電子レンジを使用していて、調理が終わっても音が鳴り続けることは意外とよくあります。
ただ、調理が終わってからも音が鳴っているのって、何か故障?と思えるほど不安ですよね。
このような場合、故障なのでしょうか?どのように対処すれば良いのでしょうか?
ここでは、その手順をわかりやすく解説します。
電子レンジからずっと音がするのは故障?
電子レンジを使用していて、「ずっと音がする」という状況が発生した場合、それが故障なのかどうかは気になるところです。
音の原因によっては故障と断定できるものもありますが、そうでない場合もあります。
ここでは、その違いと音が発生する理由について詳しく解説します。
3. 異常な音がする場合のチェックポイント
「ブオーン」といった異常な音が継続している場合、電子レンジの内部に何らかの異常が発生している可能性が高いです。
異音は、通常の動作音とは異なるもので、モーターや冷却ファン、さらにはマグネトロンといった主要部品の不具合が原因で発生することがあります。
この場合、音に加えて次のような症状も見られることがあるので、ここもチェックしておきましょう。
- 加熱がうまくいかない
- 異臭がする
- 表示パネルにエラーコードが出る
- 電子レンジが勝手に止まる、または止まらない
これらの症状が同時に現れた場合は、故障が進行している可能性が高いです。
特に、音が続くだけでなく加熱が不安定になっている場合や異臭がする場合は、安全のためにもすぐに使用を中止し、修理を依頼することを強くおすすめします。
冷却ファンが動作していることも
電子レンジの内部には、加熱中に発生する熱を外に逃がすための冷却ファンが設置されています。
特に、電子レンジを長時間使用した後や高出力で調理を行った場合、内部が過熱しないようにファンが動作し続けます。
この冷却ファンの音は、調理が終わってもしばらくの間続くことがありますが、これは故障ではなく正常な動作です。
冷却ファンが作動することで、内部の熱を効率的に排出するため、音が鳴ることは避けられません。
冷却ファンの音がしばらく続いた後に自然に止まる場合は、問題ありません。
ただし、音がいつまでも鳴り止まない場合や異常な音がする場合は、冷却ファンに異常が発生している可能性があります。
このような場合には、故障が疑われるため、点検を依頼する方が安心です。
モーターや電子部品の劣化による音
電子レンジの中には回転皿を動かすモーターや、電子機器を制御するための基板が組み込まれています。
これらの部品が劣化すると、音が鳴り続ける原因となることがあります。
特に、モーターが摩耗した場合や、電子基板に不具合が生じている場合には、音がいつまでも止まらず、電子レンジが正常に動作しなくなることがあります。
これらの部品が原因の場合は、故障のサインと考えてよいでしょう。
電子レンジからずっと音がなる時の対処法
電子レンジからずっと音がなっている時、まず出来ることをいくつか紹介します。
これで異音がなくなるよう、色々と出来ることを試してみましょう。
電源を完全にオフにする
まず最初に試してほしいのは、電子レンジの電源を完全に切ることです。
通常、電子レンジには「停止」ボタンがあり、これを押すことで動作を止めることができますが、音が鳴り続ける場合には内部の電子機器がリセットされていない可能性があります。
そのため、コンセントからプラグを抜いて、しばらく待ってみましょう。
このとき、少なくとも30秒から1分程度待つと良いでしょう。
この時間が必要なのは、内部のコンデンサに溜まっている電気が完全に放電されるのを待つためです。
再度プラグを差し込んだ後、音が止まっていればその後様子見しながら安全に使いましょう。
扉がきちんと閉まっているか確認する
電子レンジの扉が完全に閉まっていないと、音が止まらない原因になることがあります。
電子レンジは扉が閉まっていることをセンサーで感知し、その状態で初めて動作を開始するものだからです。
もし扉がしっかり閉まっていなければ、センサーが誤作動し、音が鳴り続ける可能性があります。
一度扉を完全に開け、異物が挟まっていないかを確認してから、しっかりと閉め直してください。
扉が正しく閉まっていると、音は自然に止まることがあります。
また、扉のロック機構が摩耗している場合には、音が鳴りやすくなるので、扉を閉める感覚が以前と違うと感じた場合は注意してください。
長時間使用した後は、しばらく冷却させる
電子レンジは、内部で非常に高温の熱が発生するため、冷却機能が搭載されています。
この冷却ファンは、内部が過熱するのを防ぐ役割を担っているため、特に長時間使用した場合に音が鳴り続ける原因になることがあります。
もし音が冷却ファンから発生していると感じた場合、しばらく電子レンジの使用を控えて、機械を冷ます時間を設けましょう。
電子レンジは熱がこもりやすいため、数分間放置することで温度が下がり、ファンの音も自然に収まることがあるのです。
冷却が不十分なまま使用を続けると、さらに大きなトラブルにつながることもあるので、定期的に休ませることが重要です。
電子レンジから音が鳴り続ける原因は?
