昨今の子どもを取り巻く問題は、様々かつ複雑化しています。
しかし、少子化の流れは止まらず、2022年の出生数はついに約77.1万人と80万人を割れると予想されています。
地域の過疎化も進む上、経済的な理由から働きに出る母親も増え、子どもの居場所がない、子ども達の教育が置き去りにされているという問題点も指摘されています。
山口県下関市も人口減少が続いていますが、その中でも子どもの数が減り、老年人口割合は上昇しているという課題を抱えています。
こちらの記事では
- 山口県下関市の子ども達への支援がしたい時はどうすればいいのか
- 山口県下関市の子ども達にどんな風に支援したらいいのか
いくつかできるかを紹介していきます。
一つでも出来ることを見つけて実践してもらえると嬉しいです。
山口県下関市の子ども支援がしたい!
山口県下関市にずっと住んでいるが、子どもの未来が心配になる。
地元下関の子ども達が大好きで、何かしら力になれることがしたい。
そんな風に思っている方は、実は多いのではないでしょうか。
しかし、現状あまりそういった情報を得る機会もないため、「実際にはどうしたらいいんだろう?」というモヤモヤを抱えていませんか?
地元の子ども達に支援して、子どもや親が少しでも子育てしやすく、笑顔あふれる子ども達が増えたら嬉しいですよね。
実はいくつも地元の子ども達に支援出来る方法があるんです。
それをこれから紹介しますね。
ボランティア活動に参加
子ども支援がしたい時に出来る事の一つ目は、子どもの支援活動に直接的に参加することです。
子どもが通う保育園や学童保育などでも働き手が不足しているように、子どもや親が頼れる場所は、慢性的に人手不足が続いています。
子ども支援のボランティア活動に参加すると、自分の力を子ども支援に役立てられます。
下関市でも、
- 街頭募金ボランティア
- 無料塾のオンライン学習指導の講師
- 中高生のキャリア教育支援サポート
といったボランティア活動を支援する人を募集している場合もあります。
こういった活動に参加すると、支援を必要としている子ども達へ直接サポートをしていく事ができます。
こちらは大学生や社会人など、募集対象が限定されていて、どちらかというと10代後半~20代までの人向きになります。
募集が終了している場合もありますので、インターネットなどの募集要項をしっかり見てから応募しましょう。
援助会員になる
ボランティアは無償になりますが「やるからには有償ボランティアがいい!」という方は、援助会員になるという支援方法もあります。
山口県下関市にも、子育ての援助を受けたい人と、援助を行いたい人が会員になり、お互いに支え合いながら子育ての援助活動ができる「ファミリーサポートセンター」があります。
こちらは「直接的に子どもの援助がしたい」「困っている親子の助けになりたい」という方向けの子ども支援の方法になります。
ファミリーサポートセンターでは、0歳児から小学6年生までの子どもがいる保護者が利用できるので、子どもの保育や送迎といった内容になります。
「親子への支援したいけど、有償がいい」という方にはこの方法が向いています。
援助会員になるには、ファミリーサポートセンターに会員登録し、事前講習会を受けた後に活動する事ができます。
もし、活動したいけど仕事をしていて時間がない、という方は予定を合わせて参加する事をお勧めします。
子ども食堂の手伝いをする
現在、山口県下でも100を超える子ども食堂が子ども支援のために地域との交流を取りながら活動をしています。
子ども食堂でもボランティアを募集しているので、手伝いをすると喜ばれます。
子ども食堂と言っても、出来る事は幅広く
- 子ども達と一緒にゲームをして遊ぶ
- 材料の買い出し、実際に調理
- SNSに発信する
といった運営全般のお手伝いをしています。
ただ、地域の人たちや子ども達と、食を通して繋がれるため、地域の人たちとの交流を図る場合は、こちらの方法で支援するのも一つの方法です。
子ども食堂に来る子ども達限定への支援になりますが、密に関わりたい人はこちらの方法がいいですね。
募金や寄付で支援する
子ども支援には上記に挙げたように、直接的に行動して支援をする、という方法がいくつかあります。
ただ、年齢制限があったり、自分が今下関市にはいない、仕事があって忙しい、という理由で直接的に支援ができない、という場合もあります。
また、下関市に旅行に行ったら地域の人達に良くしてもらったから、何かの形で恩返しがしたい、という場合もありますよね。
しかし、忙しくて自分が動けない時、距離があって助けに行けない、という場合でも、支援出来る方法はあります。
それが「寄付をする」という方法です。
全国には子ども支援のために様々な団体や個人での活動があるものの、資金が不足して活動を諦めるを得ない事情もあります。
そういった団体や個人へ、応援の気持ちを込めて支援する事ができるのが、寄付という方法なのです。
自分の思いが詰まった寄付金を、子ども支援のために有意義に使ってもらえるのであれば、こんなうれしいことはありませんよね。
