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光るおもちゃ(ケミカルライト)を子どもが舐めたら危険?対処法を紹介!

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夏のお祭りやイベントで、子ども向けによく光るブレスレットなどの、「ケミカルライト」といったものが売られていますよね。

キラキラと光って子供に大人気なおもちゃで、私も子どもの頃よくつけたいとねだっては、夜布団の中に潜り込んでキラキラ光るのを見ていました。

ですが、この光るおもちゃですが、実は破損すると中から有害な液体が飛び出し、子どもがケガをしてしまったという事故が起こっているのです。

今日は子どもが光るおもちゃをなめてしまった時や目に入った時の対処法、そして注意点に関しても書いていこうと思います。

 

光るおもちゃ(ケミカルライト)を子どもが舐めたら危険?

光るおもちゃはキラキラしていて見ていてかわいいし楽しいですよね。

ただ、小さいお子さんですとケミカルライト自体を口に入れてしまったり、噛んだりしてしまうこともあります。

その場合、中の液体が飛び出して口に入ってしまったり、うっかり舐めてしまうこともあるでしょう。

舐めるものではない

ケミカルライトには液体が入っており、それが反応を起こして光るようになっています。

溶液はフタル酸エステルが含まれているため、もし中の液体が漏れてしまった場合、その刺激で体に異常を来す場合があります。

例えば目に入った場合はかゆみが出て涙が止まらなくなり、角膜炎を引き起こしたりもします。

さらに鼻や口から吸いこむと、のどや気道が痛くなり、呼吸困難に陥る場合もあります。

皮膚に触れると、アレルギー性皮膚炎を発症するケースも過去あったそうです。

取り扱いには大人が責任を持って

光るおもちゃは子どもが大好きでよく買っているところを見たことがありますが、赤ちゃんや小さな子どもに対しては、取り扱いに大人が必ず責任を持つようにしましょう。

噛んだり舐めたりして万が一体内にはいったりすると、やはり危険であることは変わりありません。

屋台など、比較的小さな子どもが好んで遊ぶおもちゃですが、中の液体が飛び散ることがないよう、噛んだり折ったりしないよう気をつけるようにする必要があります。

小さなお子さんの場合は目を離さない、しっかり使い方を教えていくようにしましょう。

光るおもちゃ(ケミカルライト)を舐めた場合の対処法

ここからは子どもが光るおもちゃを舐めてしまった場合の対処法を紹介していきます。

①口の中をゆすぐ

ケミカルライトは舐めた場合その成分から痛みを感じることがあります。

まずはのどや口の中の刺激を緩和するために、うがいをさせましょう。

その時にうがいをした水を飲まないよう、しっかりとお子さんについてうがいをさせるようにしましょう。

もし痛みがある場合、1回では痛みが取れないのであれば繰り返しうがいをするようにして様子を見ましょう。

軽く舐めた程度であれば、うがいをして入り込んだ液体を外に出してしまいましょう。

初期対応をしっかりすることが大切です。

②水をたくさん飲む

毒性を少しでも薄めるため、うがいをした後は水をたくさん飲むようにしましょう。

うがいができないお子さんの場合でも水をたくさん飲ませましょう。

この時はキレイな水を飲ませるようにしてくださいね。

慌てるかとは思いますが、舐めた程度であれば健康上の被害はないそうです。

焦らずしっかりと対処していきましょう。

③医療機関を受診する

飲み込んでしまった量が数十ml以上と明らかに多い場合だったり、口や喉に違和感が残る場合、またお子さんの月齢が小さく、お子さん自身が違和感などを訴えることができない場合は必ず医療機関を受診しましょう。

誤飲した量が多い場合や違和感が続く場合は、胃の洗浄や吸着剤の投与が必要が場合があります。

舐めただけだし・・・と思わず様子を見て、お子さんが痛がっていたり、腫れていて判断に迷った場合は、念のため医療機関を受診することをおすすめします。

基本的には病院を診察して大丈夫か確認しましょう。

素人目には判断しにくいことが多いので、必ず病院の指示を仰ぐようにしてくださいね!

光るおもちゃ(ケミカルライト)が目に入った時の対処法は?

光るおもちゃで多い事故としては、遊んでいるときに壊れてしまい、中の液体が目に入った、手に液体が付いた状態で目をこすってしまった、ということがあります。

その場合もまず焦らずに対処していきましょう。

①目をこすらず流水で15分以上洗い流す

少量目に入った程度でしたら、流水で目を15分ほど洗いましょう。

洗う場合は目を絶対にこすらないようにしてください。

両手で水をすくい、お子さんの目に当ててぱちぱちと水の中で瞬きをしてもらいましょう。

コップなどを使う方法もあります。

また、スポイトなどで目薬のように水をたらし続け、まばたきをしながら洗うような感じでもできます。

シャワーを目に当てる方法もありますが、お子さんが驚いて嫌がるので、両手に水をすくって洗うのがやりやすいですね。

②眼科を受診する

ケミカルライトは目に入ったりすると痛みや炎症を起こすことがあります。

かゆみや痛みが消えなかったり、目が充血してしまった場合は眼科へ行きましょう。

この場合も必ず目をこすらないように気を付けてくださいね。

お子さんが話すことができない赤ちゃんの場合はすぐに受診するようにしてくださいね。

病院に行く目安は?

