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いじめられたと嘘をつく子どもが持つ理由は何?関わり方も紹介!

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ある日、もしもあなたのお子さんが

「私、今日クラスでいじめられた。」「僕、A君にいじめられたんだ。」

と言ってきたらどうしますか?

恐らく「誰に?どうして?」となるでしょうし、中には先生に連絡する方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、この「いじめられた。」が嘘だったら、この時どうするといいでしょうか?

問い詰めたくなるかもしれませんが、子どもがこうした嘘をつくというのは理由があります。

また、嘘をついた後にお子さんとの関わり方を気を付けないと親子関係が悪くなったり、お子さんが悲しい思いをする場合があります。

今日はこれらについて一緒に考えていきましょう。

いじめられたと嘘をつく子どもが持つ理由は何?

子どもはどうしても嘘をつく生き物です。

子どもが「いじめられた」と嘘をついた時、大切なのは噓をついたことよりも

「子どもが嘘を言ってしまうほど追い詰められている状況をどう解決するか?」

ではないでしょうか。

真実でも嘘でも、何かしらの子どもからのサインであることは間違いないですよね。

どうしていいか書いていきますね!

まず何があったのかをじっくり聞く

子どもが「いじめられた。」と言ってきたら、まずその言葉を鵜呑みにしないで、「どうしたの?何があったの?。」とその時の状況をじっくり聞いてください。

じっくり聞くことで本当にいじめられたか状況を細かく話せます。

しかし嘘であればどこかで「あれ?」と感じる点が出てきますし、お子さんの話が二転三転するので嘘と分借りやすくなります。

つまり「いじめられた」という言葉を鵜呑みにして次の行動を起こすのではなく、状況を確認して本当であれば学校やいじめた子の保護者へ連絡や相談をするとした方が

「お宅の子どもが嘘をついて、うちの子が悪者にされた!」という新たなトラブルを防ぐことができます。

ただ、親に注目してほしいだけ、という子どもの願いも隠されているかもしれません。

真実かどうかを確認する前に、まずはじっくりお子さんの話を聴いてみましょう。

担任の先生に相談する

子どもがいじめられたと嘘をついた時。

お子さんを良く見ていたり話を聴いてみると、嘘をつく以外にも

  • いつもよりイライラしている、気が荒い
  • 物を壊すようになる

な態度を取っているかもしれません。

ご自宅での様子なら保護者の方が分かりますが、学校での様子というのはなかなか見えづらいもの。

担任の先生に

「実は子どもがいじめられたと言ってきたのですが、学校での様子はどうですか?」

と尋ねてみてください。

一見これは子どもが嘘をついているかどうかのチェックにも思えますが、こう聞くことで担任の先生は本当にいじめがあった場合は注意してもらうようお願いすることもできます。

そして、いじめがなかった場合に嘘を言った子どもは何か心に抱えているのに気づき、そちらの為のフォローを考えてくれます。

家庭では見えない事もありますので、一度先生に相談してみましょう。

同じクラスの子に話を聞いてみる

お子さんから「いじめられた」と言われた時、焦りや驚きがあると思いますが、ここは冷静に同じクラスの子に話を聞いてみましょう。

この時、

「〇〇ちゃん。うちの子がいじめられてるの見たことある?。」

「○○君。うちの子をいじめられたんだけど、誰か知ってる?。」

と、「いじめがあったと断定」の上で聞くようなことはしないでください。

こんな聞き方をしてしまうと聞かれた子としては、いじめられていたかそうでないかではなく、「いじめそうな子」がイメージして「あの子がいじめてた」となってしまうからです。

つまり嘘が一人歩きしてしまい、いじめそうな子は実際はいじめていないのに

「いじめられたという嘘からのとばっちり」を受けることになります。

また、高学年になると、「いじめ」について親が直接友達に詮索するのを嫌がる事もあります。

もしも尋ねるなら

「最近、うちの○○が誰かとケンカしたとかないかな?。」

「クラスでうちの子が誰かに何かしていたり、されたりって見たことある?。」

と、お子さんのクラスの様子を聞くような聞き方をしましょう。

「いじめられた」というお子さんの嘘を信じてしまうと、子どもはそこから犯人探しをしていくかもしれないので「あらぬ疑いをかけられる」子どもがでてくることも考えられます。