そしてそれが地元下関市で活動している団体であれば、下関市に住む子供達や親子に直接的に支援ができますし、自分がした支援がダイレクトに必要な子ども達に渡っていきます。
色々な方法で子どもを支援する事ができるので、自分に合った方法を見つけてみてくださいね。
山口県下関市の子ども支援でおススメの方法
山口県下関市に住む子ども達への支援。
先ほど色々な方法をご紹介しましたが、その中でも最も簡単にできるのが「寄付」という方法。
でも、どこにしたらいいのかわからない・・という場合がありますよね。
そんな時、一人で悩まないで、どういった場所があるのかについてここでご紹介しますね。
直接活動団体へ寄付
もし、寄付がしたい!という場合、直接山口県下関市の活動団体へ寄付するのがおススメです。
地元下関市の子育て支援にダイレクトにつながることができます。
下関市は子どもや地域に対して支援活動をしている団体がありますので、直接寄付してサポートしていくのも一つの方法です。
現在は銀行などで振替にて寄付、という形はもちろん、インターネットでも寄付ができますので、子ども達を取り巻く現状を自分の力で変えていくことができますよ。
支援団体と繋がる
「支援をしたいんだけれれど、どの団体が良いかわからない」
「どの団体が何の支援をしているのか具体的に知りたい」
という場合は、支援団体と繋がるために、情報をマッチングできる方法があります。
それは「マッチングネットワーク推進協議会」です。
こちらに相談すれば、寄付先とマッチングする団体を紹介してもらえます。
「子どものために役立ててほしいものががたくさんあるけれど、どこに寄贈すればいいのかわからない」という方は、こちらに相談する事をお勧めします。
子ども支援施設への寄付
もし
「寄贈できるものはないけれど、支援することで、目に見える形になる方がいい!」
「自分の力で、子どものためになることをダイレクトにしたい!」
という場合は、子ども支援施設へ直接寄付する事をお勧めします。
子ども支援施設に直接寄付をする事によってダイレクトに自分がした寄付が生かされ、それが形になるのを実感することができます。
例えば、自分が寄付することで、子ども達が使うおもちゃを購入する事が出来、楽しく子ども達が遊んでいる。
自分の支援で、子どもが使う机が購入でき、子どもが毎日勉強を楽しそうに取り組んでいる。
「目に見える形」になり「子どもの笑顔を生み出すもの」が、自分の支援によって生まれる。
そして、子どもが生き生きと過ごすことができている、という事が実感できると「支援してよかった」と思えます。
自分の行動がダイレクトに子どもに伝わる、また支援した寄付がどう使われるかが具体的にわかるという意味でも、直接子ども支援施設に寄付するのも方法の一つです。
2022年12月現在、山口県下関市で「こどもスクールなな色」という支援団体が、子どもが安心して笑顔で過ごせる場所を作ろうと計画しています。
こういった活動に支援していくと、山口県下関市の子ども達の現状を、少しでも良くする事に力を貸すことができます。
現在クラウドファンディングを行い、支援を募っているので、一度どんな活動をしているのかをチェックしてみてくださいね。
\2023年2月28日まで支援ができる!/
子どもを取り巻く現状
昭和、平成と時代は流れ、令和の時代の子ども達は、私たちとは違う時代を生きています。
その中に子どもにとっては必ずしも良い状況とは言えない現状もあります。
現状について少し知っておいてほしいのでお話しますね。
遊び場の減少
最近はニュースで子どもの声が「騒音」として問題視され、遊び場である公園がなくなると言ったニュースに代表されるように、子どもが自由に遊べる公園が減ってきています。
昔あった大型遊具は老朽化やケガの問題で撤去される上、遊ぶ声が騒音として苦情の原因になると「静かに遊ぶ」「大声を出さない」といった張り紙も公園で見かけるようになりました。
近くの公園きてみたけど、(危険な)ボール遊び禁止の立て看板あるし、子供たちは集まってDSしてるだけだし、大人はこんな風景を本気で望んでたのかな。 pic.twitter.com/fsIfyG30vR
— Ohue M/大上雅史 (@tonets) April 11, 2015
子どもはのびのびと遊んでこそ、感受性が養われます。
現在は公園でもゲームで遊んでいたりと、身体を動かして遊ぶ機会が減ってきている現状もあります。
安心して遊べる場所が減ってきているので、遊ぶ場所がなく、ゲームに興じている子どもも少なくないのではないでしょうか。
共働きによる子どもの孤立化
1980年代から女性の社会進出や経済的な理由のため、共働きを選ぶ家庭が増え、それによる保育施設の待機児童問題は続いています。
経済的理由や空きがない状態で、やむを得ず子どもが一人で家で留守番をしなくてはならないことも。
それが子どもの孤立化の原因の一つになっています。
学校がない土曜日は子どもが行く場所がないなんてこともあります。
親も仕事で目が行き届かない時、安心して遊べる場所が増える事が望まれているものの、なかなか増えていかないのが実情です。
貧困や不登校が増加
子どもを取り巻く現状は、残念ながら年々厳しくなっているのが現状です。
