土俵には女性がちびっこでも上れないのは何故?理由と過去の事例まとめ

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こんにちは!みやもんです。

先日から話題となっている、大相撲での土俵問題。

急病で倒れた市長を助けるために土俵に上がった女性が、場内アナウンスで「降りてください」と言われたことを発端に、様々な波紋を広げていますよね。

でも、そもそもなぜ相撲では女性が土俵に上がってはいけないのでしょうか?

これまでにどのような事例があったのでしょうか?

それについて、解説していこうと思います。

1:女性が土俵に上がれないのは何故?

女性が土俵に何故上がれないのか?

それには2つの説があります。

①五穀豊穣の女神様が嫉妬するため

相撲は2者が取り組み、勝負を競うものです。その相撲は古来に発祥し、現在は大衆的なものとなりましたが、その当時は大きな意味がありました。

日本では古くから相撲は神事として、子孫繁栄や五穀豊穣を願い、また感謝する目的で取り組まれていました。また、二者のどちらが勝つかにより翌年の五穀豊穣も占っていたと残されています。

鎌倉時代に入ると、心身を鍛えるための「武家相撲」が発展しますが、江戸時代に入るとそれは廃れ、神事の意味合いが色濃くなる一方、大衆文化にもなり、相撲を見るために大勢が詰めかける事もありました。

そして現在、大相撲は大衆的になる側面、神聖なものとして今も続いています。

大相撲は神迎えの儀式によって神を土俵に降ろし、15日間とどまってもらうように整えます。取組は結界された土俵上を毎回、塩と水で清めてから行ったり、場所後には神送りの儀式を行い結界を解くのです。

毎回の儀式的なパフォーマンスにも、きちんと意味があったのです。

日本の大相撲は、これを250年以上守り続けてきました。

そして、何故女性が土俵に上がれないのか。その一つは神事の中で出てくる神様が「女神様」という事が大きな理由です。

相撲は若い男性が女神を楽しませるために行っているもの。女性が入って女神様が嫉妬されないように女性禁止にしたというのが、大きな一つ目の理由です。

結果、女性を何が何でも排除するという行為にまで発展してしまいましたね。

②穢れるのを嫌うため

江戸時代から意味合いが強くなった神事の中の相撲。

その神事では、「穢れ(けがれ)」の考えがあり、「出産」・「血」・「死」を穢れとして避けてきました。

人の生き死には神事の中でも「解明できない不思議なもの」として、恐怖の対象となっていたのかもしれませんね。

特に出産と血(月経)は女性特有のもののため、女性は穢れの対象にされてきました。

女性が土俵に上がれないというニュースがあるたび、この理由はいつも挙げられます。

現代の考えから逸脱していると言われても仕方ありませんが、神事にはこのような考え方もあったのですね。

 

2:これまでにどのような事例があった?

今回、市長が急病で倒れ、土俵に上がった女性に降りるように指示した内容。

土俵に上がった女性は医師で、心臓マッサージを行い、あとから登ろうとした女性も交代しようと駆け寄ったそうです。

その後、静岡県で開催されるちびっこ相撲でも、「女の子は辞退してほしい」と相撲協会から申し入れがありました。

今回のことだけではありません。

過去には1978年、「わんぱく相撲東京場所」で、10歳の少女が蔵前国技館の土俵に上がらせてもらえず、決勝大会出場を諦めたことがありました。

1990年には内閣官房長官になった森山氏が、自分が土俵に上がって内閣総理大臣杯を手渡すと言い出したが、これも拒否されています。

2010年、千代大海の断髪式に本人の母親を招待し、断髪式を行いましたが、土俵には上がらせてもらえず、土俵下まで降りて行いました。

ただ、1400年の女性禁制の歴史が破られる事件もありました。2007年の秋場所で、女性が警備員の制止を振り切り土俵に乱入する事件があったんです。

警備員が止めるほど、女性は禁止とされ神聖化されている土俵。今回だけでなく多くの事例があったのにもかかわらず、現在も女性禁制が続いています。




3:相撲協会のコメントは?世間の 反応は?

相撲協会では、わんぱく相撲での女の子辞退の理由について、次のように声明を発表しています。

「女の子のケガが多いので、安全面を考慮してのこと」と協会はコメントを発表しています。

市長の急病でのことも「行事が動転してアナウンスしてしまった」と謝罪文を出していますね。

あくまでも「土俵は神事として神聖なものであり、女性はこれまでの伝統として上がるのは認められない」としたのが相撲協会の見解なのでしょうね。

ただ、今回は世論から猛批判にあいましたし、事態が事態なので、やむを得ないものとして特別例にしたのかもしれませんね。

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伝統と人命と、女性差別と様々な問題が混在するので、これからも世論を沸かせそうですね。

4:まとめ

いかがでしたか?

相撲での女性土俵問題は時代の変化と共にどう変わっていくのでしょうか。

いずれにせよ、様々な議論の中で相撲協会がどうそれを受け入れて変化していくのか。それとも変化を受け入れず伝統を守っていくのか。

どちらにしても、大衆的な相撲の中で、悲しい事が起こらないようにしてほしいですね。




 

 

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