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カショオ(過食嘔吐)とは何でどんな状態?特徴や実態がわかる本も紹介!

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最近私の周りで良く聞くようになった「カショオ」という言葉。

カショオとは、「過食嘔吐」という行為の略称です。

カショオをする人は「やめたくてもやめられない」状態だったり「カショオがないと生きていけない」という人が多くいます。

ただ、摂食障害や拒食症などは知られていても、「カショオ」という言葉の意味はあまり知られていません。

また、カショオを行っている本人が周りに隠していることも多いため、実際はどんな症状なのかなど実態も知られていないのが現状です。

今回はカショオについてやその実態がわかるおすすめの本についても紹介しています。

ぜひ最後まで読んでみて下さいね!

 

 カショオ(過食嘔吐)について

カショオとは、過食嘔吐の事を指します。

ただ、あまり聞かない言葉でもあるため

一体どんな状態の事を言うの?

と首をかしげる人も多いのではないでしょうか。

カショオについてまずは基本的な事を解説していきます。

カショオ(過食嘔吐)とは

カショオとは、「過食嘔吐」を略した言葉。

TwitterなどのSNSでつぶやかれる時「過食嘔吐」と書くと堅苦しく、また印象も重く感じるため、「カショオ」という言葉で呼ばれています。

上のようなつぶやきにあるように「過食嘔吐」ではなく「カショオ」というのが良く見られます。

そもそも過食嘔吐とは何かと言うと、摂食障害の一つです。

一気にたくさん食べ、そしてそれを消化する前にすぐに全部嘔吐によって吐き出す事を繰り返してしまう事を「過食嘔吐」と言います。

つまり「一般的な量よりはるかに多い量を食べてからすぐに吐く」ということを「カショオ」といいます。

特に女性に特に多く、男性と女性の割合が1対10というほど、女性に特化した障害です。

ただ、過食嘔吐という言葉は正式な病名などではないので、あまり知られていないのが現状です。

カショオ(過食嘔吐)の原因

カショオの原因。

なぜ過食嘔吐という、心身共に負担がかかる状態になってしまうのでしょうか。

その原因は色々とあります。

  1. 自分の体形への不満
  2. 自分の容姿に対する周りからの中傷
  3. 満たされない自分へのストレス
  4. 会社や人間関係、家族関係など自分には耐えられないストレス

上記に書いた状況にさらされた時、その状態から逃れたいという思いや、自分の体形が嫌で仕方ないという現実から即効で変えるために、「過食嘔吐」という行動に走ります。

自分が耐えられないストレスを解消するために過食をするものの、過食をした罪悪感や過食をした事による体型変化を恐れ、嘔吐を繰り返します。

どうしても食べ過ぎてしまった時の不安や罪悪感がぬぐえず、また周りと同じ量を食べて幸せを感じることができなくなります。

そのストレスを解消しようと食べ続け、その食べた事をなかったことにする行為が「カショオ」ということになります。

人によってはカショオを辞めたいけれど、どうしてもやめられない、という場合もありますが、それはストレスに耐えられないといった、外部よりも自分の心の状態が引き起こす行為なのかもしれませんね。