物価上昇による生活の圧迫や非正規の雇用などにより、、1980年代から上昇傾向にあり、今日では実に7人に1人の子どもが貧困状態にあるとされています。
また、現代はSNSなどが普及したことで、大人が見えない世界でのいじめも深刻化しています。
集団での付き合いが上手くできないと精神的に追い詰められ、不登校になってしまう子どもも少なくありません。
子どもが成長していく過程で、大切な時期に必要なサポートをしていく事。
それが、子ども達の心を育て、生き生きとした未来を生きる姿へと成長していくのではないでしょうか。
「こどもスクール なな色」が必要な理由
山口県下関市で活動している「こどもスクール なな色」
(参照:Amebaブログより)
「こどもスクール なな色」は、2023年4月から、古民家を利用し、子ども達が過ごせる場所を提供するために活動していく団体です。
私はぜひこちらの「こどもスクール なな色」へ子ども支援のための力を貸してほしい!と思っています。
ではなぜ、「こどもスクール なな色」への支援が子ども支援につながるのでしょうか?
ここからは山口県下関市の子どもの居場所になる、「こどもスクール なな色」が、これからの子ども支援に必要である理由を紹介していきます。
子どもの居場所作り
現在、子どもを取り巻く環境は昔と変わり、両親の共働き、シングルマザー・シングルファーザーの増加により、家に子どもが一人でいる、という環境が増えています。
子どもを預けたくても、空きがなく預けられない、周りに頼る相手もおらず、苦渋の選択として子どもを留守番させているという家庭も少なくありません。
2020年の調査では、子どもが家の鍵を持つ「鍵っ子」デビューは、平均7.5歳と小学校低学年なんだとか。
そういった現状を見ると、親や大人の目が届かない環境下に子どもが置かれることが増えている事がわかりますね。
「こどもスクール なな色」では、下関市にある自然あふれる古民家を改築し、土曜学校を開いて休日に一人で過ごす子どもの居場所として開設予定です。
さらに、利用者からの要望と状況が整った段階で、学校に行っていない子どもの支援といったフリースクールとしての活動も視野に入れているんだそうです。
子どもが一人ではなく、同じ悩みや目的を持った人たちとの交流場所として利用されることが期待されているのが「こどもスクール なな色」です。
最初は土曜学校を開いてワークショップ形式の体験学習を行い、子どもがメインとなった活動を行います。
大人は子どものワクワクややる気を引き出すサポートをしていくので、子どもが自分を認め、安心して活動を行えるようになっています。
「こどもスクール なな色」では子ども達が自分で体験し、自らが考え、やりたいことを見つけ、自発的に動くようにすることができるようにしています。
子ども達の視点で、やりたいことをとことん突き進められることができる場所。
自分が自分らしくのびのびと過ごせる場所として、「こどもスクール なな色」は子ども達に寄り添って行くのです。
自然豊かな場所で五感を育てる
古民家を利用した「こどもスクール なな色」では、なんと裏山があり、そこで自由に遊ぶ事ができるように計画されています。
今の時代、裏山を駆けまわって遊ぶ経験ってなかなかできないですよね。
ここでは日常では体験することができない「思い切り走って自然を感じる」「自然の中での遊び」をすることができます。
自然いっぱいの場所で遊ぶと、子どもの五感は磨かれていきます。
「こどもスクール なな色」では、自然の中での遊びを通して、昔ながらの伝承亜遊びなども伝えてくれます。
ゲームやスマホばかりの遊びは、子どもの情操教育にも大きな影響を及ぼします。
子どもが「子どもらしく」遊べる場所や機会は、大人が作り守っていくものです。
スマホを持つのが当たり前になった時代。
自分の周りにある自然を見たり体感する事が減っている子どもたちに、思い切り感じて触れ合える機会を与えられる場所を、ここでは作り上げていけるのです。
ワクワクや可能性を育てていける場所
私も過去保育園や学童保育所で子どもと共に過ごしましたが、今の子どもは塾や習い事に追われ、自分の可能性を育てたり、ワクワクを感じる機会が減ってきています。
忙しいという現実に追われ、子ども時代にしか体験できない「ワクワク」や「可能性の芽」を見過ごしてしまうのは本当にもったいない事ですよね。
両親や子ども自身が忙しいので、新しい発見や気づきを得られる場所や機会を作るのには限界があります。
「こどもスクール なな色」は、ワークショップ形式の体験学習の他にも、食育の時間や子ども達が自由にやりたいことができるようになっています。
そのため、子ども達が新しいことに触れたり、取り組んだりできる機会がたくさん生まれます。
新しい事や自分がやりたい事に取り組んだ時、子どもは新たな可能性を見つけたり、ワクワクする気持ちがあふれてきます。
その機会を増やしていく事で、子どもの自尊心や自己肯定感が育まれ、自分で考え、自分で行動することができるようになっていくのです。
ただ言われたことをやるだけではなく、自分で夢や目標を見つけて進むことができるようになった子どもを見るのって、凄くワクワクしませんか?
