フライパンのコーティングが剥がれ、その小さな破片を誤って食べてしまった！！
そんな時、思った以上に心配になる必要はありません。
ただ、気にしないというのも今後の自分の健康を守る上では懸命な対処法ではありません。
ではどうしたらいいのか、ここからはそちらについて紹介していきます。
フライパンの剥がれた部分を食べたときの対処法！
愛用していたフライパンがいつのまにかコーティングが剥がれてしまい、うっかり料理と食べてしまった！
そんな時どうしたらいいのかまずは直ぐにできる方法を紹介していきます。
飲み物やうがいで口内を洗い流す
食べている最中に剥がれたコーティングを食べたことに気づいた場合は、飲み物などでうがいをして口の中から剥がれたものを吐き出しましょう。
食べている最中であれば、口の中や喉に剥がれた破片が残っている可能性があるので飲み込まなくて済むかもしれません。
急いでうがいをして口の中をきれいにしましょう。
体調の変化を確認する
万が一気づくのが遅れてしまい、飲み込んでしまった！
そんな場合、体調の変化を注意深く観察してください。
食べた直後、痛みや違和感がない場合、通常は問題ありません。
ただし、以下のような症状が出た場合は医師に相談するようにしてくださいね。
- 喉や胃に痛みを感じる
- 吐き気や嘔吐がある
- 激しい腹痛がある
食べてしまっていつもと体調が違う、おかしいと感じたら、かかりつけのお医者さんに事情を話して診てもらうようにしましょう。
迷う時は一度相談するのもありですね。
救急安心センター（＃7119）に相談すると、どうしたらいいのかアドバイスを受けることが出来ます。
また小児（０~１５歳）の場合は「子ども医療電話相談」♯8000に相談することもできます。
緊急性があるのか、医者にかかるべきか迷ったらこちらに相談するのも一つの方法です。
特に小さな子どもや高齢者が誤飲した場合、安全のため病院に連絡してアドバイスを受ける方が安心です。
剥がれたコーティングは体に悪いかも
剥がれたプライパンのコーティングを食べてしまった。
心配なのは体に悪いのかどうかも気になりますよね。
多くのフライパンには「テフロン」や「フッ素樹脂」と呼ばれるコーティングが施されています。
このコーティングが体に与える影響について解説します。
安全性について
テフロンコーティングは、通常の使用方法において安全性が確認されている素材です。
テフロンは化学的に安定しており、人体に吸収されにくい特性を持っています。
そのため、もしコーティングの一部が剥がれて誤って飲み込んでしまった場合でも、消化器官を通過して体外に排出されることがほとんどです。
通常の調理温度では分解する心配もなく、安全に使用できます。
しかし、テフロンは260℃を超える高温にさらされると分解が始まり、有害なガスを発生する可能性があります。
このため、強火での調理や空焚きを避けることが重要です。
一般的な調理環境でこのような高温に達することはほとんどないため、適切な使用を心がければ問題ありません。
体への影響
テフロンコーティングが剥がれ、その破片を誤って食べてしまった場合、体内での吸収はほとんどないとされています。
テフロンは消化されることなくそのまま体外に排出されるため、健康に重大な影響を及ぼすリスクは低いと考えられているのが実情です。
ただし、破片の形状によっては喉や消化器官に違和感を生じる場合もあるので注意しましょう。
鋭利な形状の破片が内部を傷つける可能性は低いものの、痛みや違和感がある場合には病院へ行き、医師に相談することをお勧めします。
また、テフロンの安全性については長年の研究に基づき、非毒性であることが証明されています。
そのため、少量の破片を誤飲しても人体に有害な影響を及ぼすことはほとんどないでしょう。
ただし、剥がれたコーティングが焦げや汚れで汚染されている場合には、その影響が異なることも考えられます。
したがって、体調に変化がないか注意深く確認し、万が一異常を感じた場合は速やかに医師の診察を受けるようにしましょう。
剥がれを防ぐためのフライパンのお手入れ方法
剥がれたフライパンは誤飲のリスクがあるだけでなく、調理の効率も悪くなるので、剥がれていることに気づいたら、速やかに新しいフライパンへ変えるようにしましょう。
ここからはできるだけ長く安全に使うためのお手入れ方法を以下にまとめたので参考にしてください。
長く使うためのポイント
- 金属製の調理器具を使わない
- 強火での調理を避ける
- 食器洗い機の使用を控える
- 使用後は水に浸け置きしない
まず、テフロンは傷がつきやすい素材です。
フライ返しなどは金属のものを使うと、あっという間にきずがついてはがれやすくなってしまいます。
必ずシリコンや木製の調理器具を使いましょう。
また、テフロンは高温に弱いため、中火以下で調理すると剥がれにくくなります。
チャーハンなど強火で調理するものは避けるようにしてください。
さらに洗剤もコーティングを傷つける可能性があります。
必ず柔らかいスポンジで手洗いするようにしましょう。
最後に、長時間水に浸けておくとコーティングが劣化する原因になります。
汚れはすぐに洗い流すように心がけましょう。
フライパンの買い替え時期の目安
剥がれが進行したフライパンは、健康リスクだけでなく調理の効率も悪化します。
次の状態になった場合、買い替えを検討しておきましょう。
- コーティングが剥がれて食材がくっつきやすくなったとき
- 表面が凸凹してきたとき
- 使用して１年以上経過した場合
まずは焼いたり炒めたりする時、食材がくっつきやすくなったと感じたら交換を検討しましょう。
表面が凹凸している場合はなおさらです。
そのまま使っていると剥がれてしまうことがあるからです。
また、あまり使用していなくても１年を経過したら表面をチェックして交換を検討してください。
新しいフライパンを選ぶ際のポイント
新しいフライパンを選ぶ際には、次のポイントを重視して選ぶことをおすすめします。
- 耐久性を重視する
- 保証付きの商品を選ぶ
セラミックやステンレス製など、コーティング以外の素材も検討してみましょう。
耐久性があるフライパンにすると、長く使うことが出来ます。
さらに品質保証がある製品はより安心して使うことが出来ます。
フライパンは毎日使うものなので、少し高価でも元が取れます。
安心して使えるものにしておきましょうね。
まとめ
フライパンの剥がれを食べてしまった場合、多くの場合は心配ありませんが、体調に変化があれば医師に相談しましょう。
また、剥がれを防ぐために適切なお手入れを心がけ、定期的な買い替えを検討することが大切です。
フライパンは毎日の料理に欠かせない道具です。
正しく使い、健康とおいしい食事を守りましょう！