カショオ(過食嘔吐)の特徴

カショオ(過食嘔吐)は、周りからはあまり気付かれません。

ただ、カショオにはいくつか特徴があります。

それを今からご紹介します。

一気に食べる

過食嘔吐(カショオ)になると、食べ物を食べる時、一気に食べてしまいます。

だらだらゆっくり味わって食べるというよりは、一気に食べるのが特徴です。

しかもよく噛んで食べる、というよりは、口に一気に詰め込むような感じです。

一気に食べるため、あらかじめ計画をして食品を買い込んでいく人が多いですね。

大量に食べる

カショオの人は、一度に大量に食べるのも特徴です。

そのため、食費がかさんでしまい、カショオをしたくてもお金がなくなってしまう・・・という悪循環に陥ってしまいやすくなります。

他の人から見たら「どれだけ食べるの?」「そんなに食べられるの?」と驚いてしまう量を食べないと満足しないのがカショオの特徴です。

食べる時と食べた後の感情の差が激しい

カショオの人は大量に、そしてそれを一気に食べます。

そして、食べている最中だけは幸福感に包まれます。

ただ、食べた瞬間の幸せはそう長くは続きません。

食べた後には強烈な不安や罪悪感に襲われ、それが故にすべて吐いてしまい、罪悪感を消そうとします。

幸せな感情を得る事、また罪悪感を消すためにする行動が「カショオ(過食嘔吐)」を引き起こしてしまうんです。

吐きだこがある

カショオになると、食べたものを吐き出すために、自分の手を自分の口に入れて嘔吐を誘発することが多いです。

それを繰り返すと、手の甲の関節のあたりに、あざのようなものができる事があり、吐きだこと呼ばれています。

この吐きだこがあって周りにカショオしている事が知られてしまったりするため、最近ではチューブを入れたりと他の方法をしていることもありますが、まずは指を突っ込んで吐くことが多いので、どうしてもできやすくなります。

体型や外見に強いこだわりがある

カショオをする人は、自分の体形や外見、また周りから見られる事に非常に強いこだわりを持っています。

そのため、周りから「太ってない」と言われたとしても、自分の中にある「痩せて綺麗な人」という姿と自分を重ねることができず、カショオを繰り返してしまいます。

カショオを繰り返す人は、ちょっとでも自分の理想と違うだけでも罪悪感や焦りを感じ、その焦りがストレスとなってカショオを引き起こしてしまいます。

だから周りから「それ以上はやめた方がいい」と言われても、なかなか聞く耳を持てなくなってしまうんです。

顔がむくみがち

カショオの人は、顔、特にフェイスラインがむくみやすいという特徴があります。

なぜなら、過食嘔吐を繰り返していると、無理に唾液を分泌させることになり、負担がかかりすぎる唾液腺が腫れてしまい、フェイスラインに現れてくるんです。

その他にも胃もたれしたりとかなり体に負担はかかります。

嘔吐を繰り返すと、体内のカリウムが外に出てしまい、低カリウム血症を引き起こしやすくなります。

そうなると体内のナトリウム濃度が高くなりやすいので、むくみやすくなってしまうんです。

中毒性がある

カショオは過食と嘔吐を繰り返しますが、過食の時には幸せな感情を感じることができ、さらには嘔吐によって太ることなく過ごすことができます。

カショオをすると体重を減らすことができるので、太る事への恐怖感から逃れることができ、人からも「太っている」と言われることもなくなります。

「一気に大量に食べる」事で得られる快感や、吐くことによる不安を解消するという事が、カショオをする人の精神状態を落ち着かせてくれるので、次第にカショオをしないと気持ちが落ち着かないようになり、いつのまにか依存したり、中毒になってしまったりするのです。

様々な特徴があるカショオ(過食嘔吐)ですが、繰り返してしまうメカニズムは、その人の精神状態が鍵になっているんですね。

カショオをもっと知りたい人のためのおススメの本

カショオ(過食嘔吐)について、これまで解説してきました。

ただ、学んだとしても、実際にどうなのか、現実にはどんな風なのかがわかりませんよね。

カショオであることを隠している人は多く、現実にカショオの人と出会う事はまずありません。

もっとカショオについて具体的に知りたい!

そう思う人におすすめの本を紹介します。

あなたもしるべき「カショオの世界」

私がカショオについて知ることができたのは、「あなたもしるべき「カショオの世界」」という本です。

Amazonのkindle版で出版された本です。

(引用:Amazon公式サイト)

こちらの本を一冊読めば、カショオという世界がどんな世界なのか、実際にどんな状態なのかがわかるようになっています。

私もこちらでカショオについて初めて知り、学びました。

実際本を読んだ私が感想やどんなことが書かれているか、などを紹介していきます。

カショオの実態やリアルな声が書かれている

こちらの本では、カショオについての実態や、リアルな声が書かれています。

著者である「まろとうた」さんは、ふとしたきっかけからカショオについて調べ、実際にカショオをしている女性達にインタビューをしています。

そしてそのインタビュー内容をありのまま本で紹介しているんです。

この本には、普段知ることができないカショオをする女性たちの心の声や、実際どんな時にカショオをするのかなどといった、インターネットや他の本からは知ることができないカショオの人たちの本音を知ることができます。