それではここで、電子レンジから音がなり続ける原因について色々と紹介します。
原因を知ることで、対処法を見つけていきましょう。
冷却ファンの故障や汚れ
電子レンジ内部には、熱を外に逃がすための冷却ファンが組み込まれています。
このファンが正しく動作していないと、過剰に作動して音が鳴り続ける原因となることがあるのです。
特にファンに埃や汚れが溜まっている場合や、部品が劣化している場合は、正常な動作が妨げられ、異音や動作異常が発生しやすくなります。
冷却ファンの掃除を定期的に行うことで、この問題は防げます。
掃除はコンセントを抜いた状態で行い、電子レンジの外側の通気口に溜まった埃を取り除くことが大切です。
場合によっては、内部の冷却ファン自体が劣化して交換が必要になることもあるため、長期間使用している場合は専門家に相談することも検討しましょう。
回転皿やモーターの劣化
電子レンジの回転皿を動かすためには、内部にモーターが搭載されています。
このモーターが劣化すると、異常な音を発することがあります。
特に、モーターが摩耗している場合や潤滑油が不足している場合は、動作音が大きくなることがあり、鳴り続ける原因となります。
電子基板のトラブル
電子レンジは、内部に組み込まれた電子基板(プリント基板)によって制御されています。この基板が故障したり、不具合が発生すると、電子レンジが正常に停止せず、音が鳴り続けることがあります。
例えば、調理が終わっているのに音が止まらない場合や、表示画面が点滅するなどの異常が見られる場合は、基板のトラブルが疑われます。
基板の修理や交換は専門家の手に委ねる必要があります。
電子レンジの内部には高電圧がかかっているため、無理に自分で開けて確認するのは危険です。
メーカーや修理業者に連絡し、基板の故障を点検してもらいましょう。
長年の使用による部品の劣化
電子レンジの寿命は一般的に7年から10年と言われています。
それ以上使い続けると、内部の部品が徐々に劣化してきます。これにより、通常では発生しないような異常な音が出ることがあります。特に10年以上使用している電子レンジは、劣化による音のトラブルが発生しやすいです。
もし使用期間が長い場合は、修理ではなく新しい電子レンジに買い替えることも検討すべきです。
特に近年の電子レンジはエネルギー効率が高く、機能も多様化していますので、長年使っている製品よりも便利で経済的な選択肢になることが多いです。
修理が必要なのは
修理が必要なのは、
モーターの問題や電子基盤は必ず修理が必要です。
一般のユーザーが自力で修理するのは難しいため、音が頻繁に鳴るようであれば、修理業者に相談してモーターの点検や交換を依頼することをおすすめします。
ただ、電化製品なので使い方を間違えてしまうと思わぬ事故や怪我につながることもあります。
モーターが劣化している場合には、放置するとさらに音が大きくなる可能性があるため、早めに対応しましょう。
おわりに
今日は電子レンジからずっと音がする時はどうしたらいいのかについて紹介しました。
案外修理代がかかること、修理期間もかかるとなった場合は、修理よりも新しく購入した方が良いこともあります。
色々と検討した上で一番良い方法をとってくださいね!
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!