ライトノベル小説が大ヒットをし、2度アニメ化されている「キノの旅」
2017年にアニメ化された作品がもっとも新しい「キノの旅」のアニメ化なのですが、実はこちらのアニメの評価が「ひどい」「つまらない」という意見があるんです。
実際はどうなのでしょうか。
今日こちらの記事では
アニメ「キノの旅」2017年のものはひどい作品なのか
アニメ「キノの旅」2017年のものはつまらないのか
2017年の「キノの旅」がひどい、つまらないと言われる理由
「キノの旅」の旧作と新作の違い
について書いていきます。
お得な情報もありますので、ぜひ最後まで読み進めてください。
キノの旅(アニメ)はひどいしつまらない?
2017年に放送されたアニメ「キノの旅」
こちらは2003年のアニメ化とキャストを変えて再度アニメ化されたものになります。
私はこのオープニングが大好きでよく見ていました。
アニメーションも非常に美しく、主題歌も「キノの旅」の世界観をしっかりと言葉にした曲になっていました。
作品も12話と見ごたえがあり、さらにストーリーは1話完結だったので、途中から見ても楽しめるように構成されていました。
ひどいと言う意見がある
ただ、こちらの作品では、ネットなどで検索していると「ひどい」という意見もあるんです。
ただ、こちらに関しては「キノの旅」の作品そのものの批判ではないようですね。
キノの旅はアニメひどかった。まぁ他のアニメの原作を読んだことがほとんどないから、もっとひどいのが他にあるのかも知れないケド、もう少しキノの世界観出すべき。
— ヘアピン (@heapinX) August 5, 2011
作品の構成に関する意見もありました。
ただ「ひどい」という事に対しては、ネットなどでの評判が「ひどい」とあったけどそんなことないよ!という人の意見もありました。
キノの旅で検索したら アニメ ひどい が出てきて
やめろぉ!ひどいのは1部の長編を1話に納めたやつだけだァ!って感じある— お茶漬け (@fana_ten) October 9, 2019
どうやら一部の人が「ひどい」という事に関して、ファンや見た事のない視聴者が見た上での結果のようです。
つまらないことに関して
また、「キノの旅」の話の内容が「つまらない」という意見もありました。
キノの旅のアニメは悠木碧の演技とカラーフィルターの使い方の面白さしか見所がないな キャラデザもアニメーションも演出もつまらない
— 星(せい) (@saystar5) December 17, 2017
こちらもやはり、「キノの旅」を見て「つまらない」と言っている人に対して
と意見を述べている人のコメントが多いようです。
キノの旅をアニメだけ観てつまらないって言ってる人は、時雨沢恵一さんに謝って欲しい。
— こと (@NANANAKey) August 19, 2018
また、他のアニメ化作品に対し「キノの旅と比べてつまらない」と、他の作品に対する評価の比較対象として「キノの旅」を例に挙げていることもあるようです。
つまらない新作よりリメイクやリブートのほうがいいわ。最近のつまらないアニメよりブギーポップやキノの旅のリメイクのほうが数倍面白かったわ アニメ業界はどんどん名作をリメイクするべきだと思う
— アンノウン_m (@gurobalsetu_) January 6, 2020
実際に見た感想も紹介していきます。
実際に見た感想は
私は「キノの旅」は原作から入りました。
↓キノの旅ライトノベル↓
キノの旅XXIII the Beautiful World(23) (電撃文庫) [ 時雨沢 恵一 ]
2021年3月現在で23巻まで出ている、かなりの長編作品になるんですね。
アニメは2003年に一度されており、またゲーム化もされていました。
ちなみに私、ゲームもプレイしたのですが、これがなかなか面白かったです。
そんな原作と2003年のアニメを見て、さらにはゲームもプレイした私からの感想です。
見ていて不快になることもなければ、話の不自然さなども感じることもありませんでした。
また、キノ役の悠木碧さんの声も、キノにピッタリだったので、見ていてすごく心地よかったです。
確かに小説や2003年に放送されたアニメを見た人から見たら「少し物足りない」という感想を抱くかもしれません。
2017年度のアニメは、読者から人気が高かった話をアニメ化しているため、アニメ放送に一貫性はなく、それぞれの登場キャラクターの話なども織り交ぜながら作られています。
その部分がどうしても物足りなさを感じさせてしまうのかもしれません。
どこが酷いと言われるのか、2007年のキノの旅を見返して確認して見るのもありですね!