子どもが光るおもちゃをなめてしまった。

少量だし、もう時間も遅いし・・・と、病院連れて行ったほうがいいのか迷いますよね。

その目安はどう考えればよいでしょうか。

一つの目安として考えるサインを紹介します。

①子供が違和感を訴えるとき

最初に処置をしてから様子を見て、お子さんが「痛い」「なんか気持ち悪い」などといった違和感を訴える場合は病院へ行きましょう。

本人にしか分からないこともありますよね。

見た目に違和感がなくても、何か気になることを訴える場合は受診してください。

その方が安心です。

親の勘というのもこういった時は重要になりますので、「いつもと違うな」とお子さんの様子を見て感じたら、病院に電話して受診できるかどうかなど聞いてみるといいでしょう。

②明らかに大量に飲みこむ、目に入る、肌に付着した場合

親から見て明らかにしたの状況の場合は必ず病院に行って診察してもらいましょう。

  1. 大量に飲み込んでしまっている
  2. 目に入っている
  3. 肌に付着している

目や皮膚の場合、すぐに洗い流すことで被害を抑えることができますが、明らかに大量であった場合は診てもらったほうがいいでしょう。

特に皮膚はアレルギー症状を起こす場合があります。

よく洗った後に必ず事故を起こしたおもちゃを持参して診察にいきましょう。

③症状が現れたとき

すぐに処置したことでその場では特に問題がないと判断しても、次の日にやっぱり症状が・・・ということもありえます。

舐めた当初は何も変わったことがなくても、数日間は様子を見るようにし、万が一症状が出てきたら受診するようにしましょう。

もし判断に困るようであれば「中毒110」に相談するとどうすればいいか相談に乗ってくれますよ!

  • 大阪中毒110番 電話番号:072-727-2499 (365日 24時間対応)
  • つくば中毒110番 電話番号:029-852-9999(365日 9時~21時対応)

子どもが持つときの注意点も紹介!

子どもはケミカルライト大好きですよね。

ですがこのように中の液体が漏れると危険なことも多いですので、子どもが持つときの注意点をしっかりと認識しておきましょう。

①強く折り曲げすぎない

ケミカルライトは最初に折り曲げることで色が光ります。

ですので最初に折り曲げる際は親が代わりにやってあげるといいでしょう。

強く折り曲げすぎることで中身が出てきてしまうことが事故の原因となります。

子どもは力加減ができないので、親の管理で最初は折り曲げるようにしましょう。

光るようになってから子供に渡した方が安全です。

また、渡すときに親の真似をして曲げたがる子供がいますので、「真似しなくてもいいよ」ということを伝えるようにしましょう。

②一度曲げたらもう曲げないように伝える

だめと言われたら子供はやりたがるものですが、もう光っているのに何度も曲げたりして遊ぶのは危険です。

親のやることを見ているので、やりたがるかもしれませんが、その行為は危険だということをしっかり伝えましょう。

「この中身は体にはよくないものだから、ふざけて投げたり折り曲げないようにしてね」とハッキリ伝えましょう。

子どもはハッキリ伝えないとわからないものです。

必ず「ふざけるとどうなるのか」を伝えるようにしましょう。

③小さい子どもの近くには置かない

小さいお子さんがケミカルライトをそのまま誤飲してしまったという例もあります。

小さいお子さんの近くには絶対に置かないようにし、子どもの手が届かないところに保管しておくようにしましょう。

兄弟がいるお子さんは、上の子には使い終わったら親に渡してもらう、下の子が触らない場所にしまうように伝えておきましょう。

また、小さなお子さんが身に着けたりする場合は、遊び始めたら親が持ったりするなど、常に管理するように気を付けましょう。

実は日本中毒情報センターには、毎年7~8月の夏祭りが多い時期に、40~50件のケミカルライトでの事故が報告されています。

ケミカルライトの中の溶液の主な成分は、フタル酸エステルというものです。目に入るとかゆみが止まらず、角膜炎を引き起こすこともあります。

吸い込むと呼吸困難にもなるということで、消費者庁が注意を呼び掛けているほどなんです。

親がしっかりと管理することで防ぐことも出来ますので、「壊れたら大変なもの」として注意深く扱いましょう。

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まとめ

ケミカルライト、とても楽しいものですが実は危険なものだということが分かりました。

私も毎年買っていますが、より取り扱いには注意しようと思います。

また、遊んでいる子どもにもそれを伝えることが大切ですね。

ただ、一方でケミカルライトはとても便利な使い方もあるため、無下に避けるのもと思います。

使い方をしっかり守って、楽しく遊んだり活用してほしいものですね!

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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ゆかり
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