子どもが大きくなってくると、友達同士で貸し借りをするようになってきます。
そうなると、失くしてしまった、壊してしまったなどのトラブルになることがありますよね・・・。
では今回は、子どもが友達の物を失くしてしまったときの謝り方、弁償や今後の付き合い方についても詳しくご紹介していきます!
子どもが友達の物を失くした!相手への誤り方
子どもが友達の物を失くしてしまったときの謝り方、とても難しいですよね。
しかも子どもはそういったことを親になかなか話しませんよね。
そういった時、まずは子どもに、勇気を出して話してくれたことを「ありがとう」と伝えるようにしましょう。
そしてそのうえで一緒に探し、なければ次にどうするかを子どもと一緒に考えて行動しましょう。
直接相手にお詫びをする
まず親がしっかりと謝罪をすることが大切です。
間に学校の先生が入ってくれる場合もありますが、その場合でも、「直接お相手の親御さんに謝罪したい」ということをしっかりと伝えましょう。
いくら子供同士のやりとりとはいえ、まだまだ親がしっかりと対応しなければなりません。
相手の連絡先を聴き、まずは電話で謝罪した上で、直接自宅に行ってお詫びをする意思を伝えましょう。
菓子折り等を持参する
もし直接謝罪することになったら、手ぶらではなく何か菓子折りを持っていくといいですね。
菓子折りでなくても、図書券などでも誠意を伝えられるでしょう。
気持ち程度のものでいいですし、断られるかもしれませんが、手ぶらでいくとそれだけで誠意が伝わらないこともあります。
大体500円~1000円程度のもので、日持ちするものであればいいですね。
しっかりと包装してもらい、持参するようにしましょう。
親子一緒に謝罪する
失くしてしまったのは自分の子どもですので、しっかりと子どもからも謝らせるようにしましょう。
できれば親子で出向き、菓子折り等を持って謝罪をするのがいいですね。
きちんと子どもからも謝らせ、反省していることをしっかりと伝えましょう。
特に何日も経ってからではなく、探しても見つからない・・・と判明したら、すぐに謝罪の意思を見せることも大切です!
また、自分の子どもにも「人のものを失くした場合は相手に謝らないといけない」ということをしっかりと伝えるためにも、子どもは必ず同行させるようにしましょう。
そうすることによって「自分がしたことは自分で責任を果たさないといけない」ということが理解できるようになります。
ずっと親が代わりに謝ると、「自分が何をしても謝ってくれるから大丈夫」と、事の次第を理解しないまま成長してしまいかねません。
自分がいかにやってはいけないことをしてしまったことをしっかりと理解してもらうために同行させるようにしましょう。
相手に弁償は必要?
失くしてしまったものにもよりますが、弁償の必要があるか気になりますよね・・・
ただ、これは相手次第のところもありますので、必ず相手と話をするようにしてください。
勝手に行動すると「そんなことしなくてもよかったのに」と相手が逆に気を遣うことにもなります。
まず弁償の意思があることを伝える
弁償してもらうかどうかは相手が決めることですので、とりあえず謝罪をしたときに弁償をすると伝えておきましょう。
もしかしたらもう新しいものを購入してしまっているかもしれませんので、相手には謝罪とともに、弁償することを伝えましょう。
失くしたものが高額になってしまうと、やはり弁償をしないといけないことも多くあります。
ゲームソフトなどはやはり高額なので弁償しないといけないこともあります。
ただ、「もう買い替えようと思っていたからいいよ」と言われることもありますので、まずは聞いてみましょう。
弁償を断られた場合
もう新しいものがあって断られる場合も多いです。
そのときは、菓子折りか図書券などを贈るようにしましょう。
弁償もせず何もお詫びとしてお渡ししないのはNGです。
なくしてしまったものが何かによって金額が変わりますが、1000円~2000円ほどの菓子折りか図書カードですと受け取りやすいですね。
ただ、あまり高額の物を買ってしまうと相手も遠慮してしまいます。
迷惑にならない金額のものを、持っていくようにしましょう。
弁償は親同士が決める
弁償するかどうかについて、また金額についても、学校で子供同士に話させるのではなく、お金が絡むことですので親同士で話し合うようにしましょう。
失くしてしまったものがこれだった、と勝手に購入して、学校に子供に持たせる、というのはNGです。
やはり相手のモノを失くしてしまったのですから、誠意ある対応をするようにしましょう。
子ども同士の話し合いだけで終わらせないことが大切です。
必ず親同士でやりとりし、弁償するかどうかを決めるようにしましょうね!