そうならない為に、子どもに尋ねる時はいじめを連想させないように、あくまでもお子さんのクラスの様子を尋ねるという感じにして、情報収集を行ってください。

そして集まった情報を整理して、嘘かどうかを判断していきましょう。

お子さんが困っていないかを確認する

子どもが嘘をつく時の状況として

  • 悩みを抱えている
  • 困っている

ということがあります。

しかし、それを上手く口に出せない。または口に出したことで怒られたり、ちゃんと聞いてくれないんじゃないかという不安を抱えるのが子ども。

つい「いじめられた」と嘘をついてしまうというのは少なくありません。

この点をふまえて「いじめられた」を子供からの悩んでいる・困っているサインと考えると、悩みや不安にいち早く気づけますから早期解決に繋げられます。

嘘をつくのは悪いことといえます。

しかし、お子さんがそれをサインとして使ったのであれば、嘘をついたことを責めるのはひとまずおいて、悩みや不安を解消するのが先決です。

そして解消出来た後で

  • 嘘をついてはいけないこと
  • 次回は嘘をつくのではなく別のサインをして欲しい

という話をしていけば、子どもが再度いじめられたと嘘をつくことは減っていくのではないでしょうか。

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子どもがいじめられたと嘘をつく理由は?

嘘をつくこと自体は悪いことかもしれませんが、子どもが悪いことと分かっていてもしてしまうということは、何か理由があると考えられます。

嘘をつく=子どもからのSOSサイン

と感じられるのではないでしょうか。

では、そんなSOSサインを出す理由として次の3つが考えられます。

①いじめた相手の子が苦手

子どもがいじめられたと嘘をつく理由で考えられるのが、

いじめた相手の子が苦手または嫌い

というのがあります。

このパターンは、苦手や嫌いな子に何か言われたり、何かされた時に「止めて」と言えない子に多くみられます。

「自分から面と向かって言えないけど、あの子から守って欲しい。遠ざけて欲しい」

そんな時に「いじめられた」と嘘を言ってしまう事もあります。

もしこのパターンの場合なら、

「最近、お友達とは楽しく過ごせてる?」とお子さんに尋ねて、理由を探していきましょう。

②学校に行きたくない

「いじめられた」と嘘をつく理由の2つ目は、

何らかの理由があって、学校へ行きたくない

と言う事があります。

この場合はその理由がお友達に対してなのか、先生に対してなのかは定かではありませんが、

「現在進行形として子どもが学校へ行きたくない理由が存在している」

といえます。

子どもは学校へ行きたくないけど、それを言うと「行きなさい!」と言われるのを十分分かっています。

そのため、学校へ行かなくても大丈夫そうな理由して「いじめられた」と嘘をついてしまうのです。

いじめではない場合は、他に「学校に行きたくない理由」がありますので、少しずつその理由を探してみましょう。

「嫌いな子がいるから嘘をつく」というような、理由がはっきりしていないので少し時間がかかるかもしれません。

しかしどこかに必ず理由があります。

お子さんに

「学校で何か嫌だなって感じたことない?」

「先生やお友達の態度で悲しくなったことある?」

と根気よく尋ねてください。

最初はなかなか言い出さないかもしれませんが、何かの拍子に

「こんな事があって嫌だった。悲しかった」

と思いを話してくれるようになりますよ。

③ママ、パパにかまって欲しい

これは子どもの姉、兄、妹、弟という上下に関係なく、また一人っ子であっても、子どもであれば

ママ、パパにかまって欲しい

という思いが見える場合があります。

これは決してママ、パパがかまっていないからというものではありません。

しかし、こうお話しすると「ちゃんとかまってるのになんで?」と思うかもしれませんね。

例としてですが、お子さんが学校で絵を描いて賞をもらってきました。

お子さんは「見て!私、絵で賞をもらったの!。」と喜んで知らせるでしょう。

この時にママやパパが

「ふ~ん。すごいね。」

と素っ気なかったり、褒めているようで褒めていないようなものだったら、これは子どもからみて「かまってくれている」となるでしょうか?

こうしたことが多くあると、子どもは「かまって欲しい」という思いを強くして、「いじめられた」と嘘をついてかまってもらおうとします。

忙しい時にお子さんから

「見て見て!」

「ねぇ、聞いて!」

とされると、つい素っ気なくなったり、「はいはい。」となりがちですが、お子さんの「かまってもらった」、「褒めてくれた」という感じさせるためには、ほんの数分でかまいませんので

「しっかり子どもの目を見て、話を耳で聴いて、答える」

というのはとても大切です。

このほんの数分がお子さんの自己肯定感を育ませ、嘘をつかせないようにする為に必要なのです。

ぜひ少しの時間でいいので、お子さんの目を見てお話してくださいね!

