勉強する」です。

これは実際に我が家でやっている方法なのですが、きっかけは小さな偶然でした。

私は普段は平日にフルタイムでパートをしていますが、コロナ禍によって出勤日が減り平日に休みが出来るようになりました。

この平日休みのおかげで少し時間ができたので、私はある資格を取ろうと思い、勉強を始めました。

いつもは子ども達がいない時に勉強しているのですが、ある日、子ども達が帰宅してから勉強したことがありました。

そうすると子ども達が「ママ。何してるの?」と言ってきたので、「ママ。資格を取ろうと思って、その資格の勉強しているの。」と話すと

「ふ~ん。じゃあ、私も勉強頑張ろう。」

と勉強を始めました。

それからは、あえて子ども達がいる時間に勉強をしてみたら、「ママが勉強頑張っているから、私も頑張る」と進んで勉強するようになりました。

そんな子供達を見て、「子は親をみて育つ」というのはこういうことかもしれないなと感じました。

私はたまたま取りたい資格があったので勉強をしていましたが、勉強でなくても読書をするのでもいいし、在宅でお仕事されている方ならお仕事するのもいいです。

私の経験談ではありますが、親が何かに集中している、学んでいる姿というのは、子どもが自分で学ぶ気持ちに繋がる効果があるといえます。

一度お子さんの近くで物事に集中したり、勉強してみるのを試してみてください。

その姿が「ママが頑張っているから、私も頑張る」となるかもしれません。

親がイライラしない方法まとめ!

できた事を褒める

お子さんが勉強をしている時、

「やったね!出来たね!」
「わぁ、すごいね!」

と褒めていますか?

もしかしてですが、集中力のない態度や取り組みはするけどペースが遅いなどに目がいってしまい、お子さんが出来ていてもイライラして

「集中しなさい!」
「早くやりなさい!」
「出来たなら、次をしなさい!」

と言っていませんか?

お子さんが思うように勉強に取り組まないとイライラするのが、私にも経験があるのでよく分かります。

せっかく出来て褒めて欲しいお子さんに向かって、そのイライラをぶつけてしまうと、お子さんは

「勉強しても面白くない、楽しくない」
「出来ても褒めてくれないから、勉強なんてする必要なんてない」

と感じます。

そして、お子さんがこう感じてしまうと、自分で勉強するはおろか勉強自体を嫌うようになるでしょう。

子どもでも大人でも褒めてもらうと嬉しいものではないでしょうか?

更に子どもは褒めてもらえたことで、認めてくれた=自己肯定感を得ます。

ですから、どんな小さなことでもいいですから、お子さんが「出来たよ!」と言ってきたら、そこをちゃんと見て「出来たね。やったね!」と褒めてあげてくださいね。

疲れをためない

お子さんが勉強している時に

「疲れをためない」

のもイライラしない秘訣といえます。

イライラするというのは既に精神的にささくれというか、ちょっとしたことをマイナスに捉えやすくなっています。

だから、お子さんの単純な計算ミスや書き間違いなどに

「そうじゃないでしょ!何でできないの!」

と言ってしまう結果となりますので、教える時に既に疲れているなら

・少し休憩してから教える
・自分以外の家族に頼む

という方法をとりましょう。

そして、教えていて疲れてきたら、一度休憩を入れるなどして、どちらの場合でも疲れがたまらないようにしましょう。

私も経験があるし、私の子ども達も経験がありますが親が教えている時にイライラしていると、子どもは勉強よりも「親を怒らせてはいけない」法に集中してしまい、更に分からなくなってしまいます。

そんな子供の様子にイライラがヒートアップして、火に油を注ぐような形になってしまうと、子どもは「何が分からないのか分からない」状況になって、もう勉強どころではなくなってしまいます。

そうならない為に

「子どもに勉強を教えるなら疲れをためない」

のは親のイライラを防ぐ為にも、お子さんの分からないを増やさない為にも有効といえます。

部屋を綺麗にして環境を良くしておく

皆さんのお子さんは勉強をどこでしていますか?

自分専用の子ども部屋ですか?それとも、リビングなどの家族が共有しているスペースですか?

どの部屋でも共通している事ですが、お子さんが勉強をするスペースにお子さんが気をひかれてしまうようなゲーム、本、おもちゃがあるとやはり手を出したくなってしまうものです。

皆さんにも「試験勉強するつもりだったんだけど、ついゲームしちゃった」っていう経験ありませんか?

だから、お子さんが勉強するスペースには

・興味をひくもの
・手に取れる位置にあって遊びそうな物

は目に入らない、手に取れない場所に置いた環境にした方がお子さんの集中力アップや持続するのに繋がりますし、

「勉強するって、ゲームして!何やってんの!」

というイライラや小言を言わなくて済むので、

「お子さんが勉強する時はつい遊んでしまう物や勉強から離れていってしまう物」

は綺麗に片づけて、勉強しやすい環境を作ってあげましょう。

おわりに

お子さんが勉強している時にイライラするのは、親であれば「あるある」の話です。私も何度も経験があります。

お子さんはストレスを感じながら勉強する
保護者はイライラしながら勉強を教える

この状況は誰がどう見ても良い環境とはいません。

そうした状況を改善する為に。更にお子さんが自分で学べるようになったり、勉強を面白い・楽しいと感じられるようになる為に。今回ご紹介したことが参考になれば嬉しいです。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

ABOUT ME
ゆかり
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