「こどもスクール なな色」では、子どものキラキラ輝く顔がたくさん見られる機会がたくさんあります。
子どもが自分らしさを生かし、集団の中で生活する時に埋もれがちな「個性」が引き出せるきっかけが生まれる。
それが「こどもスクール なな色」で出来る事なのです。
安心して過ごせる場所
子ども達を取り巻く環境は時代を経て変化していますが、子どもが安心して遊ぶ場所が年々少なくなっています。
公園やマンションでは子供達の遊ぶ声が騒音として感じられ、自由にのびのびと遊べる場所は、大人たちの手で守る必要があるのではないでしょうか。
また、子どもだけで遊んでいる時にも、信頼できる大人の目があれば、働いている親も安心して、子どもを送り出すことができます、
さらに「こどもスクール なな色」では、古民家や裏山で安心して遊べるよう、環境整備を行っていく予定でいます。
ケガがないように整備された場所で遊ぶのであれば、大きなけがの心配をすることなく、子どもを遊ばせることができます。
昔の生活を体験できる竈などを設置して、まるでタイムスリップしたような気持ちで遊べる場所もあります。
(写真は完成イメージです)
自然に触れ、多くのものに興味を示す事によって、自発的に「学びたい」という姿勢も生まれ、「生きた学習」ができるようになります。
生きた学習は、自分の経験として、子どもの自尊心や自立心を育ててくれます。
「こどもスクール なな色」では、代表者が小学校教諭1種免許状を保持しているので、子どもの好奇心を大切にしながらサポートしてくれるので安心ですね。
令和5年4月の開設に向けて
山口県下関市で活動が始まる予定の「こどもスクール なな色」
現在は活動開始に向けて、様々な環境整備を計画している所です。
- 子ども達のケガや事故を防ぐための転落防止柵や転落防止塀の設置
- ファンタジーの世界に入ったとワクワクできるホビットハウス
- 昔の生活を体験できる「かまど」
- 様々な事を体験できるような絵本や楽器、文具や玩具
といった、子どもの安全と好奇心を大切にした整備をする必要があります。
そのためには、活動資金が必要になりますが、なな色のような施設は公的な補助金、助成金がなく、現状では個人での資金に頼る状態にあります。
子どもの未来を守るのは、今の時代を生きている大人である私たちです。
私たちも、親の世代から、自分たちが生きる未来を作ってもらい託されてきました。
今度は私たちが子どもの未来を作り出す必要があります。
だからこそ、こういった活動に支援して、子どもの居場所を共に作ることが大切なんです。
自分が出した援助によって、子どもの笑顔が一人でも増えていき、未来を夢見て生き生きと学びだす子どもが生まれたら、嬉しい気持ちになりませんか?
現在「こどもスクール なな色」は、子ども達のための活動拠点を作るべくクラウドファンディングをしています。
この方法を利用すれば、遠方にいても支援していく事が出来ます!
さらに、支援金額によっては嬉しいプレゼントもあります。
ぜひ一度チェックしてみてください。
私も近くに住んでいたら絶対働いて子どもの支援がしたい!と思えるような施設です。
たくさんのリターンもありますので、どんな活動をしているか見てみてくださいね!
おわりに
今日は山口県下関市の子ども援助がしたい時に出来る事について紹介しました。
子どもは大人が思う以上に多くの事を感じています。
一つの場所で躓いてしまうと、他に目を向けられない事もあります。
そんな時に安心して過ごせる場所や、聴いてくれる大人が他にいてくれたら、子どもにとって生きることは辛くならないのではないでしょうか。
「こどもスクール なな色」では、多くの子ども達の「居場所」と期待されている施設です。
その施設を私たち大人が子どものために作って行くことが、ひいては街の未来のためにもなっていきます。
全力で遊び感じる子ども達のために、出来ることをしていきましょう!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!