今後の相手との付き合い方について
子どもがトラブルを起こしてしまった後、今後相手との付き合い方、すごく難しいですよね・・・
これからどんな風にお付き合いしていけばいいのでしょうか。
今まで通りの関係をつづける
もともと仲がよければそのまま仲良くしてもいいと思います。
ただし相手の態度が変わるかもしれませんので、そこは敏感にチェックしましょう。
ただ、こちらから距離を取るのもやはり相手も気にしてしまいます。
こちらからそっけなくするのではなく、しっかりと謝罪をした後は今まで通りの関係を続けてもいいのではないでしょうか。
挨拶程度にする
そこまで今まで親同士の付き合いがなければ、あえて付き合いを深める必要はありません。
会ったら挨拶をしたり、「先日は申し訳ございませんでした」と謝罪をする程度でいいでしょう。
モノを失くしたからといって、いきなり親密になる必要もありません。
また、挨拶程度の距離感で付き合いたいときは、必要以上にこちらから話しかけることなく会ったら挨拶をする程度で「これから出かけるんだ」とその場を自然と去るようにしましょう。
子ども同士の関係性で距離を決める
子ども同士がこれからも仲良くしていくのであれば、親同士も相手のことを知っておきたいですよね。
そして、親同士が仲たがいをしてしまうと、子どもの関係性にも影響があります。
「あの子とは一緒に遊んではいけません!」と親が言うと、子どもも付き合いにくくなってしまう。
だからこそ、謝罪や弁償を軽くしてはいけないんですね。
無理に関係を深める必要はありませんが、子ども同士の関係性については子どもにきちんと確認し、子ども同士が仲が良ければこれまで通りの関係を築いていくことをお勧めします。
物を失くした子どもへの指導方法も
今回友達の物を失くしてしまった我が子。
今回は謝罪とお詫びの品で終わったものの、今度同じ失敗はしてほしくありませんよね。
一度失くしてしまったのにまた・・・ということがないよう、子どもにもしっかりと指導をしておきましょう。
貸し借りの危険性を伝える
貸し借りはトラブルの元、と大人でも言われていますよね。
貸し借りをすることはトラブルを生む危険性がとても高いです。
自分が失くしてしまったとき、またお友達が自分のものを失くしてしまったときのことを親子でしっかりと確認しておきましょう。
できるだけ貸し借りはしないように伝えてもいいと思います。
また、貸し借りをしない方がいいもの(ゲームソフト・電子辞書など高額なもの)は、失くしてしまったり壊した時の弁償が大変なので、借りないように伝えておきましょう。
お友達から借りたものがあれば、報告してもらう
お友達から借りたものは、親も知っておくと安心です。
何をどういう目的でいつ借りたか、親子で共有しておくといいですね。
子どもには必ず借りたものが小さなものであっても報告するように伝えておきましょう。
把握しておくことで、普段持ってないものを持っていた場合でも、焦らず親も対応ができるようになります。
借りた物を大切に扱う
物を大切にするのはもちろんですが、友達から借りたものは特に、大切に扱い管理するようにしましょう。
物を大切にすることは子育ての中でも教えていきたいところです。
貸し借りが始まったら、より物を大切にすることを伝えていきましょう。
借りたものがある場合は、借りたものを入れておく場所があるとさらになくさないので便利です。
物を借りたら丁寧に扱う姿勢を家庭ぐるみで見せていきましょう。
まとめ
友達同士の貸し借りは、小学生の頃から増えてきます。
消しゴム、鉛筆、コミックスなどが多いですね。
お友達の物を使えて楽しい思いをする反面、トラブルも増えます。
まだまだ親が対応しなければなりませんので、貸し借りがあったら必ず親が把握しておきましょう。
そして探してもどうしても見つからない場合は、親子でしっかりと謝罪をするようにしましょうね。
親の対応も重要ですので、慌てずに速やかに対応するようにしてくださいね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!