2歳の子どもの発育情報を見て見ると、言葉を少しずつ覚えたり、自我の芽生えや体の成長などみるみると成長していきます。
その成長はとても嬉しく体だけではなく、いやいや期などの心の成長も。
著しい成長の一方、気になる行動が目立つのもこの年位から。
気になる行動の一つとして、「タオルを噛む」という行動があります。
ここでは、2歳児がタオルを噛む様になったという方に向けて、タオルの噛み癖の理由や、自閉症と関係しているのかどうかについて紹介していきます。
こちらの記事では、以下の内容を解説しています。
- 2歳児がタオルを噛むのは自閉症だから?
- 2歳児のタオル噛みは歯並びは大丈夫?
- 2歳児のタオル噛みはどう克服する?
- おわりに
タオルの噛み癖の対処法について気になるという方は、ぜひ参考にして見て下さい。
2歳がタオルを噛むのは自閉症?
2歳になり、活発に動く一方、タオルを噛むのが気になる、という保護者が増えています。
Twitterを見て見ると、噛み癖が酷い子に悩まされたり、保育園に預けるのが心配になったりと、様々な苦労が垣間見えました。普段から噛み癖があるという子も多いようです。
しかし、2歳児、毎月何かを取り合っては噛まれて怪我して帰ってくるんだが、保育園はこんなもんなのか、たまたま噛み癖のある子がいるからなのか……?
— ぶんぶんぶん (@bun_m) July 16, 2021
4回はちょっとひどいです。噛み癖のある子はマークしてます。目を離さずワサワサ騒がしい時や機嫌の悪い時は他の子から離します。園側に聞いてもいいと思います。0~2歳児は複数担任。気配りが足りない
— hapihapinyanko (@hapihapinyanko) October 14, 2020
1.2歳児の噛み癖と引っ掻きは多いって手紙来てたけどいざ自分の子がされると心配なるよね
一緒に居ないから状況もわからないし
心配はつきないよね〜— あや◡̈⃝︎ʾ (@ayayannnu26) July 21, 2021
2歳がタオルを噛む理由は、自閉症だからなのでしょうか?
次の項目をチェックし、落ち着いて子供の様子を見守りながら向き合いましょう。
自閉症の一つの特徴ではある
噛み癖は、自閉症の一つの特徴とされています。
しかし、直ぐに自閉症とは決めつけないで下さい。単にお腹が空いているという場合もあるので、子供の様子を観察しつつ、たくさん他話しかけてあげましょう。
特に、保育園に預けているご家庭は、家族との時間がとても大切で重要です。
家族の時間も一つ一つの積み重ねなので、子供の気持ちを尊重しながらサポートしてあげましょう。
自閉症とは決められない
噛み癖が一つの特徴ではあるものの、他にも特徴があります。
- 一人で遊ぶことが多い
- 同じ動きが目立つ
- 他の人と目が合わない
ということも自閉症の特徴です。
タオルを噛むという行為だけが自閉症の症状ではないので、最初から決めつけないことが大切です。
色々と他の可能性も考えてみましょう。
他の問題と言う事もある
2歳児はまだ発達途中で、言葉が少しずつ出てくるものの、自我が全て出せているわけではありません。
そのため、気持ちのはけ口や甘えたい欲求の代わりとしてタオルを噛んでいる事もあるので、他に何かしら原因があるかもしません。
「噛む」という行動自体、気持ちを上手く伝えられない時に現われる行動でもあります。
相手に向けるのではなく、物やタオルを噛んで気持ちを落ち着けている事もあるので、自閉症だと決めつけず様子を見てあげる事が大切です。
心配なら医療機関へ
もし親の目から見てあまりにも頻繁だったり心配だった場合や、色々とアプローチしてみても改善が見られない場合もあります。
そんな時は念のため医療機関に頼ることをお勧めします。
相談だけなら、自治体でも良いアドバイスを受けることができるので、心配であれば一度相談してみると良いでしょう。
2歳のタオル噛み 歯並びは大丈夫?