この本を読むと

  • カショオについてどんな内容か具体的に知ることができる
  • カショオの実態を写真付きで学ぶことができる
  • カショオの人に対する印象や見方が変わる

といった事が得られます。

具体的にどうだったのかをこれから解説していきますね。

読みやすい内容

カショオ=過食嘔吐。

こういった難しいテーマを本に書いた時、よくあるのが文章や難しい説明だけが続いてしまうもの。

文章を読むのが苦手な人や、忙しい人にとっては、文章が多い本を見ると、最初の3ページくらいでギブアップしてしまいがちになり、なかなか読み進めることができない事ってありませんか?

私も文章だらけや、難しい内容だと読む前からお腹いっぱいになってしまい、先に読み進めるのがおっくうになって、どんなに良い内容でも「もういいや・・・」って思ってしまうんですよね。

あなたもしるべき「カショオの世界」」では、文章が難しくないので、さらっと読むことができます。

カショオについてや、カショオに関する専門用語などが、とてもわかりやすくかみ砕いて解説されているので、中学生位であれば1回読めば理解ができる内容です。

著者があえて難しい言葉を選ばず、インタビューの場面では話し言葉や自分の意見をそのまま書いているのもあり、不思議とすぐに読み進める事ができます。

カショオ、という難しく敬遠されがちなテーマを、文章が苦手な人達にもわかるよう、かなりかみ砕いて書いているのがわかる本ですね!

気負いせずに読むことができるカショオの本と言えば、こちらの本が一番適任ではないかと思います。

重いテーマを公平な視点で書いている

カショオは過食嘔吐という、周りにはなかなか理解されないもの。

その事で悩んでいる人も多くいます。

また、友人や家族に話せなかったり、白い目で見られている人もいる、デリケートな摂食障害の一つです。

ともすれば批判的になりがちなテーマですが、著者は公平な視点で書いていて、カショオについては「反対」も「賛成」もしていません。

ありのままの「カショオ」について、この本で伝えたいという思いが込められているので、こちらも読んでいて色々と考えさせられます。

公平な立場で書かれているので、読んでいて苦しくなることもありません。

ありのままの現実を脚色することなく書いているので、読み手も公平な視点で見ることができます。

自然と勉強できる

こちらの本は、カショオの治療法や原因追及、そしてカショオになった人達の心理状態を解説しているわけではありません。

あくまでもカショオの人たちが何を思い、どんなきっかけでカショオをしているのか。

また、カショオについて知ってほしい現実を書いています。

そのため、これまで自分が知らなかった世界を、わかりやすい文章で自然と学ぶことができるんですね。

著者の優しいメッセージも込められている

こちらの本は、ありのままにカショオについての事が書かれていますが、最後の「あとがき」には、たくさんのカショオの女性と直接会い、その思いや悩みを目の当たりにしてきた、著者からの優しいメッセージがつづられています。

あくまでも公平な視点で書いている本ですが、もしカショオの人がこの本を手に取ったら、すごく勇気づけられる本ではないかとも思える、そんな著者からのメッセージが表れています。

このメッセージは、カショオについて真正面から学び、そして話をした著者だからこそ言える事。

カショオを知らない人にも、カショオで苦しんだり悩んだりしている人にも、ぜひ読んで欲しい本だと思いました。

Amazonでは電子書籍として出版されています。

2023年7月現在、残念ですがこちらの本はAmazonでは公開されていません。

再販される可能性が未定なのですが、非常にわかり易い内容だったので、残念でなりません。

またなにか情報が分かり次第ご紹介させていただきます。

おわりに

今日は「カショオ(過食嘔吐)」についての話や、実際を知るためにお勧めの本について紹介していきました。

カショオは女性なら誰でもなりえる可能性がある摂食障害。

世の中ではほとんどが知られていない現状を知ることができると、自分がカショオの人に出会った時に、優しい視線で見ることができます。

さらに自分の身近な人がなった時にも、寄り添っていくことができるようになります。

まずは「知る事」から始めてください。

「あなたもしるべき「カショオの世界」」が再販されることを願ってやみません。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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ゆかり
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