↓キノの旅が見られる動画配信サービスはこちら↓
アニメ「キノの旅」がひどい、つまらないと言われる理由
今回、キノの旅が「ひどい」「つまらない」と言われることについて、原作からのファンの私としては少々納得がいきません。
なぜ、そのように言われてしまうのか、理由を調べてみました。
旧作の良さと比較して
2017年にアニメ化された「キノの旅」は2作目となり、2003年にアニメ化されたものが初期のアニメになります。
やはり続編、というよりリメイク版が出てしまうと、旧作と比較され、色々と意見されることは当たり前です。
今回の「キノの旅」も、アニメ化にあたりかなり前作を意識したと思われます。
ストーリーもあまり重ねないよう、かなり気を配ったのではないでしょうか。
ただ、意識しすぎたあまり、他の部分がどうしても旧作を超えることができない部分があり、それをファンに指摘されたことで今回のような「ひどい」「つまらない」という意見をもらったのではないでしょうか。
世界観が微妙
今回の「キノの旅」に関してですが、ストーリー展開やその世界観などにおいて、旧作を超えることは難しかったのかもしれません。
旧作ではアニメーションはもちろんですが、その世界観がしっかりと原作の「キノの旅」を描写していました。
リメイク版のキノは綺麗な映像でしたが、その雰囲気の良さが出しきれなかったのかもしれません。
アニメーションとしての話の構成、演出が薄く感じてしまいました。なんだか魅力がなかったです。
「キノ」や他に登場する「シズ」「師匠」「フォト」など、その登場人物にスポットを当て、キャラクターを前面に出した一方で、その世界観が100%描かれていなかったことに対する原作ファンからの意見なのかもしれませんね。
「コロシアム」の評価
また、今回なぜここまで評価がわかれたのか、と調べてみた所、2話目の「コロシアム」が、1話にぎゅっと凝縮されてしまい、内容がかなり端折られてしまった事への残念な気持ちがありました。
コロシアムが2話目で、しかも詰め込み省略しまくりの1話で終わるとか。
事情あるのでしょうが、微妙です。
あと戦闘場面の迫力なさすぎてビックリしました。
「キノの旅」で度々出てくるシズと初めて会い、戦った貴重なお話でもあり、またキノが久しぶりに怒っていたという内容の話。
旧作では2話にしたものを、1話完結にしていることもあり、この話を大切に思っているファンからは批判があったのでしょう。
こういったことがあって「世界観が微妙」という評価をされてしまったのかもしれません。
アニメ「キノの旅」の旧作と新作の違いについて
そこで気になるのは、2003年に放送された旧作と新作の違いについてですよね。
旧作の方がいい!という意見もありますが、一体どこが異なるのでしょうか。
声優が異なる
もともと旧作と新作では声優さんが異なります。
旧作では
キノ:前田愛
エルメス:相ヶ瀬龍史
さんのお二人で担当されていましたね。
不思議な雰囲気がたまらなく面白かったですね。
第2期では
キノ:悠木碧
エルメス: 斉藤壮馬
とベテラン声優さんに変わりました。
ただ、2017年のキノの旅の二人の声優が、原作と少し違うと言う意見もあるんです。
原作ではキノの声は「少年のような、そして少し高い声」と描写され
エルメスに関しては「さらに若い感じのする、男の子のような声だった。
とあったので、原作に近いのは旧作の二人という意見が多いようです。
ただ、2017年の声もだんだんと聴いてくるのですが、旧作のイメージがやはり強いとなかなか難しいかもしれません。
ストーリーが少し希薄な印象を持つ
今回の「キノの旅」では、やはり放送話数のこともあり、どうしてもその世界観をしっかりと出せないまま終わってしまった印象があります。
こちらに関してはファンからもこんな意見がありました。
尺が半分になってしまったのもあるでしょうが、あっさりし過ぎですね。
コロシアム編を見比べると、前作のような独特の張りつめた雰囲気がなくなっています。
もっと噛みしめて良い内容をさらっと終わらせてしまっている。
そんな印象を第2期からは受けると言う意見があります。
そういった意味では旧作の方が丁寧に1話1話作られる、ということ
話しを詰め込みすぎな印象も
旧作の「キノの旅」では、モトラドのエルメスに乗って旅するキノが、国を訪れその国の人や文化を学び、3日間でその国を出ていく、という話を丁寧に描いていました。
ストーリーも原作に忠実で、それでいて強いメッセージ性がある作品でした。
始終どことなく冷めているキノの視点から、人生や世の中においてのハッとする気付きをもらえるような。
新作はたくさんのストーリーをアニメ化したことで、見ごたえはあるものの、内容が少し詰め込みすぎな印象を受けました。
もっと丁寧にその世界を描けば、キノの旅をもっとよく味わえるのに・・・
と思えました。
つまり「もったいない」ということなんですね。
あまりにも色々と凝縮しすぎたおかげで、内容がギュウギュウになってしまい。キノの旅の良さである「読者がそれを読んで色々と考える」ことが少なくなってしまったからではないでしょうか。
現在小説だけでなくコミックにもなっていますので、色々な作品に触れてみるのもキノの旅の世界観を味わう意味では大切ですね!
おわりに
今日は「キノの旅」の評判について書いてみました。
ひどい、と言われていますが、私はあまりそうは思いませんでした。
ティーの話やシズの話、師匠と相棒の話はアニメ化されてよかったなあと思うくらいでした。
2017年版の「キノの旅」も、どんな風なのか気になる人はぜひ、動画配信サービスで「キノの旅」を全話見てみて下さいね!

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!