ちなみにこういった内容って周りの知り合いに相談しづらいもの。

そしてそういった経験を持っている人や子どもに関わっている人であった方が、安心してアドバイスをもらえることもあります。

そんな経験者・専門家がいる所で相談してみることをおすすめします。

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こどもが嘘をついた後に気を付ける関わり方

子どもがいじめられたと嘘をついた時、「嘘をついたらダメでしょ!」と叱りますよね。

あなたはその後どうしていますか?

叱って終わりという形が多いかもしれませんが、更なる嘘をつくまたは別の問題行動を起こすことに繋がる可能性があります。

子どもがこうした嘘をついた後に関わり方をどう気をつけていけばいいのかを書いていきますね。

嘘をついたことをずっと問い詰めない

嘘をついたことは悪いことです。

そのため「嘘をついてはいけない」と叱ることは間違っていません。

しかし、

「なぜ、嘘をついたの?」

「本当は他に理由があるんじゃないの?」

「ママやパパを困らせたいの?」

というように、ずっと問い詰めてはいけません。

ずっと問い詰めてしまうと、お子さんは更なる嘘を重ねてしまい、その嘘に苦しめられることになります。

つまり、嘘を問い詰めることでお子さんは自分で自分の首を絞める方向に進んでいってしまうのです。

だから「嘘をついてはいけない」と叱るならその時一回だけ。

それ以上、問い詰めるようなことはしないようにしましょう。

親の気持ちは十分伝わっていきますよ。

嘘をつかなくてもいい方法を一緒に考える

嘘をつくのは、

  • 誰かに何かを言いたいけど言い出せない
  • 自分が困っている、悲しいといった状況を隠したい

時というのが考えられます。

つまり、言い出せない、困っている、悲しいといった状況を嘘をつかなくても言える方法があれば、子どもは嘘をつきません。

これは我が家の場合ですが、我が家でも子ども達が「いじめられた」近い嘘をついたことがありました。

私はこの時に

「嘘をつくのはダメだよ。その嘘が一人歩きしたら違う嘘ができるから。

もし言い出しにくい、話しづらいことがあったら、ママにメモか手紙で知らせてくれる?

ちゃんと話を聴くから」

と子どもに伝えました。

こう伝えた後、子供達はメモや手紙に

「今、こんな事に困ってるの」

「今日、悲しかった事があったの」

と知らせてくれるようになり、「いじめられた」というような嘘をつかなくなりました。

嘘をつかなくても、自分の思いや考えを伝えられる方法」

を子どもに提示してはどうでしょうか?

子どもにとっては嘘をつかずに自分の考えや気持ちを伝えられる。

親は嘘を叱ることがなくなるので、嘘をついた後の良い関わり方として一役買ってくれるでしょう。

嘘をついた事を蒸し返さない

子どもが嘘をついた後、同じような事が起きた時に

「また嘘ついてるんじゃないの?」

「あの時、嘘ついたじゃない」

と蒸し返さないようにしましょう。

蒸し返してしまうと、子どもは

「もう何を言っても信じてもらえないんだ。じゃあ、もう何も言わない」

と感じてしまいます。

そうなってしまうと、実際にいじめられていた時に気づくのが遅くなることもあります。

さらに、子どもの苦しみや傷が増え悲しく最悪な結果を招く可能性はないとは言い切れません。

嘘をついた後、信じられない気持ちは分かります。

しかし、それをいつまでも引きずったり蒸し返すのは子どもにとっても、親にとっても良い事ではありません。

ドラマや物語に一話完結ってありますよね?

子どもの嘘も同じように「これで終わり」としてしまう方が、トラウマやストレスになることは軽減されると思います。

だから、お子さんがいじめられたと嘘をついた時は

「この嘘はこれで終わり!」

として、蒸し返さないようにしましょう。

おわりに

お子さんが「いじめられた」と嘘をついた時、つい嘘をついた事を叱ってしまいますし、そうするのは正しいでしょう。

しかし、お子さんがどうしてそんな嘘をついたか?

そして嘘をついた事への対処法やその後どう関わっていくかによっては、お子さんが再び嘘をつくことが予想されます。

噓をつく事はいけないこと。しかし、

「嘘をつかなければならなかったお子さんの気持ち」

を考えるのは忘れてはいけません。

嘘をつかなくても伝える方法があることを、お子さんと一緒に考えるのは次の嘘を防ぐ為に大切なことだと思っています。

家族全員笑顔で過ごせるよう、この記事がお役に立てば幸いです。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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ゆかり
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