2歳児がタオルを噛んでいていると、歯並びにも少なからず影響があるか気になりますよね。
タオルを噛むことによる歯並びへの影響はあるのでしょうか。
できればタオルを噛むことで発散するのではなく、他の方法へ変えて行けたらよいですね。
タオルを噛んでしまう理由についても、考えてみることが大切です。
歯並びへの影響
2歳の子どもがタオルを噛むことで、歯並びへの影響は少なからずあるようです。
しかし、タオルを噛む行為が落ち着けば、大きな心配に至ることはありません。
癖と言うことは、噛むことで安心感を得られているかもしれないので、他に注意を向けてタオル噛みを改善させてあげましょう。
上手に話せない事によるジレンマが理由かも
お話が上手な子供もいますが、子供によっては、言葉や単語は分かるがまだまだ話はできないという子供もいます。
自我が芽生え始めてきてはいるが、気持ちをちゃんと伝えられず、噛みつくことで気持ちを表していることがあります。
いやいや期の時期でもあり、噛みつき期という時期だと思っても良いぐらいです。
親が気持ちを代弁して、たくさんスキンシップを取ってあげる事が大切です。
タオルを噛むことがあれば、声をかけて子どもの声を聴いてみましょう。
関わり方が分からない事もある
2歳はまだコミュニケーションを手探りで学んでいる途中です。
その中で、関わり方が分からないことが理由で噛んでしまう事もあるようです。
「お友達と遊びたい」
「あいさつしたい」
このような気持ちが隠れているかもしれません。
ママさんは大変かもしれませんが、保育園に入れていない御家庭であれば、公園に行って遊んだり、自治体のイベントに参加するなど、家族以外の人との関りを持つと、気分が外に向かって気分転換になります。
周りと関わる事で、少しずつ表現の仕方を学んでいくことができるでしょう。
ダメなこと、危ないことも同時に注意しながら過ごせます。
子供から目を離せませんが、子供の成長には大切なことですね。
2歳の子どもがタオルを噛む時の対処法
2歳がタオルを噛む時、親ができる対処法を4つ紹介します。
出来そうなものから試してみてください。
意識を他に向ける
タオルの噛み癖が酷い場合は、子供の意識をタオルから他に向けてあげる事から始めましょう。
子供は音に敏感なので、楽しい音楽があると高い割合で意識を向けてくれます。
音楽を聴きながら言葉を覚えられるグッツもあるので、そのようなもので試してみてもよいですね。
私は好きな音楽を流しながら話しかけ、遊びに誘ったりしてタオル噛みから離れるようにアプローチしていました。
短い時間だったとしても、タオルを噛む時間が短くなるので、そこの時間を少しずつ長くしていけると、タオルがなくても楽しめるものをみつけることができるようになります。
スキンシップ
子供は親からの愛情をずっと待っています。
そこにゴールはなく、無限に愛情を注がれることを待っています。
スキンシップは子供からするととても大切な時間で、言葉よりも一番安心できる時間と言っても過言ではありません。
単にかまってあげるのではなく、気持ちと向き合ってあげることを意識しましょう。

直ぐに収まらないかもしれませんが、少しずつ噛み癖は改善されていくこともあります。
子供のペースで焦らずタイミングを見ながら、タオル噛み卒業へ進んでいきましょう。
ぬいぐるみを与える
タオルを噛むという行動で、自分が言いたくても言えない事を発散しているという事もあります。
そんな時、ぬいぐるみを与えることで、自分の気持ちを表現しやすくなることも。
気持ちが分からないという事も、ぬいぐるみになら対話ができたりします。
また、子供のイマジネーションを磨くことができ、表現できる子供へと成長できるステップにもなります。
さらに心のよりどころにもなりますので、ぬいぐるみはおすすめです。
気持ちを代弁してあげる
とにかく、気持ちを代弁してあげることで、信頼関係を築くことができます。
しかし、何でもかんでも代弁するのではなく、自分で言えそうなものは自分で言うように促してみましょう。
戸惑っている態度や言葉が出なくて困っている様子であれば代弁をする。
という感じです。
また、言いづらいようならヒントを投げかける方法もよいですね。
「こうだったのかな?」「こうだったら嬉しいね」など、全て代弁してあげるのではなく、途中まで言ってあげてもよいですね。
少しずつ表現できるようなれば、噛み癖も次第に落ち着いてくるでしょう。
おわりに
2歳児の発育段階の一つに、噛み癖があります。
自閉症と症状が似ているため、もしかしてと思ってしまいますが、
- 子供の様子を見て子供の気持ちとしっかり向き合う
- スキンシップを積極的に取る
- 親子の時間や絆をしっかり深めていく
などができてていれば、タオルの噛み癖も落ち着いてくるでしょう。
2歳は気持ちの成長である「いやいや期」と「噛みつき期」があると思って、子供と向き合った育児時間を過ごしましょう。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!