日頃子どもが当たり前のように使っている「鉛筆」
子どもが誤って落ちている鉛筆の芯を誤飲してしまったり、ついつい癖で鉛筆を噛んでいて芯が口に入ってしまい、どうしよう!と思ったことがある方もいるでしょう。
そこで子どもが鉛筆の芯を食べてしまったときの対処法、毒性や病院に行く目安について調べてみました!
子供が鉛筆の芯を食べるとどうなる?
それでは子供が鉛筆の芯を食べてしまったとき。
焦りますよね。
この鉛筆の芯が「食べてしまうと体によくない」と言われている事もあります。
そえば昔鉛筆の芯には毒があるから舐めたら死ぬよって聞いて受験期の頃自習室でよく鉛筆の芯舐めてたなぁ〜
— 月夢(たくみ) (@tkm_renachi) October 1, 2017
ここでは子どもが舐めてしまった時の対処法を紹介していきます。
①まずは落ち着いて
鉛筆の芯を食べたのを知ってびっくりすると思いますが、まずは焦らず深呼吸をして落ち着きましょう。
焦って対処するとうまくいかないことが多いです。
冷静になりましょう。
そして、これ以上鉛筆を食べてしまわないように、落ちている鉛筆の芯やかじっていた鉛筆を子どもの手の届かないところにあげておきましょう。
病院に行くことになった場合、必要になるのでわかりやすいところに置くようにしましょう。
②口の中を確認し、芯などが残っていたら、指で取り出す
子供が鉛筆の芯を食べたことに気づいたら、すぐに口の中を確認しましょう。
もし口に残っていたら、指で取り出してあげてください。
この時奥にあるのが見える!と決して無理してかきださないようにしてください。
とがった鉛筆の芯や木の部分を食べている場合、口の中を傷つけることがあります。
もし自分で吐き出せる子は、喉に残っていたら自分で吐き出すように伝えましょう。
難しい場合はうがいして出すなどして、少しでも楽に出せるようにしてください。
②背中を叩いて吐き出させる
まだ飲み込む途中で苦しそうにしている場合は、背中を叩いて吐き出させるようにしましょう。
腹部を圧迫することでも、詰まっている芯を吐き出すことができます。
背部圧迫法や腹部突き上げ法といった方法もありますので、もし気管に詰まってしまったといった一大事になった場合はこちらの方法で出せるようにしてください。
乳児の場合と幼児の場合と方法が違いますので、動画を参考にしてみてください。
<乳児>
<幼児>
ここで絶対に気を付けてほしいのは、乳児・妊婦には腹部突き上げ法は行えないということ。
必ず背部叩打法をしてくださいね。
③どのくらいの量を口に入れたか確認する
口に残っているものがなく、特に苦しそうにしていない場合は鉛筆を確認します。
もともとどのくらいの長さの芯があったかは分からないかもしれませんが、もし子供が分かる場合は、どのくらいの長さを食べてしまったのかを確認します。
鉛筆の長さから判断してもいいですね。
④その後の体調を確認する
もう飲み込んでしまった場合は、無理に吐き出す必要はありません。
水分を多めにとって様子を見ましょう。
こまめにその後の体調を確認し、少しでも異変があれば病院を受診するようにしましょう。
いつもと変わった様子がなくても心配であれば病院を受診する方が安心ですね。
鉛筆の芯に毒性はあるの?材料は何?
鉛筆の芯を食べてしまったら一大事、という印象があるのですが、鉛筆の芯には毒性があるのでしょうか。
毒性について
実はこうした文房具は、子供が使うことを前提に使われていますので強い毒性があるものは含まれていません。
鉛筆の芯は、黒鉛と粘土でできています。
毒というほどの危険なものではありません。
ですが大量に摂取をしたりするともしかしたら害が出るかもしれませんし、国産メーカーではない外国製の鉛筆であると材料の中に何かしら有害なものが含まれているかもしれないので注意が必要です。
ただ、少し体に入ってしまったからといって、大変な事態になることはありませんので神経質になる必要はありません。
食べ物ではないことを念頭に
鉛筆は食べることはないにしろ、舐めたりする人もいるので、それを前提で作っているのではないでしょうか。
そういった意味では少し安心ですが、だからと言って「食べていい」というわけではありません。
もし食べてしまった場合は様子を必ず見るようにしましょう。
少しの変化も見逃さないようにしておきましょう。
病院に行く目安は何かも紹介!
毒はないといえど、素人目に見て何か異常が起きるのも怖いですよね。
鉛筆を食べてこうした症状が出たら病院に行くようにしましょう。
①明らかに大量に食べてしまった
まだ赤ちゃんの場合、ポリポリと大量の鉛筆の芯を食べてしまう可能性があります。
大人が明らかに「大量」とわかる量を食べてしまうことがあります。
鉛筆半分~1本分くらいを食べてしまったことが分かれば、念のため病院を受診しましょう。
②喉に詰まって苦しそうにしている
鉛筆の芯が危険なのは、喉に詰まってしまったときです。
呼吸がおかしかったり明らかにつらそうにしているときは、すぐに病院に行くようにしてください。
救急法を試してもダメな場合は、まずは救急車を呼んで指示をあおぐようにしてください。
窒息は一刻を争います。
喉にひっかかってなかなか吐き出せない場合も、きちんと病院で取ってもらったほうがいいですね。
③腹痛や体調の異変を訴えた時
鉛筆の芯の誤飲が原因か分からなくても、腹痛や体調の異変が見られる場合は病院へ行きましょう。
その場合、もし食べてしまった鉛筆の芯が残っていたら必ず持参しましょう。
それを見てお医者さんは処置の判断をする一つの判断材料をします。
また診察の際には、鉛筆の芯を誤飲してしまったことをきちんと伝えるようにしてくださいね。
色鉛筆を食べてしまった時は大丈夫なの?
鉛筆は鉛筆でも、「色鉛筆」を食べてしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。
中毒の心配は
色鉛筆も、結論からいいますと、食べてしまっても中毒の心配はありません。
色鉛筆の原料は着色顔料や染料、タルクといった体質顔料、ロウ、カルボキシメチルセルロースといった糊剤が使われています。
JIS認証ではカドミウム、クロム、鉛などの有害物質は規制されていますので、経口毒性はほとんどないと言われています。
こちらも鉛筆の芯を食べた時と同じように様子を見たり口の中の食べた色鉛筆の芯などを取り除いていきましょう。
まとめ
子供が鉛筆の芯を食べてしまうと、親としてはすごく不安になりますよね!
しかし鉛筆の芯自体は、大量に食べなければ体に害はありません。しかしそれが原因で喉に詰まってしまったり、大量に食べてしまう、さらに体調に異変が出てしまったときは大変です。
すぐに病院に行くようにしましょう。
そしてお子さんには「鉛筆は食べるものではない」ということを日頃から伝えておき、鉛筆を食べるようなことがないようにチェックをしておきたいですね。
それでもなお口に入れてしまう場合は、鉛筆以外のおもちゃに興味を持ってもらうのも一つの方法です。
0歳~6歳向けのおもちゃを年齢に合わせて選んでくれるサービスなどを利用すると、鉛筆を食べるという行動よりも面白い!と興味を持ってくれるかもしれませんね。
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ただ、大人になった人の中には、「食べたことがある」という人もいますので、そういった方もしっかりと大人になっていますので、食べたから問題!というわけではなく、食べた量やのどにひっかかったなど、そういった部分をしっかりと見るようにしましょう。
現在はなめても安心なものが発売されていますので、こういったものを持たせるのも一つの方法です。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!